この地区の南側を東西方向に走っている道路にこのような案内がある。
(2009年8月24日撮影)
広域避難場所の誘導だ。ここに書かれている公園,ここから約2km西側に行ったところにある。災害時にそれだけの移動をするのは大変に思えるが,それだけに安全な場所であることが考えられる。タイトルの地区とは少し離れているが,この地区の避難場所ということで取り上げたい。
その公園に行ってみると公園の前にはこんな案内板がある。
(2009年6月24日撮影)
下水処理場と高校に挟まれた場所に公園がある。公園内に2ヶ所ヘリの着陸地点もあるようだ。
案内板にもあるが,この公園の前には駅がある。
(2009年5月24日撮影)
この記事でも取り上げた汐見橋線の津守駅だ。近くに高校があり,利用者も多いためか時間帯により有人で,駅舎も簡単なものだが,他と比べると新しい。
駅前の道路。
(2009年5月24日撮影)
道路の線路と反対側が公園になっている。
公園の高校寄り側の入口。
(2009年5月24日撮影)
フェンスの一部だけが開いている。
中に入ってみると…
(2009年8月15日撮影)
遊具があり,普通の公園だ。
しかし,周囲がフェンスに覆われていることもあって,いつでも開放されているわけではない。
入口近くにある案内。
(2009年5月24日撮影)
これ以外の時間は鍵がかけられてしまう。いつでも入ることのできないというこのことだけでも,避難場所としての資格が疑わしい。
しかし,この部分だけでは公園全体の半分かそれに満たないぐらいしかない。残りの部分への入口も道路の下水処理場寄りにある。
(2009年6月24日撮影)
さらに奥へ行くと…
(2009年8月15日撮影)
有刺鉄線つきのフェンスに挟まれて狭い通路がある。このフェンスの右側が先ほどの遊具のあるスペースになっている。
さらに,通路を進んでいくと…
(2009年6月24日撮影)
左手にグラウンドもあるが,こちらも通路とはフェンスで隔たれている。ヘリが着陸する場所の一つはおそらくこのグラウンドと思われるが,緊急の時にフェンスの鍵を担当者が開ける余裕があるのだろうか。しかも,この狭い通路に避難する人々が押し寄せてきたらうまく通れるのかも疑問だ。
この先をもう少し行くと,狭い通路が開けてくる。
(2009年6月24日撮影)
右側奥の方に見えるコンクリートの建物が公衆トイレで,他はテントのような住居となっている。リヤカーも見られる。犬を飼っている人もいるようで,この狭い通路ですれ違うと怖い。
通路の脇にテントやごみが見られる部分がしばらく続く。
そのほぼ終わりの部分から,今まで来た道を振り返ってみる。
(2009年6月24日撮影)
先ほどの有刺鉄線つきフェンスに変わって,工事現場で使われるような柵で何となく道ができている。もともとはどんな計画でつくられたのだろう。
奥に見えるビルとはそこまで離れていないのだが,随分と雰囲気が変わっている。
公園の出口。
(2009年6月24日撮影)
閉ざされた車用の侵入スペースの脇から人が入れるようになっている。
門の脇から公園内を見てみる。
(2009年6月24日撮影)
駅とは反対側の道路に沿ってもテントが並んでいる。
その奥に広場が広がっている。
完全に二つの部分に別れてしまった公園になってしまっている。
公園内には寄り合いを呼びかける貼り紙も見られた。
こちらの出入り口を出て下水処理場側に行くとほぼすぐ落合下渡船場がある。それと反対側に少し歩くと,落合上渡船場がある。その渡船上から西成区側の岸壁を見ると…
(2009年8月12日撮影)
小屋掛けが見られる。
前回の記事の天王寺公園や今回の西成公園のように囲まれているものは多くはないが,この他の公園も路上生活者が小屋掛けをしている公園は結構ある。
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