SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

寅のお年玉袋

2009-12-31 00:28:00 | 







雪下りて麦のびる 候となりました

大晦日となりました。
まだ仕残したことはありますが年々簡素になって楽をしています。街全体もお正月を迎える華やかさがないのは寂しい気がします。

元旦の夜は満月です。元日早々縁起がいいです。1月は30日にもう一度満月があって願いが満ち重なる年となるでしょう。 

年末なので簡単に出来る三角のお年玉袋を作ってみましょう。作り方の画像は後ろにしてまだ11月の画像が残ってたので貼っておきます。

11月


11月は花包ではなく小菊を折紙で折った壺に入れ錦木の紅葉と飾ってみました。初めての事ですが花包も4年間50包もアップして苦戦しだしております。
この月は香包、香袋をテーマーに写真のようなものを作りました。
月末はサンタクロースの香袋の作り方です。


12月

花包はクリスマスバージョンのオリジナルの包で綿を包ました。
後は1年間の索引として各月掲載の写真です。私自身忘れてしまうのでこれで探してその年月をサイドメニューからクリックして本文を見ています。


さて三角のポチ袋の作り方です。

トップの写真は8センチ幅の紙で長さは24.5センチで折りました。右の写真のように角を3等分(30度)します。(この斜線部分は切り離してもよいです)その頂点を下におろし図のように正三角形を作ります。蓋になる手前でコインなど入れてからもう一度折り蓋の部分を差しこんで下さい。
お札を入れる時は11×32センチの紙だと入ります。
でも小さい方が可愛いので青海波の方は7センチ幅です。
白い紙の時は絵が添えられたらいいですね。 寅の顔のは各頂点を折っただけです。
工夫すると菱形も出来ます。これだとお札も入ります。

長方形が三角や菱形になる喜びや不思議を小さい方が喜ぶとよいのですが中身は二の次とはいかないでしょうか?

では1年間SAKURAをご覧下さった皆様ありがとうございました。
どうぞよい新年をお迎え下さいませ。kadomatsukagamimotisakura



九月・十月

2009-12-27 00:11:00 | 
鹿角おつる候となりました

クリスマスが終わると急に年末の慌ただしさに追われます。
遅々とした大掃除も気合を入れないと終わりそうにありません。
娘時代はこの頃から姉妹揃って日本髪を結って母のお手伝いもしなかったのを申し訳なく思い、またよい時代が懐かしく思い出されます。

九月


九月の花包は女郎花包です。
この月は袋物で 桔梗袋 懐紙入れ 筥迫 紙挟みなど作りました。紙挟みの次は母の筥迫です。 月末はリバーシブルで無双仕立てのティシュ入れの作り方でした。沢山作って姪の子供達にあげました。

十月


10月は薄の花包です。この月は「継ぐ」がテーマーで写真は継紙の和綴じ本と源氏香の折本 撮み細工  扇繋ぎの袋物 金継ぎ です。月末は十五夜のお月見で月見団子などコーナーの飾り物です。

七月・八月

2009-12-22 00:00:00 | 
冬至となり 冬生じ夏枯る候となりました

冬至となりました。
この日以後は日が伸びると思うと待わびる日です。
毎年この日はお風呂場の大掃除をして柚子湯にゆったりつかります。

七月
草花包で月草を包ました。文月なので昔の手紙の結びです。
立文・捻文 腰文・小文 結文など。月末は結んだ箸袋の折り方です。



八月


広葉の花包で蘇鉄の若葉を包ました。夏休みなので子供の遊びをテーマに、パタパタ 葉っぱの結び 麦わらの馬 麦稈真田編みなど。麦稈真田編みはネットにも載っていない結び方でした。月末は松葉相撲や鬼灯人形やストローの結びなど昔遊びを懐かしみました。



五月・六月

2009-12-17 00:02:00 | 
鮭魚群がる候となりました

木の葉も散って外掃きが日課の夫の仕事も楽になりました。葉の落ちた木立はもの寂しくて一層寒さを感じます。

五月


5月の花包は鈴蘭を包ました。洋花なのでオリジナルの花包を考えてみました。端午の節句にあたり里の昔のお飾りと外居、 短檠などのミニ道具。藤の長尾の結びなど。「尼門跡展」の事。月末は敷物の作り方です。

六月


紅葉包で青楓を包ました。六月は嘉祥にちなみお菓子のボックスを折りました。 四角い箱 立体花紋折り 捩じり箱 など
月末は糸巻き形の箱の作り方です。 円に折り目を入れて作りますが形が可愛いです。七夕にはお菓子などのお土産を入れたいです。

三月・四月

2009-12-12 00:49:00 | 
熊穴にこもる候となりました

寒さがつのってきました。暮れの掃除にいそしむ毎日ですが今のところ元気に動けるので嬉しいです。 昨日はすでに年賀状を書き終えた夫が大掃除に初参加でお仏壇のお磨きをしてくれました。

三月
桃包。ひな祭りにちなみ吊るし雛の鶏(友人作)一刀彫のミニ雛、鱗結びの貝桶の結び 菱形のたとうなど。月末は菱形のお包です。これに熨斗を折ると雛の節句のお包になります。


四月
桜包。この月は平紐の結びです。
子供の祝着の紐の飾り結び、刀の下げ緒・中元結び一束一本の結びなど月末は平紐の三つ編みで栞を作りました。