【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－４７ 田中河内介・その４６ （寺田屋事件ー３５）
【 生麦事件ー３ 】
生麦事件から五〇年後、鹿児島新聞の記者が同紙に連載中の 「 五十年前鹿児島湾の激戦 」 の取材のために、二人の外人を斬った久木村利休（ 当時七十歳 ） を国分村浜の市 に訪ねた折の 久木村翁の回顧談や、事件当時の始末書に書かれた、瀕死のリチャードソンが 海江田武次に最期の止めを刺される寸前までの様子を目撃した女性の話などを交えて、生麦事件の話を進めよう。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－４６ 田中河内介・その４５ （寺田屋事件ー３４）
【 生麦事件ー２ 】
乗馬した四人のイギリス人が 久光の行列と生麦村で遭遇。 彼らは 我が国の風習を知らず、下馬しないどころか、久光の行列に触れてしまった。 このような場合、我が国の定法では 無礼打ちであった。 供頭(ともがしら) 奈良原喜左衛門が先頭のリチャードソンを無礼のかどで斬り、有村武次（海江田信義）がその止(とど)めを刺した。 他の男子二人は 腕や肩を斬られアメリカ領事館に逃れ、ボロデール夫人は 頭髪を剃られたのみで脱出し、横浜居留地に辿り着き急を報じた。 薩摩藩では翌日になってこの事件を幕府に届けた。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－４５ 田中河内介・その４４ （寺田屋事件ー３３）
【 生麦事件ー１ 】
今回取り上げる生麦事件は、開国後間もない我が国の社会の一断面を浮かび上がらせるものであるので、その時の状況を少し詳しく説明する。 また、この事件は薩英戦争を惹起し、その結果、薩摩藩に攘夷の不可能な事を覚らしめ、その後の政治の流れを 大きく変えた重要な事件でもある。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－４４ 田中河内介・その４３ （寺田屋事件ー３２）
【 清河八郎の事ー４ 】
八郎は、勅使大原重徳に随従して江戸に下った久光一行が、江戸での役目を終えて帰洛してくるのに平塚駅で出会った。 一行の中にいた同志 益満休之助から、前日に起きた 「 生麦事件 」 などの情報を得て、八郎の攘夷の心情は一層燃え上がった。
また今回は、勅使大原重徳の関東下向についても少しまとめておこう。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－４３ 田中河内介・その４２ （寺田屋事件ー３１）
【 清河八郎の事ー３ 】
関東での再起を目指しての 東下の途中、同志 村上俊五郎に出会い、二人で京に引き返し、島田左近の暗殺を企てるが果さず。 その後、尊攘と武運長久を伊勢の皇大神宮に祈り、改めて東を目指す。 七月二十日、富士登山を試みる。 この日京都では島田左近が暗殺された。 京都に於ける天誅という名の暗殺の始まりである。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－４２ 田中河内介・その４１ （寺田屋事件ー３０）
【 清河八郎の事ー２ 】
寺田屋事件後、東下の決心をするまでの清河八郎の考えと行動とを、主として自身に語ってもらいましょう
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－４１ 田中河内介・その４０ （寺田屋事件ー２９）
【 清河八郎の事ー１ 】
「 京都義挙は 拙者 清河八郎が 精魂込めて仕組んだものでござる。 しかし、その割には 拙者が いとも 簡単 かつ 淡泊 に 志士団から離脱してしまった事に、不思議を感じている御方も多かろうと思う。 そのあたりの疑問点を 外史殿に 説明させることにしよう 」
「 外史殿！ よろしくお頼み申す 」
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－４０ 田中河内介・その３９ （寺田屋事件ー２８）
【 寺田屋の惨劇ー１２ 】
（ 有馬新七の事ー３ ）
「 最後に、おいどんの生まれと 育ちを是非聞いてたもんせ。 おいどんは、こういう人生を歩んで来もんした。 外史殿！ よか男に書いてたもんせ 」
