さるも木から落ちる??こともある♡

今までの自分の経験、知見など様々なことを記していきます。新しい知見は自分の財産。更に成長させたいですね‼

お久しぶりね・・・♡

2016-05-07 | ショート・ショート?



『お~~、久しぶりだな。こんなところで出会うなんて・・・』




「本当に久しぶりね♡ どこをほっつき歩いてたのよ~」




『いや~~、な、連れとちょっと浜辺を歩いていたりしてな、いいカモを探していたんだよ・・・』




「相変わらずの札付き悪ね・・・私よりもいいオンナがいたのかしら??アンタにはアタシが一番のお似合いなのよ・・・」




『そうだな・・・オマエより良いオンナなんて太平洋から針を探すようなもんだぜ・・・』




「相変わらず、口だけは達者だね~~他のオンナにも同じことを言ってるんでしょ・・・」




『そんなことがあるもんか・・・オマエのいかしたこの目、この唇、この香り・・・他にはいねえよ・・・いかしてるぜぇ~~・・・』




「もう~~相変わらずおばかさんね~~そんなこと言わなくても解かっているわよ~~敢えて言われるとまた自信に火がついちゃうじゃないの~~・・・」




『本当さ 世界中でお前が一番のおれのシンデレラさ  オレのために生まれてきてくれたんじゃないのか~~』




「さあ~~どうかしら・・・口だけ達者なおまえさんから言われると虫唾が走っちゃうじゃあないの~~・・・久しぶりに出会ったんだから・・・昔のように愛してよぉ~~」




『おうさ・・・お前だけを愛してるんだ・・・久しぶりに気持ちを酌みかわさないか??』




「それもいいわね・・・久しぶりに・・・   ねぇ~~これだけは約束して  浮気だけは絶対にしないと・・・ 私だけを見つめていて・・・」




『そんなこと 言わなくても・・・心はいつもお前ものさ この燃えるハートだけはな~~  男にとっての甲斐性はほんまもんのオンナにヤキモチを焼かせることさ・・・』




「ホントに口ばっかり・・・  そんなことはどうでもいいから久しぶりに私を燃えさせることができる??」




『いつでもオッケーだぜ・・・オマエを喜ばせられるのはオレしかいないぜ・・・』




「その言葉を信じているわ いつでもアタシはアンタのもの・・・浮気なんかしたら承知しないんだから・・・」










な~~~んて言っているんでしょうか??\(◎o◎)/!

いいですね、様になっている男と女って・・・


こんな話を一度でいいから言ってみたいですね(@^^)/~~~







ある上流階級の世界♡

2016-01-16 | ショート・ショート?




ああ・・・ハンス 久しぶりに見る外の景色は素晴らしいわ・・・



お嬢様 今まで病床にいて患っていたなんて嘘のようでございます
 


お召し物も この風景に溶け込みとても素晴らしゅうございます



そうね でも 久しぶりに外の景色にこのような派手な服の色 似合わないみたいね・・・


そんなことはございません この燃えるような若葉 鳥たちのさえずり この海岸の絶景 全てがお嬢様のためにあるようなもの・・・



特にそのお召し物の色 素晴らしゅうございますよ



そうかしら・・・この赤はちょっと派手ねぇ~~ もう少し地味な色合いが良かったようよ・・・



今まで病の床に伏しておいででしたから 気持ちも若返らないとでございます



そうね・・・久しぶりの外出で心まで晴れやかになりそうだわ・・・



ありがとう・・・こんな素晴らしい風景が待っているなんて思いもしなかったわ・・・



あんな病気を患ったのに ふたたびこんな晴れやかな気持ちになったのは初めて・・・感謝しているわ



そのような勿体ないお言葉 私の心に沁み入ります ありがとうございます


ところでハンス 私のお気に入りの猫ちゃんはどうして連れてこなかったのかしら??



