サンバ絵日記

3月8日生まれのサンバの、なにげな日常。

7月のギャラリー

2012年07月02日 | スケジュール

7月からのギャラリー展示は、「こうの史代原画展」です〓

こうの史代さんは、広島出身の漫画家さんで、広島の人の持つ、のんびりした良い空気感を実に淡々とノビノビ描かれる点がとても魅力的です。

被爆後の広島の、人々の普通の生活を描いた「夕凪の街 桜の国」という作品で、文化庁メディア芸術大賞などを受賞されましたが、重いテーマも独特な空気でさらりと伝えてしまうあたりはさすが

さらに、こうの史代さんは、デジタル化の時代の中でも、ちゃんと原画を描かれる作家さんで、得にカラー原稿は画材や紙にもこだわって描かれているそう。
今回は一点カラー原稿も展示。光の透明感がとても素敵です。


今回は、こうの史代さんの数ある作品の中から
「さんさん録」という作品の中から、何と満樹の会イチオシの話を一話まるごと展示
原稿に記された印刷時の細かい指示や、原稿を描く作業のイロイロをリアルに感じ取れます。
スクリーントーンを使わず、手書きで効果を描かれるのも、こうの史代さんならでは。

中でも「さんさん録」は、普通の日常を描いた秀作で、妻に先立たれ、息子親子と同居することになった参平さんが、亡き妻が書き記した『備忘録』を頼りに主夫として頑張りながら、家族の絆を深めていくという物語です。

子供のころ、つるかめ算に引っ掛かりを感じた方、
日々の単調な生活に不満を感じている方、
子育てすることに自信がもてない方、
日々、うっかり忘れてしまう事があるかた、
妊娠、出産を素直に喜べなかった方、
共感出来る点も多いはず。
そんな方に是非読んで頂きたい作品です。


ギャラリーでノンビリお茶を飲みながら読破してもよし。
他の作品も自由にお読み頂けます。
(★お茶代は200円です)

また、満樹の会の新商品、「備忘録キット」(2000円)を販売。

震災で、電子機器が軒並みアウトな中、紙のものはちゃんと回収出来た事をふまえて大切なことは紙媒体にしておく事をオススメ。

あなたも大切な家族のための備忘録を書いてみませんか〓

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