「 何！ 外史殿、まだ準備不足とで ごはんすか！ ・・・・結構、 それでは、 準備できもんした時でよか 」
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－３９ 田中河内介・その３８ （寺田屋事件ー２７）
【 寺田屋の惨劇ー１１ 】
（ 有馬新七の事ー２ ）
「 外様大藩の しかも無位無官の陪臣である拙者が、不退転の覚悟で 兵を率いて上洛してきたのだ。 着々と計画が進みつつあるに、拙者の言う事を聞けぬのか。 容赦はしない、薩摩の過激派を根絶やしにしてやるぞ！ 」 久光は薩摩藩激派の粛清を同じ精忠組を使って実行した。
有馬新七たちのような、時代を切り開かんと 先頭を走る志士たちを 使いこなせる英明な君主は 古来極めてまれである。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－３８ 田中河内介・その３７ （寺田屋事件ー２６）
【 寺田屋の惨劇ー１０ 】
（ 有馬新七の事ー１ ）
「 おいどんが どのような覚悟で 久光公の卒兵上洛に随行したのか。 また、何故 久光公の命を待たずに 俺達だけで義挙に立とうとしたのか。 そして 死んでいったのかを 聞いてたもんせ！・・・・・ 」 やはり 薩摩藩激派の中心的人物 有馬新七どんは 大した人物であったでよ。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－３７ 田中河内介・その３６ （寺田屋事件ー２５）
【 寺田屋の惨劇ー９ 】
寺田屋事件で命を失った九烈士の墓所を、伏見・大黒寺に訪ねて見よう。 そこは、別名 「 薩摩寺 」 とも呼ばれる 薩摩藩ゆかりの寺でもある。
墓地には かの有名な木曽・長良・揖斐三川の治水工事（ 宝暦の治水 ）を成し遂げた後、自刃した薩摩藩家老 平田靫負(ゆきえ) の墓もある。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－３６ 田中河内介・その３５ （寺田屋事件ー２４）
【 寺田屋の惨劇ー８ 】
（ 薩摩藩士らに対する処分 ）
京都藩邸に監禁されていた薩摩藩士たちの罪科が決まり、国元護送までの間に、美玉三平の脱走、山本四郎の自刃などの事件が起こった。 両名とも清河八郎の「 虎尾の会 」のメンバーである。 久光公に対する見限りが八郎と共通しているのであろう。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－３５ 田中河内介・その３４ （寺田屋事件ー２３）
【 寺田屋の惨劇ー７ 】
（ 薩摩藩邸での拘束 ）
死傷者を除く寺田屋参集の諸士は京都薩摩藩邸に入った。 他の志士たちも虚言をもって順次 薩邸に誘い入れられた。 そこは入るは易く、出るは難しであった。 ついに彼らは拘束され幽囚の身となる。 藩邸に入った志士団や薩摩藩士の運命はどうなるのか。
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【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－３４ 田中河内介・その３３ （寺田屋事件ー２２）
【寺田屋の惨劇ー６】
海賀宮門の通報で、義挙の決行は今夜と知った久坂玄瑞を中心とする長州藩尊攘激派は、京都藩邸内で武装して、寺田屋組の九条関白邸への突入の報を待っていた。 一方、高崎佐太郎の急報で志士団の寺田屋集結と長州藩激派の同時挙兵を知った薩摩藩は、長州藩激派の同時挙兵をおそれ、堀次郎を長州藩邸へ差し向けて、激派の取り締まり方を要請した。 . . . 本文を読む
【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
すごい先生たち－３３ 田中河内介・その３２ （寺田屋事件ー２１）
【寺田屋の惨劇ー５】
四月二十三日の義挙は、寺田屋では鎮撫使が派遣され 決行直前に挫折を余儀なくされた。
寺田屋参集の薩摩藩士や志士たちは 京都の薩摩藩邸へ、後軍の小河一派は伏見藩邸へ収容された。 田中河内介の旧宅「臥龍窟」で待機していた志士たちはどうなったのか。 . . . 本文を読む