あの子は最近体調が悪いご様子で 先日獣医に診せたら そろそろお年のご様子で・・・



ですので 今日はお連れしなかったのでございます



あら そうだったの どうりで最近動きが鈍いなと思っていたのよ・・・そうだったの・・・



これからも優しくしてあげないとね・・・



はい それには万全を期しておりますのでご心配なさらないでくださいませ



わかってよ・・・あの子のことはハンスにお任せしておきますので よしなに・・・ね



それにしても今日は空が青くて 久しぶりに外の空気を吸わせていただいたわ



あなたに感謝しなくちゃね・・・



もったいないお言葉でございます これを機にどんどん外の世界に触れてくださいませ・・・



お嬢様の世界も そろそろ卒業したいわ・・・これからは もっと他の世界をみてみたいの・・・



それもよろしいかと存じます・・・お嬢様にはもっともっといろいろな体験をしていただくのがよろしいかと・・・



そうね まず元気になった手始めに何をしようかしら・・・そうだ外国旅行を久しく行っていないし・・・



クロアチアなんてどうかしら??素敵な風景がとても好みなのよ・・・



そうでございますね それではまず外国旅行から手配いたします・・・クロアチアでございますね・・・



そう・・・あの素晴らしい風景を観てみたいわ・・・



素晴らしい・・・これから何が待っているのかしら・・・私にとっての初めての一人旅・・・心が躍るわ



一人旅? それはまた思いきったことで・・・



そうなのよ これからの時代 一人で何でもできるようにしておかないとね ハンスに全てまかせっきりじゃ申し訳なくて・・・



私の方は一向に構いませんが??




今日が私の新しい旅立ちであってほしいわ・・・



そう・・・世界は広い こんなところに閉じこもっているなんて・・・一生一回きりだもの・・・



そうでございますね お嬢様には悔いのない人生を送ってほしいものでございます・・・



もし よろしければ 私も代々お仕えしてきた身 このあたりで少しお暇をいただきとうございますが・・・



よくってよ 貴方にもお世話になりっぱなし・・・そうだ私も元気になったことだし 二人で旅行をするっていうのはどう??



もったいないお言葉・・・ですが・・・お言葉に甘えましてお嬢様にしたがってゆきます・・・



そう それなら決まりね・・・それじゃ 善は急げ 早速帰って支度をしなくては・・・





本当のことを言うとね・・・わたくし 前々から貴方のことに好意を抱いていたの・・・こんなことってあるのかしら・・・人間って不思議なものね・・・



・・・お嬢様 実は私も・・・








至福の時 ~ケンジのバイク旅 パート2~

2016-01-05 | ショート・ショート?



<前回からの続き>



佐久間ダムは堰堤の高さがおよそ200メートルはあり、発電能力37万キロワットの発電能力を持ち、昭和31年の竣工当時は東洋一の規模を誇り、その当時はバス1日、数10台が訪れるなど、当時はこの地域の観光の目玉であったという情報を得ていた



しかし、その後電源開発が電力館の閉鎖をするなど、ダム湖周辺から撤退するなどから現在は観光客もまばらであったが、取水塔や五門の見事に佇むなど全盛期当時の面影を残すのみとなっていた



