或る日、昔の級友からのメール久々にが自分のもとに届いた。
内容を見ると、最近ご両親を亡くし突然のショックで心身不安の状態に陥り・・
孤独と不安で毎日を過ごしているという。
医師に通っているのだけれど治療の効果も表れず・・
頼れるのは・・・こんなこと話せるのは私しかいないと記されていた。
級友は女性である。
突然に孤独になった不安もあろう・・。
これから先のこと、家のこと、お金のこと、生きてゆく孤独と不安で夜も眠れず・・
また、睡眠をとっても早朝覚醒が起きて床の中でじっと明るくなるまでを過ごしているという。
早朝覚醒だけでもすでに精神症をおこしているような状態であろうと思う。
最近このようなメールが私のもとへ続いている。
私も年齢とともに、ハードな仕事が原因だろうか・・。
自分のことで精いっぱいなのであるが・・
自分を頼ってきてくれる級友、同僚たちを見はなすことは出来ず、毎日電話やメールに明け暮れている。
自分がもしその立場に立ったとしたら・・
その深い悲しみは語りつくせないであろうとも思う。
私の両親は88歳の高齢で要介護者であるがそれでもまだ気丈に生を受けている。
その級友や同僚の悲しみは経験したことがないのである。
如何ほどの将来への不安を抱えているのであろうか・・。
察するに余りある・・。
それでも放っておけない性分であり・・
何かしらのお役に立てられればとも思っている。
両親のみならず自分も高齢化していく自分が情けなく感じる。
しかし、頼られたら、私しかいないと言われたら・・
自分が出来る範囲で、いや、それを超えてまで力になりたいと思う。
何故私のところに??
今更ながら気付くことがある。
昔から曲がったことが嫌いで猪突猛進の日々で事に当たってきた。
それを仲間達はじっと見ていてくれたのであろう。
自分で自分を褒めることはもってのほか・・。
弱い立場にいたった仲間を見殺しにせず・・
老いても我が身のこととして考えてあげるのが自分に出来る最大限のことである。
やがて誰もが経験する様々な問題に自分もその立場に置かれるだろう。
その時自分は誰を頼ればいいのであろうか・・。
人が人として生きる。
そんな生き方を生涯貫き通したい。
それが自分に出来る最高の道標であり、生き方でもあるのだと思う。。