SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

震災 お見舞いいたします

2011-03-16 21:41:00 | 
未曾有の災害が起こりました。
被害の甚大さに心が痛みます。
被災地の皆さまどうか力をふるって元気を取り戻して下さい。

地震の直後ご近所のご老人を見舞い、何事もなく安堵して家に戻りTVの津波の映像に唖然としました。自然の破壊力は想像を絶します。
さらに原発の事故が追い打ちをかけ日増しに深刻な事態がつのります。

計画停電も始まって国民が挙げてこの国難に協力して乗り切らねばなりません。
我々世代も戦後の混乱を知らず安穏と暮らし過きた警鐘にも思えます。
そうした日々を反省し暫くブログを自粛することにしました。
一人一人が自分の出来ることで混乱を避ける工夫をいたしましょう。

被災地は雪となりました。
現地の寒さ困窮はいかばりでしょう。
不自由な生活でさぞ困憊なさっていられるでしょう。
一日も早く安心した生活が出来るよう願うばかりです。
政府の手あつい援助を望みます。

八角貝桶と六角貝桶

2011-03-11 00:00:00 | 








桃始めて咲く候となりました

桃の節句が過ぎてそろそろ鶯の初音が待たれます。今年は梅の花が少なくて来てくれるかどうか心配なことです。

画像は男蜻蛉(おとんぼ⇒右)女蜻蛉(めとんぼ⇒左)の結びで今回初めての登場です。
昨年は八角の貝桶に鱗結びをしました。http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20100316/archive
5年前の結びは二羽蜻蛉結びで羽根は2枚でしたが今回は4枚です。同じ紐で結びましたので窮屈になりました。

六角の貝桶に鱗結びをするとどうも納まりが悪く、鱗結びは八角の貝桶に結ぶものだと2年前に実感したのですが(http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20090320/archive
何故貝桶には八角のものと六角のものがあるのか分かりませんでした。

最近どうやらそのヒントが見つかりました。
八角の結びは貝覆の為の貝桶のようで美術館で見るのは大きめで胡粉や金などの装飾が豊かで贅を尽した雅なものです。これは姫君達の遊び道具だからでしょう。鱗結びには地貝を入れる右貝桶と出し貝を入れる左貝桶で結び方が違っているのも納得出来ます。結び方が簡単なのも実用的です。

六角の貝桶は嫁入り道具として飾り用や儀式用のものらしく、結び方が複雑で解いたら結び直すのが容易でありません。又必ず雄蝶雌蝶のように雌雄の結びが付いているのも婚礼の飾りとして納得できます。(房の前の叶結びの結び方が違います)

先々週、大河ドラマで茶々姫達が貝覆いをしているシーンがありました。貝覆は地貝を円形に置くようでTVでも円形に撒いてありました。
貝覆いの貝は数が相当あるのでその中から出貝とぴったり合う貝を探すのはたいへんでしょう。
貝には綺麗な絵や和歌など書いてありますから年令によってその面を出して出貝と同じ図柄や下句の貝を探したりして遊んだりもしたのではと思います。



花包 姫蕨

2011-03-01 00:00:00 | 









草木萌え動く候となりました

春一番が吹いてポカポカ陽気の到来と思いきや氷雨が降ってが真冬に逆もどりです。早く蕗の薹や土筆など摘み草を楽しみたいものです。

可愛い蕨を見つけたので包んでみました。
華包の本でまだ包んでいないのは万年青包みでしたので姫蕨を包んでみましたがやはりそぐわなくてオリジナルにしてみました。 しかしか細い蕨が傷まない内にと急ぎすぎて即興になりました~

三月はこんな呼び方もあります。
季春 桜月 称月(しょうげつ)  禊月(けんげつ) 蚕月(さんげつ)  桃月(とうげつ) 花月、嘉月(かげつ) 花見月  春惜月  夢見月  姑洗(こせん) 暮春  華節  晩春


sakuraお知らせsakura

有職造花の大木素十氏のコレクションが佐野美術館で開催されます。
珍しい品々もあるようですからお出かけになられては如何でしょうか。

雛の宴 京都丸平の人形と有職造花の雅
同時開催:佐野美術館のおひなさま

平成23年2月26日(土)~4月10日(日)

大木氏の来館は6日、19日、20日のようで私は19日に拝見したいと思っております

訂正
大木氏の来館が13日、20日、4/10日になりました。
私も19日でなく20日に変更したいと思います
。(3/7 夜)