見事な湖面は満々と水を湛え、春には満開の桜、秋には見事な紅葉が湖面を彩っているという・・・



そしてダム湖周辺で、秋には竜神祭りも行われると聞いていた





そんな往時の面影の残る湖畔でケンジはひとしきり散策を楽しんだ後、帰路につこうとしていた




キュル、キュル、キュル・・・ド・ド・ド・ドゥ~~ン・・・ドッ、ドッ、ドッ・・・


エンジンの調子はすこぶる良かった


ド ド ド ド ド ド ド・・・




湖畔に迫力のある排気音を残し長野県方面には向かわず、往路の道をトレースしてゆく・・・



第一トンネルからモンスターマシンの轟音が響きわたり、心地よい振動に身を任せ、颯爽と走ってゆくケンジの姿があった





帰路は三叉路までは下り坂であった



対向してくる車やバイクの数は少ないものの、多数のトンネル内での響きはこの上なく心地よく、途中でニホンザルの群れに出会うなど興味を引くものがあった



最後のトンネルを過ぎてしばらくすると、左手に小さな山村の風景が開けてきたところで一旦停車し、おもむろにタバコを取りだし一服し、しばし閑静な山並みを見つめていた



眼下には天竜川にかかる赤いB型鉄橋が、人工物としてはやけに美しさに華を添えていた



ケンジの故郷である伊豆堂ヶ島とはまた違った山村の風景の趣を味わっていた





やがてタバコを吸い終えると、再び走り出して152号線に戻った



第一発電所横のトンネルを抜けると再び寂しい家々の前を轟音を響かせ、通り過ぎて行った



曲がりくねる狭い、国道とは名ばかりの狭く曲がりくねった道が続き、やがて水窪方面、天流方面への三叉路にかかる鉄橋の信号機に差し掛かった







水窪方面にも多少の未練はあったが、ここは右折を選択し帰路の天竜方面へと向かった



ここからは片側一車線ではあるが、国道らしい道が続くこととなる



制限速度は概ね時速50キロであったが、前方に数台の車が同じ方向に向かっていた



片側1車線の道路は、中央線が追い越し禁止の黄線と追い越し可能な白線が交互に続いていた



左に見える秋葉湖は満々と深緑の水を湛え、ケンジの気分はとても良かったように見えていた





前方の数台の車は標識の走行速度を守っていた



しかし、それを追従して走行していたケンジはモンスターバイクの力を持て余し、しばらく前から苛立ちを抑えられなかった・・・






やがて、黄色の中央線が消え、追い越し可能な白線を迎え追い越し可能となった



ケンジは迷うことなく追い越しをかけ、乗用車を含む数台を追い越していた



・・・とその時、目なしカーブにかかった瞬間に対向車線から数台の車が行く手を遮るようにして対向してきた・・・



状況は危機迫っていたが、間一髪避け切ることが出来た・・・



そしてアクセルをふかそうとした瞬間、後ろの乗用車からけたたましいサイレントとも赤色灯がバックミラーに映った・・・





『そこのバイク、左へ寄せなさい・・』


何と覆面パトカーが混じっていたのであった・・・




『やいやい、なんなんだよ、こんなところで・・・』



ケンジは左へ寄せて、追従してきたパトカーと相対していた・・・



『君い~~、あんな無茶な追い越しはないよ・・・』



なんだかんだと言われていたが、幸いにもお灸を据えられただけでこの場は逃れられた・・・



ふ~~、こんな田舎でかよ~・・・そんな気持ちがケンジの心を支配していた・・・






その後は安全運転に終始し何事もなく天竜を過ぎて袋井ICから東名に入り、道中のSAで暫し休憩を取ったのち沼津ICで降りた



その後は、海岸線を通り、大瀬崎を超え戸田を抜け海岸線を楽しんだあと故郷堂ヶ島に帰着したのであった



途中の夕日はとても印象に残るものであった



ケンジの顔からは安堵の表情が見え隠れし、遠路の度を満喫した達成感が滲み出ていた・・・(完)










この物語は文、画像、ともにフィクションです・・・念のため・・・



最後までのご閲覧誠にありがとうございました








タイミング ~ある愛の終焉~

2016-01-04 | ショート・ショート?



