ま、この時期としてはそれでも暖かい方だと思いますが、ここん所風邪が抜けない所為で、この程度でも結構寒さが堪えますわ。
なもんで表に出るのは億劫だったりしますが、それでも気合い入れて自転車走らせてはいます。
距離や時間はセーブしていますけどね、無理してこれ以上悪化させたら全く意味が無い。
取り敢えずは、本格的に冬になるまでにはしっかり体調整えないとね。
さて、ヘッドホンアンプシステム、の作成の目的はHD598のバランス駆動をしてみたい、と言う物だったわけですが、物が纏まって数日聴いてみた感想と覚え書きなど。
・HD598のバランス化改造について。
ケーブルが脱着式で且つ、ヘッドホン側コネクターは4Pとなっており、ケーブルのプラグ側をバランス対応のコネクターに変更すればいける。
ケーブルは最初から4芯で中のケーブルは色分けされていてL側が白(Hot)黒(Cold)、R側が赤(Hot)青(Cold)の様だ。
ヘッドホン側のマイクロ4Pプラグの配線は先端から白-赤-黒-青。だった。
但し、ケーブル内の4芯の色分けとか配列とか、必ずしも同じとは限らないのでもし改造するなら必ず自分で確認の事!
という事で、ケーブルだけの改造で済むのでヘッドホンそのものは改造の必要は無し。
ケーブル替える場合は適合するマイクロプラグ自体は入手可能だけど、ハウジングがヘッドホン側の穴を通らないのでヘッドホン側も手を入れる必要があります。
無改造で通る4Pコネクターがもし見つかればそれに越した事は無いなぁ。
・バランス化で感じる変化。
HD598って、手持ちのアンプ数種で聞き比べた限りでは割とキャラクターが強いというか、アンプ替えても鳴り方は余り変わらない印象だったんですが、バランス駆動の故なのか、このアンプシステムの故なのか、結構変わりました。
一つは、定位の向上と左右の広がりの変化。
これはやっぱりセパレーションの向上の為でしょうね、パートごとの音がきちんと分離して聞こえるのと、より体から離れたところで鳴っている感じに。
そして、ボーカル物では定位が良くなったためなのか、ボーカルの明瞭度が上がって際立つ方向に変化しました。
もう一つは、低音の変化。
量感豊かな低音という印象があったんですが、それがかなり引き締まった印象になりました。
そして最低域は更に伸びているようにも感じます。
元々どっちかというと自由に鳴りたいように鳴る傾向だったのが、アンプに制御されているなぁ、という雰囲気に変わりました。
アンプのドライブ能力が云々、という表現がありますが、そういう言い方だとアンプのドライブ能力が高いと言う事になるんでしょう。
キャラクターが後退して割とモニター的な鳴り方に変わった感じがします。
他にもヘッドホンアンプ有るなら、聞き比べると面白いですね。
なので簡単につなぎ替えられるように、純正ショートケーブルと、改造したケーブルもコネクターで元の3極フォンプラグを繋げるようにしています。
ただ、聞き比べているとどうしても「音」を聴いてしまうので、段々訳わからなくなってきますが(笑)。
そして一応、こういう変化が好ましい物かどうかは、但し受取手次第だと思います。
個人的にはやって良かったし面白いと感じますが、善し悪しはどうだろう…質は非常に良いと思いますが、キャラクターが変わったと感じる位の変化なんで、目指す方向と合わないと言う事はあり得るかも、ですね。
逆に、このアンプに合うヘッドホンを探したくなるケースも有り得るでしょうね。
…こいつがシステムに加わった事で、PCデスク廻りはますますカオスになっております…電源廻りもカオスだし、走り回るケーブルも凄い事になっているので時々整理していますが…。
一応現状こんな感じ、という事で写真撮りましたが、ケーブル類はモニターで上手く隠れてくれるんで一応、デスクとしても使える状態は維持できています。
基板の田植えと半田付けはここでやってます。
ケースの加工なんかはそれこそケースバイケースで、ただ大物以外はこの部屋の床でやってますけどね。
今は出来立て、という事も有ってこれを主体に使っていますが、どうもどんどん音質が変わっている気がします。
最初のうちは上はちょっと癖があるし低域は伸びは感じるんだけど、なんか空振りしているようなすかすかした鳴り方だったのが、角が取れつつ空振りが段々ちゃんと音になってきたというか。
そして、アンプの支配力が強いという事は、アンプを弄るとそれだけ音にも変化が大きいという事になるかな?
ボリュームユニット含めてオペアンプ一杯使っているので、色々取っ替え引っ替えしてみようかな。