Natural Craft のある暮らし(ナチュラル クラフトのあるくらし)

広島でナチュラルテイストなドライフラワー作品を作っています。

卒業と入学と

2013-04-09 23:21:14 | ひとりごと
 

日々の慌しさに、つい流されてしまいそうな毎日です。

3月に次男が小学校を卒業し、この月曜日に中学校へ入学しました。
やっと、やっとリセットできたなぁという思いです。

というのも、去年の10月末に担任の男の先生が、学校に出てこれなくなってしまって、後半の5ヶ月間は、臨時の若い女の先生に
受け持ってもらったという経緯があります。(このブログにしては重いお話なので、重い話が嫌な人はスルーしてくださいね。)






今とても多いと聞く、教師の精神的な疾患による長期病欠による担任交代、こんなに身近におきようとは・・・。
去年末に新聞の記事にも取り上げられていて、①50歳代以上のベテランの先生、②転勤してきて2年以内の方の割合が多いとか。
まさに、その条件にぴったりとあてはまっていました。


突然先生がいなくなったことに子ども達はかなりショックを受けていました。
親としても、子ども達の素行が一因になったのではという申し訳なさと同時に、放り投げだされたという腹立たしさが
ふつふつと湧き上がり、平常心を保つことができませんでした。

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11月の初旬は、学校に行こう週間で、参観が予定されていました。
そのときには、もう新しい先生が決まっていました。
学校側からは、手紙での報告だけの予定だったらしいのですが、説明会を求めました。
(そんなことは考えになかったみたいなのですが、学級委員さんから問い合わせしてもらったら、
すんなりと開催してくれました。)

説明会には3分の1~2分の1程度の人数の保護者さんが参加され、納得のいくまで説明を受けることができました。
「学校側としても、新しい先生を全力でフォローする」という言葉を聞く事ができてほっとしました。

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「いつまでもウジウジ考えていてもつまらない、前に行くことが大事。」
案外子ども達はタフなもので、親が考える以上にはやく新しい先生になじんでいったと思います。

ところが・・・、そのあと何度か参観日・懇談会があったのですが、とても冷ややかな会で、背筋がぞっとする思いを
しました。子ども達のマイナス面についてばかりの発言、先生を直接批判しているわけではないけれど、せっかく
「私がやります」と手を挙げてくれた若い先生の気持ちがなえてしまうような雰囲気。。親の方が、被害者意識をひきずって
しまうのですね。

そういう発言をする人に限って、普段から学校に足を運ぶ人ではなく、子どももやんちゃだったりし・・・。
学校へのわだかまりをはらしたいのだったら、もっと早く学校へ来て、現状を知るべきだったのに。


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しかしながら、最後まで不協和音な学級に思えましたが、「最後の最後はひとつにまとまりたい」という思いがわき、
学級委員さんを数名の温和派が助けて、卒業式には先生に花を渡すことができました。
(ほとんど全員分お金回収・・・良かった♪なかなか普通集まるものじゃないのですよ、これが。)


「先生、子ども達を引き受けてくださって本当にありがとうございました。」

晴れやかに、和やかに卒業式を送ることができて良かったです。


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子ども達の人生にも、親にとっても、「あたりまえの生活は、あたりまえなのではなく、みんなの努力によって
支えられている」ということがわかった5ヶ月でした。


先生が「休職」で良かった、生きていてくれて良かった。(思いつめて、最悪な選択をされる方もいらっしゃいます)
新しい先生が、すぐに来てくださってよかった。(なかなか決まらないケースもある、途中でまた辞められることもある。)
悪い状況の中でも、良い方だったのだと思います。



なかなか文字にできなかったけど、残しておきたかったので・・・、やっと書けました。
これで、心置きなく新生活に向かえます。読んでいただき、ありがとうございました。


(写真左は卒業式のコサージュ、ムスカリ、ビオラ、ユーカリはお庭のものです。
右は入学式。ユーカリ、アイビーが自家製です。)











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2 コメント

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Unknown (ツユマメ)
2013-04-12 11:29:53
なんだかな~な、小学校生活最後でしたねぇ。
うちの小学校も去年1年間で3人かな?先生が途中で辞められたり休職されたり。
でも、いっさい説明会なんかなかったと思われます。
そして、「病名はいっさいおしえられません」の一点張りで、精神的なものなのか?胃が痛いのか頭が痛いのか?さえわからぬままです。ちなみに、病名は同僚である先生方にも教えられないんだそうです。
へんなの~。
たまたまヘビーな役員してて学校に出入りしまくってたから辞めたとか知ってるけど、そうじゃなかったらうちの子の担任じゃないので知らないままだと思います。
卒業、入学おめでと~!!
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ツユマメさんへ♪ (sakurairo)
2013-04-14 17:16:09
コメント、ありがと~~!
情報として知ってても、自分が当事者になってみると「!!」胸の中がざわめきました。6年生なのにね。後で修学旅行の写真を見ても、きっとさえんと思うよ。

FBで、「うちの学校もよ~~!」とツユマメさんや他の方に言ってもらえて、気持ちの底を打つことができました。ありがとう。

説明会・・・普段から、「開かれた学校」として毎月参観日を設けたり、宿題ちゃんとやったかどうか親のチェックを要したり、保護者を巻き込んでいるくせに、こういう重要な案件のときに紙切れ1枚で済ませようとするのが許せませんでした。

でも、説明会で、気持ちにケジメがつけられた人は多いと思う。たぶんシステムとしては、紙切れで済ませられるんだと思うけど、ちゃんと説明してくれた方が、その後がスムーズだとおもうのだけど。(・・・、そうもいかない人もいたけどね

まあ、長い人生の中では一瞬のできごとだよね。
中学校は中学校でいろいろありそうだけど、ひとつひとつ乗り越えていってもらいたいです。

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