そんな目で見つめないでおくれよ

決しておまえを見放したわけじゃない



あの日、あの時 タイミングが悪かったんだ

だってそうだろう・・・



おまえの家に 両親を訪ね・・・

俺はおまえを 自分の伴侶にと一言で決めたかったんだ



だけど・・・

おまえの両親は 俺を迎えるどころか部屋に引きこもってしまった



しかし 俺は土下座をするつもりで行ったんだ・・・

どんなに罵声を浴びせられてもね・・・



おまえの付き合っていた・・・ そうだ・・・

男女関係のあると言っていた 彼氏にも殴られてもいいからと・・・



彼氏の親兄弟にも 謝って、て謝って どんなことをされてもいいからと

俺は言ったはずだ



それを無理強いしてしまった俺も悪いが

おまえだって 悪く言えば二股掛けていた節があったんじゃないか



おまえ あの時言ったろ

彼氏に俺の今までの手紙を見せたらこう言っていたよ と・・



彼氏がこう言っていたって

『お前を幸せにしなきゃあな・・・』って。。



あの時の俺の存在って何だったんだ

二股のランクの低い方だったのが俺かよ



あの彼氏の言葉で心変わりしてしまったのか??

確かにおまえから聞いた あの彼氏の言葉は俺の胸に突き刺さった



だけど 俺はそんな言葉よりも 負けない情熱を持っていたんだ

俺がどんなに おまえを好きだったのか解かるのかよ??



おまえの両親も 俺より彼氏の方を可愛がっていた

だけど・・・俺は耐えたんだよ・・・情熱一辺倒でな



おまえはそれを 一度は受け入れてくれたじゃないか

結婚は妥協じゃないって

本当に好きな人のところへ行きたいって



だから 俺はそれを受け入れて

本当に愛している おまえの気持ちが嬉しかったんだ




だけど おまえの両親はそれを許さなかった

彼氏がいる女のところに のうのうとやってくる俺を・・




決して許してくれなかった

お前は 受け入れる準備をしてくれていたのか・・



仕方なかったんだ

両親の前で俺の情熱すら受け入れようと

合おうとしても 話すらもしてくれるチャンスをくれなかった



俺はあの雨の中5時間も土下座していたんだ

そんな情熱すら受け入れようとしてくれなかったおまえの両親は何なんだよ



そんなこんなで終わってしまったんだ

あの時 おまえは何をしてくれたっていうんだよ



おれのおまえへの情熱は伝わっていたと思っていた

しかし おまえはおろおろするばかりで・・

両親へのとりなしもしてくれなかった



あの時で 俺とおまえは終わってしまったんだ



今でも悔いが残るよ

もっと方法はなかったのかってな



そう タイミングがわるかったんだ

すべてはそうさ・・・タイミングなんだ



決して俺たち二人の努力が実らなかったとは今でも思ってもいない

すべては タイミングなんだ



そうだ・・・生まれ変わったら

生まれ変わっても おまえに逢うことが出来たら・・



今度はいっしょになろうな

俺ももっと強く生まれ変わってくるからさあ・・



そんな目をするなよ・・

今でも愛しているよ 愛してるからそんな目をするなよ



すべてはタイミングさ・・ 

人生 全てはタイミングなんだよ






至福の時 ~ケンジのバイク旅 前編~

2016-01-03 | ショート・ショート?



ドドドゥ~~ン・・・


ドッ、ドッ、ドッ・・・・・




一度は聞いて、そうして感じてみたい響きだった・・・



どのバイクの音よりも心地よく、その振動も心地よいものだった



憧れのバイクを手に入れたケンジはその音に酔いしれていた



ここは伊豆堂が島・・・



倉庫の中の一角に置かれたそのモンスターバイクのエンジン音、エキゾーストノートは倉庫中に空気の振動を呼び起こし、さらに響き渡らせ、ケンジは更にアクセルを回し空ぶかしをしていた



“これからどこにいこうか・・・”



湘南?・・・混むしなあ~~



天城を抜けて河津に入り、途中河津来宮神社でお参りし東海岸を熱海まで抜けようか・・・



迷っていた・・・



せっかくの晴れ渡った唯一の休日・・・



このモンスターマシンの魅力を引き出すには遠乗りしかない、思う気持ちがケンジの気持ちを高ぶらせていた・・・



んんっ・・・そうだ沼津市沿岸を走り、東名沼津インターチェンジから入り西方に向かって、途中袋井ICを降りて天竜に入り152号線を北上し、佐久間ダム方面に向かう、という手もあるなあ・・・



