サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

ますます進行中

2021年03月21日 09時32分50秒 | 独り言

今日は久々に備忘録です。

 

前回は9月に書いたからもう6ヶ月も経つのか。

あ、何の備忘録かと言うとオレのオカンの認知症の状況の備忘録です。

初めてオカンの認知症に関することを書いたのが2016年7月だからもう4年と8ヶ月ほど経つのか。

その間徐々に、かつ確実に進行。

病院でもらった薬は毎日飲んでいるものの、まあこの病気は治るもんじゃないから気休め程度。

前向きに付き合っていくしか無いのかな。

 

にしても。

ここに来て一気に進行した感があるので久々に記事にしておこうと思ってね。

 

まずは最近一番進行したなぁと思うのが曜日と時間の感覚。

今何日の何曜日で何時なのかはもちろん、朝なのか昼なのか夜なのかが分かっていない感じがする。

昼飯を食った直後に晩飯の準備を始めたり、寝る前に再度夕食の準備を始めたり。

まあ時々晩飯を食ったことすら忘れてるからね。

 

おとといオレは飲み会があって家に帰ったのが夜10時半。

帰ったらオカンが晩飯の用意をしている。

…と言ってももう料理の類はほぼ何も出来ない(と言うか何をしていいのか分かってない)から晩飯を作るのはオヤジでオカンはとにかくキャベツを刻みまくるのみ。

油断してると時々キャベツ丸ごと1個を千切りしちゃってることもあるから。

食べきれないからそれを冷蔵庫に入れておくんだけども、次の日また新たなキャベツを丸ごと1個刻むなんてことはもう何度あったか分からない。

その日もオレが帰宅時にキャベツを一生懸命刻んでるから「こんな時間に何してんの!?」言うたらそもそも「こんな時間」の意味が分かってない。

しかも「誰も帰って来ないから今まで待ってたけど、そろそろ晩御飯の準備もせなアカンし」と。

ちなみに帰ってないのはオレだけで、オヤジは晩飯はもちろん風呂も済ませてすでに布団の中だ。

それを指摘しても分かってない。絶対にまだ帰ってないと。

こっちが「もう晩飯も風呂も済んでるから寝てるんでしょうが!」と言っても「絶対にまだ帰ってない」と。

実際は食ってるから食器乾燥機には晩飯で使った食器が洗われて入ってんだけども、これは昼に使ったモノだと言って聞かない。

炊飯器の中を見せて「食べてるからご飯が減ってんでしょうが!」言うても「絶対に食べてない」と。

「じゃあ何で減ってるんだ!?」には「そんなことワタシは知らん」だから。

風呂場の脱衣かごにはオヤジが脱いだ衣類があるのを見せて、「もう風呂も済んでるからここに今日着た服があるんでしょ!」言うても「そんなことは知らん」と。

で、寝室に見に行って当然オヤジが居るもんだからもう頭混乱ですよ。

オヤジも「食べただろうが!」と言ってるのに本人は絶対に食べてないと。

どんな状況証拠を突き付けても本人が「違う」と言ったら絶対に聞き入れない。

これがオレのオカンの厄介なところだ。

とにかく頑固すぎる。

認知症になる前から頑固な性格だったけど、こういう部分は認知症になっても変わらないのな。

もし今後デイサービスや施設のお世話にならざるを得なくなっても絶対に行かないだろうな。

だって自分は「正常」だと思っているから。

いくらおかしいと言っても、自分の言うてることと矛盾があったら「そんなことは知らない」の一点張りだから、他人の言うことには耳を貸さないから。

ちなみにおとといはまったく折れずに結局オカンは夜11時ごろに二度目の夕食を食べました。

 

ちなみに、酷い時には炊飯器に残ったご飯をラップに取り分けて、そしてわざわざ空にした炊飯器で再度米を炊き始め「まだご飯食べてないから炊かないと」と。

じゃあこのラップに包まれたほかほかご飯は何なのだ!?と言うても「そんなことは知らん」と。

こういう正論が通じないの、ほんまに疲れます。

 

あと、休みの日だからオレが家に居る…ということが分かってないっぽい。

オレが部屋でゲームしてると急に音も無くドアがゆっくり開き始めるからびっくりすることがある。

そしてドアの隙間からオカンがこっちを覗き見てる。

「何!?どうした!?」

言うても無言で静かにドアを閉めるだけ。

もしかして「誰も居ないはずの家の中に誰か居る!?」みたいな感覚になっているのかも知れない。

それがひどい時には15分に1回くらいの割合である。

さっきまで一緒に晩飯を食ってたのにその30分後くらいにそういうことをすることもある。

「さっきから何回も何!?何かあったんか!?」

言うたら「いや、お前が今日家におるかどうか見に来ただけや」と。

「今日家におるんかて、さっきまで一緒に晩飯食ってたでしょうが!」とついつい声を荒げてしまうんやけど、忘れてんでしょうな。

そして認知症の人にはこういうのは逆効果なんだよね。

分かってはおるんだけどもついつい…。

 

またこの逆に、平日はオレは仕事だから当然家には居ないのだが、それがまた最近は分かっていない様子。

この前も家に帰ったらオヤジから「彼岸のお参りに親戚宅に行くのにオレに乗せてってもらうからオレに帰ってくるように言うてくれ」と言って聞かないと。

オヤジが「今日はあいつは仕事だろうが!」言うてもそれが分からない。

「乗せてと頼んでるから呼んでくれ」の一点張りで困ったと。

ちなみに乗せてなんてことは一言も言われておりませんけど。

 

かと思えば土日の夕方にまた部屋に来たと思えば「そろそろ仕事行かんでええんか?」とか言うたりする。

「今日休みやし!つーかもし仕事やったらこんな時間にのんびりしてないし!」

…と言ってもその意味が分からない様子。

 

まあ要するに先にも述べたように曜日や時間の感覚がおかしくなっちゃってんでしょうな。

今のところは夜中に何かする、なんてことはないけどそのうち夜中に起きて何かし始めるのかもね。

 

晩飯を食ったのに食ってないと言う。

食器を洗わずに乾燥機に入れる。

顔を洗った直後にまた顔を洗う。

歯磨きは10秒くらいで終わる。

毛染めをした次の日にまた毛染めする。

電子レンジが使えない。

テレビの電源の入れ方、消し方が分からない。

もうこういう事はすでに日常になった。

 

でも。

現時点ではまだ、まだ何とかなっている。

が、これ以上進行するとどうなることやら…。

でもこれが現実。

今まで育ててもらった恩もあるし、オレは一応長男だから面倒を見続ける覚悟はしている。

けど、今でも精神的にややしんどいのにこれ以上疲れてしまいそうなことになると、残念やけど施設に入れるしか無いかも知れない。

本音は施設に入れる時はもう本人が「施設に入る」ってこと自体が分かって無いようになってからにしたいのだが。

 

認知症って本当にやっかいだな。

そして何で認知症になる人とならん人がおるんや?

オヤジはもうすぐ80歳やけど、オヤジはまだ身体も健康だし認知症では無いことだけが救いだな。

これが二人ともだったらオレはもう身体が持たないわ。

コメント (6)
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