デザイン設計したOビルトイレのリフォームが完成しました。
事務所として使っているため、浴室を撤去し、トイレを広くしました。
入口から入ったところの写真です。左手に斜めに便器があります。奥左は手洗い器です。
(写真はクリックで拡大)
元のトイレスペースがとても狭かったので、浴室、洗面所と一体化し、便器を斜めに配置しました。
既存の壁と45度で交差する新しい腰壁と棚が、不思議な空間を構成しています。
実施設計・施工は、株式会社山義です。
デザイン設計したOビルトイレのリフォームが完成しました。
事務所として使っているため、浴室を撤去し、トイレを広くしました。
入口から入ったところの写真です。左手に斜めに便器があります。奥左は手洗い器です。
(写真はクリックで拡大)
元のトイレスペースがとても狭かったので、浴室、洗面所と一体化し、便器を斜めに配置しました。
既存の壁と45度で交差する新しい腰壁と棚が、不思議な空間を構成しています。
実施設計・施工は、株式会社山義です。
9/16に2007年度の2級建築士設計製図試験が行われました。
私が講師を務めるSS学院でも速報がHPにアップされていますが、今年はまた一段と難しかった。。
7月に行われた学科試験も、難しくなり、H18年度の合格率37.3%から5.4ポイントダウンの31.9%でしたが、設計製図の合格ラインはどのくらいになるのでしょうか???
例年通りの基準だとすると、合格率がかなり低くなるのではないかと懸念されます。
本年度はさらに、要求図面の発表がなく、全ての図面の練習が必要でした。
開けてみれば、平面図、立面図、床伏図、矩計図と、H17年度同様の多量の作図量。
さらに店舗併用住宅ということでエスキースが難しく、さらにさらに、要求図書の特記事項には細かい什器の要求があり、、、と近年まれに見る高難易度課題でした。
9/23に私の指導していた受講生の方々の採点会がありましたが、例年なら絶対に合格できるであろうレベルの方々も、ギリギリ、あるいは残念な点数となり、「当確」は一人も出すことが出来ませんでした。
具体的な解答案については次の記事で。
7月28日、住居の会の見学会に参加し、
小泉雅生さんのご自邸「アシタノイエ」を拝見して参りました。
西側横浜市の方からのアプローチは、旗竿敷地になっていて、手前に隣地の空き地が広がっています。
南側から見るとわかるように、東側は川崎市の道路に面しているのですが、こちらの道路が約3メートルほど高くなっています。
2階の床面よりもさらに70センチぐらいでしょうか?高くなった屋根をルーフガーデンとして芝生がうえてありますが、この高さと川崎市側道路の高さがそろえてあります。そのため、地形に埋もれたよ
うな印象を受けます。
川崎市側道路からみたところです。既存の楠がうっそうとしていて、緑に埋もれた感じです。
1階のリビングから東側道路の方に延びるスロープです。
お子さんが滑り台として滑り降りてきそうな感じです。
構造は木造ですが、オーク構造設計さんが構造設計をしています。
普通木造軸組構造では、私たちは105角や120角の柱を使いますが、実際に計算をすると50角でいけるらしいのです。ただ、あまり細いと心細いということで60角を使用しているそうです。
細くするとどうしても座屈してしまうので、欄間を設けたり、所々座屈防止の横補剛をしています。また、ブレースは鉄筋のものが入っていますが、端部で接合するのに柱が細くて納まりが大変だったと言うお話です。端部は隠れてしまっているので、見えません。また、間柱についても、普通は計算に入れませんが、この住宅では間柱も計算に参加させているそうで、2×4材?がたくさん使用されていました。こちらも座屈しないように、水平方向につなぎをいれてあります。デザインとしても美しい。
実験的な試みも行われていて、床壁天井には断熱材の他に、保冷剤が敷き込まれています。26度以上で熱を吸収して蓄熱し、26度以下になった時に放熱するそうです。
フローリングも、床暖房の効率を高めるために厚さ3 ミリのものを使用しているそうです。
タイル張りのインナーテラスが空間にアクセントをつけています。
階段もとても軽やかで美しい。白いレースのタペストリーに天窓から注ぐ光がドラマチックです。
この住宅の2階は離れになっていて、それぞれに階段がついているため、階段が2つあります。一方はダイニングキッチンへつながり、もう一方は主寝室へつながります。
2階の離れ2室はルーフガーデンでつながっているので、
お子さんは家の中をぐるぐると鬼ごっこしてまわれそうです。
普通の家なら階段がひとつなので、2階へ上がってしまったら追いつめられてしまいそうですが、階段がふたつあればぐるぐると一筆書きで回れます。1階もワンルーム状態になっているので、ぐるぐると回れるプランです。
階段の両脇に3つの子供室がリビングに面してあります。
リビングを通って個室に入るプラン。個室の仕切りは構造上座屈防止の目的で設けた欄間によって、光と空気がリビングつながっています。家族の気配が共有できる、まさに「頭のよい子が育つ家」「子どもがゆがまない間取り」になっています。笑。
※写真は千田昭子さん、石塚恭子さん、崎田の撮影のものが混ざっています。
晴海のトリトンで7/26に行われた建築士会主催の改正基準法講習会へ参加してきました。
電話帳のような資料をいただき、10時から16時半まで。。。音楽ホールの狭い椅子に一日拘束されるというのはなかなか辛いものがありました。
内容は前半が申請に関する部分で、大変参考になりました。
後半は構造に関することで、専門的なお話でなかなかつらいものがありましたが、
そもそもこの改正がなぜ起きたのか?
言わずとしれた姉歯、ヒューザー等の耐震偽装工作の事件がきっかけなわけです。
悪意があって改ざんするのはもってのほかですが、それ以外にもよくよく調べてみると、構造に対するチェック機能が機能していない、建築士も構造についてよくわかっていない、ということが明らかになり、それをなんとかするべく、構造について法的にチェックを強化するということのようで、
むつかしい、わからない、と言っていてはならないようです。。