今の時期、新緑の緑の中を走らせ素晴らしいダム湖を見る・・・という手もある・・・



“よ~~し、それに決めた”



ケンジは単独で走らすきままに走る旅が好きなのであった




モンスターバイクは直ぐに走りだした




途中、袋井ICで降りた後、縁結びの神を祭ると言われる小国神社で休憩をとり、さらに天竜から152号線を走り船明ダムに着いた



ケンジはここで しばし一服した



囲まれる緑の中、一服のタバコは何よりのご馳走であった



のあたりはトビの餌付がされているということで有名なところ・・・



ケンジも柄にもなく、餌付の真似をしてみた・・・




おお、来る、来る・・・


ケンジは子ども心を思い出し、しばし餌付を楽しんでいたのであった




しばしの休憩後、さらに国道152号線を北上・・・



この辺りは以前走った時よりも道路が整備され、とても走りやすい路面になっていた



途中、秋葉ダムを右に観てしばしの休憩を取ったあと、曲がりくねった道を走り、秋葉ダム横のトンネルを含むいくつかのトンネルを抜け直線道路と曲がりくねった道路を走り更に進む・・・



この頃の秋葉ダム湖の緑色に輝く水面を見てバイクを更に走らす・・・



とても心地よい時間だった・・・



途中何度かバイクの集団に出会ったが、やはりこのモンスターマシンは注目の的であった



ケンジはバイクを走らせている時間、自己陶酔に浸っていた



“これより凄いモンスターマシンが他にあるか??・・・いや、唯我独尊、俺くらいのものだ・・・”



それくらい心地よい時間と空間を一人手に入れていたのである・・・




そしてバイクは進み、赤い橋を渡って、途中の信号に当たった



真っ直ぐ行くと水窪方面、紅い橋を左折すれば佐久間方面・・・



ケンジの心は決まっていた・・・



誰よりもこの曲がりくねった山道を走らせ、佐久間ダム湖の満々とした緑色に輝く水面を見たい、そして水面と突き抜ける青空のコントラストを見てみたい・・・



そんな願望が心の中に押し寄せていたのである




曲がりくねった細い道を国道を走り、次の信号の手前に差し掛かった・・・



二手に分かれている・・・



直進すればひなびた山村の中部(なかべ)という地域、右に曲がれば佐久間ダムへ続く一部快適な道を通りダムへ到達することが出来る





ケンジは迷わず右折し、ダムへ一直線に進む・・・



途中のトンネルは壁側が整備されているところもあるが、ダム創成期の工事で岩盤が剥き出しになっているトンネルもある・・・



ここが、山道のよいところか・・・


トンネルの中ではケンジのモンスターマシンのエキゾーストノートの響きが一段と響いた・・・



風を切り、鋭いマシンの雄たけび、そして心地よい振動・・・最高であった



遠乗りの楽しみがまさにこの空間に雄たけびのごとく響いていた・・・






そして素晴らしいが自然以外の何もないダムにたどり着いたのである



山の自然を満喫した・・・



バイクの素晴らしさも満喫した・・・



これ以上素晴らしい事があるのであろうか、という至福の時であった・・・














次回に続きます・・・悪しからず・・・\(◎o◎)/!






ある渚の思い出♡

2015-12-31 | ショート・ショート?



