時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(No.25) 講義室

2008年11月19日 01時56分24秒 | 現在の中の過去
 今自分の通っている大学の建物が徐々に改築されている。
 それに伴い,講義室も変化してきている。
 以下の写真は,従来の講義室。


(2008年11月14日撮影 共131)

 机が動かせず,後ろの人の机が前の人の椅子とつながっている。
 大人数での一方通行の授業には向くが,グループディスカッションなどにはあまり向かないことからあまり評価されていない。この手の教室はまだ多く存在しているが,新しくできた建物の教室や改築された教室などには見られなくなった。

 最近,よく見かけるようになったように感じるのが,このタイプの教室。

(2008年11月4日撮影 理104)


 一つの机を複数人で使うのは変わらないが,机を動かすことが可能だ。

 さらに新しい建物の講義室には次のような部屋もある。


(2008年11月14日撮影 共217)


よその学部には以前からあるようだが,自分の学部や教養の建物では,見かけなかった。
 この手の教室で大学の授業を受けたことはない。

 
 部屋以外にもいろんな面で大学が変化してきている。
 授業も,インターネットを介したレポート提出で双方向性を出そうとしていたり,いわゆる「文系」の学生に数学や理科の楽しませ,興味をもたせようとする授業まで出てきている。
 卒業単位がそろってから教養科目もいくつか受けてみたが,自分達が1年の頃と比べると科目の種類が増えている。1年生に混じって受けるのには,まだ慣れないが,内容自体は楽しめているし,アルバイトや実習で生かすこともできた。
 もちろんこの根底には,国立大学法人化やそれに伴う大学評価が背景にあるのだろう。 

 色々な変化が大学で起こっている今,卒業後には自分達の時代の感覚で大学時代のことを年下に話したらずれが出てくるかもしれない。

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