正月明けそうそう自転車で表走れる状態だったり、その後も雨が降ったりとか…。
決して暖かい冬というわけでも無いんですが、今のところ雪も少なくてこの辺だけはほぼ積雪0が続いています。
流石に多少は積もっていて、路肩には氷が張っている状態なので自転車は自粛していますが、今年はこのまま雪少なく過ぎてくれれば有り難いなぁ…と思っています。
事故の後遺症の肘痛が秋頃から悪化しているんで、日によって違うんですが結構辛い事もあるんで、雪かきはしたくないんでね。
ま、それはそれとして。
最近水槽が白濁して具合が良くありません。
原因ははっきりしていて、餌のやり過ぎと暮れに外部フィルターの掃除をして濾過が不安定になっているからですが、その後の回復が思わしくないんですね。
コリドラス・パレアタスのつもりで購入してきたうちの一匹ですが、この子だけ異常に食が細いんですよ…。
時々思い出したようにつまつま、睡蓮の葉っぱの上に残ったフレークフードとか、いい加減ふやけてぐずぐずになったタブレットフードのかけらとかをちょこっと食べる程度。
実際同時期に来た他の個体とは明らかに成長速度が違って、一番大きいのと比べると倍位のサイズ差になってしまってます。
そもそもこの子、パレアタスでは無い?と言う疑問もその辺から生じたわけですけどね。
そして、餌投入したら即座に反応して集ってくる他の魚やエビと違って餌にもすぐには反応しないんで、ある程度の時間水槽内に餌が残る状態にしてやらないといけない気がしてどうしても過剰に餌を投与してしまうと…。
そして急激に増えた給餌量の結果、水槽の状態が激変する事になったようです。
食べ残した餌はエビが片付けてくれるから餌が残って腐るような事は無いけど(と言うかそのエビのおこぼれを食べているような状態)、と言うかいつの間にか増えた餌の量を凌駕するほどのエビの数になっている…それも一つ原因かも。
急激に富栄養化した事でそれまでゆっくりだった水草の生長が急激になり、週1剪定しないとあっという間に埋め尽くされるのと、フィルターが目詰まり気味になったようで吐水量ががくっと落ちたりも。
フィルターはエーハイムの2213+サブフィルター2213+P1フィルターをストレーナーにしたもの。
P1フィルターのスポンジを洗い、サブフィルターの方を定期的に外して揺すって排水する事で概ね吐水量は回復していたんでメインフィルターの方は年1回か2回の掃除で済んでいたんだけど、今回は割と短期間でインペラーからカラカラ音が出だしてこりゃいかんと、メインフィルターの方も掃除を決行した訳です。
メインフィルターの方の濾材には1/3ほどスポンジをカットしたキューブ状の濾材を使っていたんだけど、これが完全にどろどろに詰まってしまっていたんで、使用止めて全部セラミック系の濾材にしたんですが、これがいかんかったかな…。
白濁だけなら暫く放置しておけば治まるだろうと思ったましたが、治まる様子が無かったのと、色々あってどうやら夜間に酸欠にまでなっているらしい事が判明。
その為に白濁も治まらないし、生体にも悪影響…特にエビがやばい。
どうも、白濁の原因のバクテリアの大量発生と、爆発的に増えたエビと急激に生長する水草とが夜間消灯時に酸素の奪い合いをしているという事らしい。
昼間は光合成で酸素供給する水草も夜間は酸素を吸収するはずだからね。
朝に見るとと水面付近にエビが密集しているし、次第に死亡しているのも目に付く様に。
ある朝水面付近の蓮の葉の上で10歳越のクーリーローチがあっぷあっぷしているのを見て酸欠を確信、これはやばいとエアポンプとエアストーン投入、翌日はクーリーローチも普通に隠れていたのでやはり酸欠は確定、水草の剪定を思い切って全体に実行、水替えをして様子見。
結果、生体の状態は安定した。一安心。
取り敢えず落ち着いたけど、そのまま放置していたら、危うく水槽崩壊するところだったらしいな、どうやら。
ただ、白濁は治まる様子が見られないけど…。
フィルター掃除と一部濾材交換で、立ち上げ初期に近い状態とは言えリセットと違い条件が揃えば短期間で回復するはずなのが、未だ白濁が続くのは…。
要は水中の酸素濃度を上げる事が出来れば、白濁も早く治まるし生体にも好影響となるはずだなぁ…。
