鷹技を習う候となりました。
心配した台風が去って、ホッとする間もなく新潟、長野で大地震です。思いがけない被害に驚いています。被災地の皆様を思うとお慰めの言葉も見つかりません。……。
今日は「鷹が技を習う候」と言うことで鷹の鈴包みを折ってみました。
折形は武士社会になって整いましたから、矢弦の包み方や弓懸けの包みなど弓矢に関する包みも多いです。鷹に関する包み方も「鷹かけ包み」「鷹の尾包み」「鷹の羽包み」「鷹の緒包み」などがあります。結びの方にも鷹を結ぶ結び方なんどもあり、鷹狩がもてはやされていたのが分かります。
今日の鷹の鈴包みはいささか厚みのある物も包めるようで土鈴など贈れそうです。
鷹の足を模ったのか鋭く尖った足が出ているところが面白い包み方で、鎧櫃をも連想させます。蓋のかぶさった先端は折りこむと止まると思うのですが、お手本通りにしておきました。
友人宅が二回目の被災でしたが、皆無事で倒壊も免れたことが不幸中の幸いでした。
前の記事のぽち袋もかわいらしくて、こんなふうに包まれたものを頂くときっとほんとうに嬉しいと思います。
この鷹の鈴包、着物柄のような紙がすてきです。厚みのあるものも包めるということは、底にマチがあるのでしょうか。
見た目ではわからないです。
包みというのは不思議で奥が深いですね。
避難所では気が休まらなく皆さんお疲れになってあることでしょう。
ライフラインの早い快復をいに折るばかりです。
この包みも趣がありますね。
三角のとがった所が鷹の足を表しているのですね。
正方形紙でしょうかそれとも長方形の紙で折られているのでしょうか。
本当に包みはたくさんの折り方があるのですねぇ。
風花さん、お元気でしたか?
>マチがあるのでしょうか。
折形にはマチがないのが普通で、厚みは幅でカバーするしかないのです。ですから厚みのある箱物などは掛け紙のように高さの分はカバーが出来ません。そこがラッピングとの大きな違いでしょうか。
この鷹の鈴包みも鈴ていどの厚みが適当なのでしょう。
>さくらさん、この紙は正方形です。足の部分は三角に折って薬を包む時のように1センチほど手前に折ったものです。あとは見た目のように三等分すると1センチの所が上手く出てきます。簡単ですからすぐに折れると思いますよ。鷹の鈴包みと知った上にいろいろと包んで差し上げる時にお使い下さい。
普通の色紙で折りましたから横幅8センチ縦6センチの「鷹の鈴包み」が出来上がりました。
浅草寺の金龍之鈴を入れてみました。
私のは千代紙を切って11×9センチの出来上がりにしました。