白砂に打ち寄せる 澄み切った海の水


いつしか僕は 透きとおった瓶をさがしていた


やがて僕は その光景を見つけた


渚のざわめきとともに・・


時の経つのを いつしか忘れていた夏




あの夏 君は友達と二人で遊びに来ていたね


ガールハントに来ていたのではないけれど


二人を見つけた僕たち二人は


声を掛けるのを躊躇わなかった




君の天使のようなその微笑みは


水にとけてゆく白砂のように


本当に澄み切っていた




信じ切っていた・・・ 


まるで透明なガラス瓶のように


いつの間にか 僕たち二人は手をつなぎ合って


砂浜の続く白い 渚を歩いていた




君の白く光ったその掌は


私のいかつい手を 優しく包んでくれていた


まるで 純白の絹のように


いつしか私たち二人は 白砂の中にうずもれていた


お互いに 砂を掛けあいながら・・・




突然 君はオイルを塗って・・と切り出した・・・


僕は頭の中が真っ白になって狼狽えていた


女性の肌に・・・ 


透き通った天使のような女性の肌に触れることが・・


如何に罰当たりなことか・・・


そう信じて疑わなかったからだ




でも 君は・・ 


薄くてもいいから日焼けしないようにと・・


狼狽えていた私の心は決まった


その白い肌を 僕のいかつい手で傷つけてしまわないようにと


繊細に しかも大胆に塗布してあげたものだ・・・




しかし・・・


心なしか僕の手が震えているのを感じた・・・




何故 君はこんなに大胆になれるのか・・・


それは 夏の日差しと青い空 浮かぶ白い雲に心を奪われたいたからだろう


それは・・・男と女そのものでは無かった


まるで 旧知の間柄であったように


性差なども感じない間柄であったように・・




いつしか 夕日も海の端に向かい お別れの時を迎えていた


あの夏の 甘酸っぱい思い出の時


僕は 一つ大人になっていた


僕は いつまでも忘れないだろう・・


君と過ごした あの夏の日を




ここ 南伊豆弓ヶ浜は思い出の地となった




僕を成長させてくれた 思い出の地に・・・





ある宝石ブランド店の前を通り過ぎようとして・・♡

2015-12-29 | ショート・ショート?




あるブランド宝石店の前を通った。


そのまま通り過ぎようとしたが、目にとまったこのネックレスと指輪・・。



こんな高いブランド・・・私の手に負えるはずがない・・。


そんな想いがふと 自分の頭の中を通り過ぎてゆくようでしたが・・


じっと上から眺めてゆくと・・


百〇十万円・・・〇十万円・・・だろうなぁ~(#^^#)




ん??一番下の指輪!!・・・


もしかしたら、もしかしたら・・・このお値段なら何とか手に入るかも・・・



かみさんに贈ったダイヤモンドの婚約指輪よりも高いお値段だけれども・・・


今まで苦労掛けてきた分・・・


いいや・・・これからも苦労掛けてゆくであろう分・・・


感謝の気持ちを表してもいいのではないだろう・・・か・・・と・・( *´艸`)




来年2月には29周年・・・


再来年には30周年と区切りがいいなぁ~~。




え~~っと・・・この間、25年で銀婚式を迎えた訳だから・・・今度は“真珠婚式”になるなぁ~~


真珠かぁ~~・・・お手入れも大変だし・・・これから使うっていうと子どもたちの結婚式??ほかか??


でも、きっと子ども達のお式には和装なわけで真珠のネックレスは使わないだろうなぁ~


となると・・・真珠の指輪か??



いやいや・・・きっといつでも使っていただくためにはプラチナの指輪でしょう・・。


・・・ということで・・・真珠婚式には あの手の届きそうな指輪にしようか。


デザインも素敵だし・・・お値段も何とか手に届きそうだし・・




ブランド宝石店のディスプレイを じっと見ていて そんなことを考えてしまった私でした。




珍しいのですよ・・・。


一流ブランド店で指輪を買おうだなんて気になったのは・・・そんな大層な柄でもないし・・。


もしも、買い求めるとしたら・・・


その時には 一張羅のスーツを着て訪れなければね・・・気位の高い店員さん達に足元をみられないように・・。


いずれその指輪も娘たちのものになるんだろうなぁ~~なんてことも考えてしまったりして・・。


ごめんなさいね おかあちゃん・・・あと〇十年は 多分 貴女のものになりますからね きっと・・。




待っていてくださいね~~( *´艸`)


愛されているのか分からない旦那ですが・・・(^_-)-☆









ジェニファーとティム ~デートの約束 編~ ♡

2015-12-28 | ショート・ショート?




