桜桃生存日記

桜桃が気ままに書きたいことを書く日記。
日常のこと、趣味のこと、思ったこと、など。

バチカンで逢いましょう

2019-06-21 | 映画を観よう
主人公のオマ(ドイツ語で「おばあちゃん」の意。
本名はマルガレーテ)はカナダのオンタリオに40年住んでいたが、
夫のロイズル亡き今、この場で1人暮らしをすることは
難しいということで、娘のマリーはオマの家を売り、
オマは当分街にあるマリー宅で生活する事になったのです。

オマは、ローマ法王に会いに行ってどうしても懺悔したい事が
あったのですが、予定していたローマ旅行は中止に。
オマは単身ローマへと旅立ちます。
ローマでは、孫娘マルティナの住むマンションに居候することに。
オマに家族は振り回されます。

オマは信心深く慈愛に満ち、正義感に溢れ、
曲がったことが嫌い。
マイペースで意志が強くて、とにかくパワフル。
頭もしっかりしてます。オシャレで、肌も綺麗。
お酒も大好きだし、ライブでノリノリになってる姿や、
ベスパを起用に乗りこなす姿イケイケや。
そして、ときめく女心も素敵ですわ。
忘れたくないねー。オマのような歳になっても、
ときめく女心!!

あらすじに惹かれ、面白そうだと思って観てみました。
もっとスローで素朴な映画かと思っていたんですが、
結構テンポも展開も速く、若い世代の人が観ても楽しめる映画です。
「マイレージ・マイライフ」よりもコメディードラマって雰囲気ですね。
笑いのセンスが、どうも私には合いませんが(^^;)
でもオマの懺悔したいことや、オマの行動に引っ張られて、
物語にどんどん引き込まれます。
本当に色んなことが起こってラストまでドタバタなので、
目が離せません。

愛・・・家族愛、人間愛、恋愛について考えさせられるのと、
オマと孫娘マルティナの求める自由、
束縛からの解放について考えさせられました。
ローマに来てからのオマは「生きてるって感じる」と言ってました。
確かに見るからに生き生きしてるし、刺激的で充実した生活を
送っています。
オマは老人ホームなんて入る必要ないし、
ローマで自由気ままに楽しく生きるほうが絶対いい。
でも、娘のマリーが心配するのも、
娘として責任を感じるのもわかる。
マリーが悪者扱いになってしまうのが気の毒でしたが、
マリーは、一途に愛してくれる夫ジョーがいて救われたね。

オマに圧倒されて、オマを好きになる、見応えのある映画でした。
面白かったー。

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