酸素濃度という話になると、エアストーンでのエア供給で溶存酸素量はある程度増えるけど、気泡がはじける際にせっかく水に溶けた酸素が抜けちゃう部分もある気がするし、酸素充填されるわけでは無いし、水替えするのが実は一番確実に酸素濃度が上がるみたい。
水道水は圧送されているから、空気が大量に溶け込んでいるようだからね。
但し水替え後の状態が長時間維持できるわけでは無いからなぁ…。
ガンガン空気送って曝気状態にするという手もあるけど、飛び散る水しぶきの処理と、何より普通の水槽でそんな事やったら生き物に良いとはとても思えないしなぁ。
普通の水槽で生体に悪影響無く安定的に酸素濃度を高く維持しようと思ったら、気泡が水面ではじける事無く出来るだけ大量の空気を供給、水に溶け込ませる事ができれば良いと思うんだ。
つまり通常のエアストーンよりも細かな気泡が出せて、気泡が水面ではじけて水しぶきを上げる事が無く、結果的に長時間気泡が水中に留まるような状態を保てれば良いんだよな。
目の細かいエアストーンも過去にいくつか試したけど、最初は良いんだけどすぐに目詰まりして気泡が大きくなってしまうんで、期待したような効果は無かったんだよね…。
で、何か良い手立ては無いかな…と色々調べたら、良さそうな物発見。
それが冒頭の写真の「微細バブル発生器/ミニタイプ 舞姫」という物。
こちらがメーカーと言う事になるのかな?販売は他の観賞魚関連の通販のお店になる様ですが、詳しく紹介されています。
これは、水中フィルターの「GEXコーナーパワーフィルター1、2」の吐出口に取りつけて使うディフューザーですね。
エアストーンでは実現できない微細な泡が出るという謳い文句につられて購入しました。
取水口にはこちらのスポンジフィルター付けています。ストレーナーのフィルター側が長いのでインペラーに当たらない程度に切り詰めた方が良いですね、これ。
スポンジのサイズは80mm×φ45位、小っちゃくて良いです。
濾過は外部フィルターがありますからね、こっちはあくまで稚エビの吸い込み防止用という事で。
Nanoスポンジフィルターとか、他のスポンジフィルター改造して同じ事が出来る様ですし、各種スポンジフィルター用のアダプターも同社から販売されているようなので濾過性能に期待する場合はそういう物を利用するのが良いですね。
取りつけ状態はフィルター付属のエルボーを使ってこういう感じに下向きにしています。
外部フィルターからの排水に当たるようにして、なるべく気泡が長く水中に留まるように配慮してみました。
実際に使用した感触は非常に良好です。
写真で見ても広範囲に気泡が広がっているのが解ると思います。エアストーンではこういう風に広がる事は期待できないし、そもそも気泡のサイズがここまで小さくは無いです。
気泡のサイズは様々で、写真で解らない位細かい気泡もいっぱい出ていて、それは水槽全体に広く漂っています。
細かい気泡は水流に乗ってずっと水槽内に留まっている様子なので、空気が水に溶け込む、酸素濃度が上がる効果もかなり期待できそうです。
問題はどの位の期間、この細かい気泡が維持できるかですが、エアストーンだと初期状態の細かい泡を維持できるのはせいぜい数日程度だったりしますが、これはどうでしょうね。
少なくとも丸3日では特に変化は感じないので、かなり長期間同じ状態を保てそうに思います。
構造的にもメンテナンス楽そうだし、少なくともエアストーンよりも初期性能維持するのは容易だろうと思います。
これは久々に大当たりかも。
メーカーは60cm水槽には上位モデルの「大蛇(オロチ)」を推奨していますが、舞姫の方が気泡が細かいようなので、効果としては大差は無いんではないかなと勝手に想像しています。
その効果の程はと言うと、3日目にして白濁が治まってきました。
偶々なのか、舞姫導入の効果なのか実のところ解りませんけどね(笑)。
ま、少なくとも悪い方向へは行かなかったし、細かい気泡が水中を漂う様は綺麗で、こういうのが見たかったんだよなぁ…と、かつてエアストーンで実現できなかった事がこういう形で叶って、それだけでも十分満足しています。