『ハ~~イ、ジェニファー・・・今度の日曜日、サーフィンにいかないかい、ベイビー・・・』


「ハ~~イ、ティム・・・誘ってくれるなんてお久しぶりね・・・」



『そんなことないさ、ベイビー・・・先日から何回も誘っているじゃないかー・・・』



「でもさー・・・、この間のパーティーで、あなた車が壊れているって言ってたじゃない・・・」



『それだったら大丈夫・・・今さあ直してるんだ・・・俺の手にかかればいちころだよー・・・』



「ふ~~ん・・・そうなんだ~~あなた運転ばかりじゃなくて修理も出来ちゃうんだぁ~~感心したわ・・・」



『・・・だろう・・・俺のて手にかかれば不可能なんてないのさ・・・』



「あなたの手にかかればいちころなんて・・・そんな言葉他の女にも掛けているんでしょ!・・・そういうところが許せないのよね・・・」



『そんなことないさぁ~~、俺のターゲットは君だけだぜ~~・・・』



「いつも口だけは達者なんだから~~・・・そんな男は他にもいるけど・・・」



「ねぇ~~・・・私のどこが気に行ってるのよ~~・・・前々から気になっていたのよ・・・このごろつき男がね・・・私に甘い声を掛けてくるなんて、とても許せないわ・・・」



『そんなこと言わなくても解かっているだろう??・・・そのブロンドの髪・・・くびれたウェスト・・・最高だぜ、ベイビ~~・・・』



「やっぱり身体だけが目当てなのね~~・・・私、そんなに軽い女じゃなくってよ!先日話したばかりじゃないの・・・」



『その軽い女じゃないって言うのが、俺の心を一番くすぐるのさ~~・・・男なら皆んなおんなじだろう??・・・』



「そう・・・男ってみんなそんなことばかり考えてるの??最低ね・・・」



『だからさぁ~~、違うってば・・・俺はそんな尻軽男じゃないんだよ~~・・・デートの誘いに応じてくれたら、それを証明してみせるぜ~~』



「興味あるわね・・・どんな手立てで私を落としにかかるか・・・いっちょう、誘いに乗ってみるのも悪くはないわ・・・さっき、あんなこと言ったけど私は堅物では無いってことだけ覚えといて・・・」



『それじゃあ・・・OKしてくれるんだね・・・有りがたいぜベイビ~~・・・』



「一つだけ条件があるわ・・・絶対私に手を出さないって約束してくれる??もちろん、キスもだめよ・・・そんなことしたら絶交しちゃうんだから~~・・・」



『分かったさ~~、手出しだけはしないさ・・・俺の言葉だけで君を落として見せるから・・・』



「ふ~~ん、落とせるんなら落として見せなさいよ・・・この尻軽男!・・・」



『じゃあ、約束したぜ・・・本気で落として見せる・・・行き先はウェストコーストさ・・・今から楽しみだろう??・・・俺も楽しみさ~~どんな風に料理できるかがね~~』



「う~~ん、もう~~、いけず~~・・・約束だけはしてあげるわ・・・今度の日曜日ね~~」



『あ~~ん、とてもラッキ~~さぁ~~・・・約束だからね~~ナイスバディとビキニ姿を楽しみにしているよ~~ベイビ~~・・・』



「・・・・・競泳用の水着を用意していってあげるわ・・・どんな風に攻めるかしら??・・・」









妄想でした・・・\(◎o◎)/!


どんなビーチリゾート旅行になるんでしょうか??楽しみです・・・


男と女の想いはどこの国でも同じ・・・


時間切れで今回はこれまで・・・この続きは、いつかまた・・・♡