引越してから現実を知るのって……
とっても残念。
本来なら、引越前に調査をしておくべきだったけど、
あの頃はなにせ、体調が最悪だったから難しかった。
てことで、今回の場所は半分失敗。
今まで何度も引越しているＭ家なのに、こんなの初めて。
というか、思った。
どいつもこいつも、まともな仕事してないって。
今って、かならず仲介業者を通す物件ばかり。
なのに、仲介をしている業者は物件をきちんと把握してない。
だから情報も少ない。
情報ってのは、その物件の環境に関すること全て含むのよ。
そこ、ちっとも勉強してない。
もっと真剣に仕事してよって思うけど、
見ている方向がちがうんだろうな。
宅建の資格をとる勉強に忙しいんだろうけど、
勉強の意味が違う。仕事の意味が分かってないと思うよ。
客あってこその仕事だと思うんだけど……。
物件を紹介するってことは、紹介された人がそこで暮らすということ。
その意味、ちゃんと分かってない。
ただ紹介さえすりゃいいって思ってる。
それ、仕事してるって言わないから。
彼らの仕事は、ちゃっちゃと住む場所を提供して、
仲介料をいただきぃ～～の、
他にも、契約している保険会社やら、
たぶん、保証人協会を通せというのも、
そういうのも、収入の一部なのではないだろうか？
と、Ｍは勘ぐってる。
さんざん、お高い料金をとっておいて、
その程度の仕事しかしてないんだから……
実際、ここを仲介した業者には頭にきてる。
中央区に立派なビルが建ってるのよね。
そりゃあ、あの手この手で儲かるでしょうねぇ……。
ま、それは置いといて、
Ｍたちがその仲介業者に行ったとき、
引っ越す理由を聞かれた。
ひとつは、二人で生活するのに４ＬＤＫでは広すぎること、
もうひとつは、国道沿いのマンションだったので、
車の往来が激しくて、うるさいから静かに暮らしたい。
という重要な２点を挙げた。
で、それは担当者が把握しているものと思ってた。
部屋数が減って、家賃も安くなったのはマル。
でも、音の問題は前よりひどい。
前からここでウダウダ言ってるけど、
カラオケの問題。
これはもう最悪。
それ以外にも、マジでうるさいことのオンパレード。
朝、カラスの鳴き声で起こされる。
まだ５時マエなのに、カアカアうるさあ～～いっ！
そして、６時から７時、近所の駐車場から、
ギュルギュル～～～～と、車のエンジンの変な音。
タイミングベルトがイカレテル？？ って思うんだけど、
毎朝、高らかにその音が響き渡る。
……オイオイ。
いつ直すの？ とＭに思われながらも、かれこれ１年経ってる。
たぶん、駐車場に隣接している家の人は、もっとうるさいと思う……。
さらに午前９時。
この建物にいる犬だと思う。
ワンワン、わんわん、ＢＯＷＷＯＷ！！！！
うるさい。
毎日、２時間以上ずっと吠えっぱなし。
疲れないんだろうか？？
てか、マジうるさいから。
角に建ってるマンションなので、車の音もうるさい。
というか、国道と並行しているので迂回しないように、
わざとアスファルトではなく、石畳風にしているので、
それが余計騒音を大きくさせる。
重量のある車がギヤを入れ替えるので、ものすごくうるさくなる。
しかも、国道と同じようなスピードで入ってくるので、
タイヤの音がうるさいったらない。
国道の音も前ほどではないけど、もちろんうるさい。
……ふぅ。
窓を開けていると、それらの音が全部飛び込んでくるので、
テレビの音量を３０以上にしないと普通に聞こえない。
なんだかもう、いやんなっちゃう。
夕方は近所の小中高校生が通るので、
叫び声、笑い声、アレコレでにぎやかになる。
下校時の子どもはテンションが高い。
ま、そこは子どもだから仕方ないとしても、
その後の時間がやっかい。
そう、恒例のカラオケ。
店にクーラーをつける余裕がないっぽい。
でも、商売なんだからそれくらいしないとダメじゃん。
人に迷惑かけて商売すなっっ！！
と、毎晩イライラしながら思いつつ、
客も客だよぉ。
歌を歌いたいならカラオケボックス行け！
なんて、思うようになっちゃった。
だんだん、Ｍが崩壊していきそう。
いつまで正気を保っていられるか……
Ｍがダメになるのは時間の問題かも。
それで、その前に何とかならないかと例の黒い願望を抱くわけで。
早く潰れて～～……と。
でも、こういう騒音って本当は前から分かってたはず。
あの不動産屋ってば、何も言わないからものすごくムカつくんだけど……。
知ってて言わないのって、契約上何かあるはず。
そうは思うけど、
だからといって、今更なのよ。
すべて今更って思っちゃう。
てか、
面倒って思うのが先なのかも。
ま、
そのうちまた引越するので、それまでの我慢ってことで。
地下鉄の近くってことは、こういうことなのよ。
全てに満足したかったら、もっとお高い場所にいくしかないのよね。
なぁ～んて、諦めていたところに、
「いぃ～～し焼ぁきいもぉ～～、いも。おいしいよ。」
と、石焼き芋の車が。
ベランダの窓は閉めているはずなのに、
部屋のどこからか漏れ聞こえてくる。
どこだろ？？
と、探してみるとなんと。
換気扇から。
たしかに、この換気扇は外の音をもろにひろう。
夜も外の音がうるさいと思ったら、換気扇から聞こえてた。
なんとかならないんだろうか。
いやいや、もうなんともならないんだってば。
諦めよう。
てか、石焼き芋……、
いつまでそこにいるの？？
早くあっち行って。
もう、これは笑うっきゃない。