設計した若いご家族のためのお住い、
大黒柱のいえが竣工しました。
玄関を入るとすぐに吹抜けのあるリビングです。
アイランドキッチンの角にズッシリと太い大黒柱があります。
キッチンの収納もたっぷり。
小さな吹抜けでも、広がりが感じられます。
洗面台はこだわりの造作で製作しました。お化粧時に使いたいティッシュ。収納場所に困りますよね。ミラーキャビネットの中にしまったまま、底面からティッシュが取り出せる仕掛けです。
吹抜けに面して作ったファミリーコーナー。今はまだ赤ちゃんのお子さまが大きくなったら、子供部屋に仕切れます。
階段下を利用して玄関に作ったシューズインクローク。ベビーカーがしまえます。コートや傘をかけておけるバーも。
健幸工房 シムラさんの施工です。
昨日、7月1日は「建築士の日」だそうですが、ちょうど2級建築士学科試験の日でした。
受験したみなさん、お疲れ様でした。今年は梅雨明けも早く、暑い1日でしたね!
4教科では、午前中の計画、法規に新傾向に難問が多かったようですね。法規で足切りになってしまった方、もしかすると足切り点が12点になるかも、しれないので、製図の準備をしておきましょう。
構造と施工に関しては、新しい問題もありましたが、選択するべき選択肢は、過去の頻出選択肢だったので、過去問をしっかり学習していた方は20点前後の高得点が取れたようです。
構造に関して、今年も解説をしていきますが、あくまでも個人的な見解であることをご理解ください。
また易しい問題に関しては解答を記載しておりません。
問題構成は例年通り、力学が6問、一般構造が13問、材料が6問でした。
No.1 断面2次モーメント
ちょっと見慣れない形ですが、絵を描いて、公式を当てはめれば解ける問題でした。
色々な解き方がありますが、コの字型が2つあると考えて、一つのコの字型を引き算で出した後2倍するのが一番ラクだったかもしれません。
No.2応力度
荷重Pを求める変形問題でした。荷重が3つあるので驚いたかもしれませんね。Mmaxは荷重の作用点と教えていたので、どの荷重の作用点で出せばよいのか、迷ったのかも。左と右は左右対称なので、どちらか一方と、中央を出してみて、大きい方を使いましょう。左右の荷重作用点の曲げモーメントが2250P、中央が3000P
なので、中央の3000Pを使います。
答えは2番の4kNです。
No.3応力(曲げモーメント)
等分布荷重と跳ね出しが組み合わさっているので、 ちょっと注意が必要ですが、聞かれているA点は等分布荷重の途中ではないので、比較的簡単だったのではないでしょうか?ピンの反力5.5kNを出して、左側で考えれば簡単に求まりますね。
No.4応力(曲げモーメント図)
しばらく出ていなかったので、そろそろ出るかな〜と思っていたら、出てしまいました。このタイプの問題の時は、消去法を使いましょう。ローラーが支える柱には、外から荷重が作用しない限り曲げモーメントは生じないので、ローラーが支える右の柱に絵が描いてある1、3、5は最初に消してしまいます。残りの2と4ですが、ピンの水平反力が左向きなので、ピンの支える柱の曲げモーメントは右側引っ張りだということがわかります。なので、4が正解です。ピンの鉛直反力が0なので、水平荷重Pが作用する左コーナーから鉛直荷重2Pが作用する梁中央までは、水平反力Pと水平荷重Pの偶力になるので、変化せずにまっすぐな絵になります。
No.5トラス
節点の釣り合いと三角形の先端の挿入法で簡単に出ました。まずCは下側の節点が力が3つでそのうち2つが一直線なので、すぐに0とわかり、3と5の選択肢が消せますね。
次に左端の節点のAとBの間に下向き5kNを挿入して、Aが+12kN、Bが-6kNということがすぐに出せました。
切断法しか学習していなかった方は、どこに回転中心を設けたらいいのかちょっと悩んだかもしれませんが、Cの上の節点を回転中心にすれば、Bが求まり、BとCから2が選べたでしょう。
No.6座屈
なんども出題されている座屈荷重の大小関係なのでみなさんできたでしょう。
No.7荷重・外力
頻出の選択肢だけで構成された簡単な設問でした。直前講習でもバッチリやりました。
No.8荷重・外力(風圧力)
これも頻出の選択肢だけで構成された簡単な設問でした。直前講習でもバッチリやりました。
No.9 地盤・基礎
この問題は、正答肢である4が明らかに不適当なのは頻出なのですが、それ以外の1,2,3,5が初出問題でした。 びっくりしたかもしれませんが、落ち着いて読めば、見つけられたでしょう。
No.10木造 部位部材名称
一瞬全てあってるように見えますが、3の説明文は、「水平構面」とあるので、火打の説明です。
No.11木造 接合
これは全て既出の頻出問題なので簡単でした。直前講習でもバッチリやりました。
No.12 木造 壁率比
このタイプの問題も3回目ですので、もうみなさん簡単に解けましたね。
No.13 壁式鉄筋コンクリートの壁量計算
このタイプの問題もなんども出ているので、簡単でした。
No.14 鉄筋コンクリート造
これも1、2、3、および正答選択肢の5は既出の頻出問題なので、5が選べたと思いますが、4は最近出た開口に隣接する柱の帯筋比0.4%と混同して不安になったかもしれません。出題根拠が探せていませんが、開口隣接ではなく、袖壁付き柱なので0.3%以上なのかもしれません。
No.15 鉄筋コンクリート構造 柱の帯筋比
これもなんども出ている問題ですが、久しぶりに文字式で出題されたのでちょっと驚いたかもしれません。文章と、凡例、図をよく見れば、簡単に選べたと思います。
地震の方向がずっと横向きだったのが、縦向きになったので、分母がDxSになる点がポイントでした。
No.16 鉄骨造
この問題は、数字をしっかり覚えていないと選べなかったかもしれませんね。
梁のたわみは、通常1/300以下、片持ち梁で1/250以下です。3の選択肢が初出なので、不安になったかもしれませんが、それ以外の2、4、5は既出ですし、1の選択肢も直前でやっていたのですが、数値問題は難しく感じてしいまうかもしれません。
No.17鉄骨造 接合
これも、3と4の選択肢が初出だったので、びっくりしたかもしれませんが、正答選択肢がの5は頻出問題で、直前でもバッチリやりました。
No.18耐震設計、構造計画
これは逆に、正答選択肢の2番が初出で、それ以外が頻出問題でした。消去法で選ぶか、よく読んで、
鉄筋コンクリート造が木造よりも重い、までは合っている、重いものは地震が心配で、風に対しては重いほいが有利になる場合がある、というのを思い出していただけたら、おかしいぞ、と気づけたはずです。なので、文章的には初出ですが、内容的にはなんども出ている内容ということになりますね。言い換え問題ですので、これもみなさん正答できたでしょう。
No.19鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震診断、耐震改修
これも直前でやりましたね!鋼板巻きたてや炭素繊維巻きつけ補強は、帯筋の代わりになるもの、つまりせん断力を負担するものですから、曲げ耐力は高まりません。せん断耐力が向上し、靭性が高まるのでした。
1の選択肢の文章は初出ですが、その他は全て直前講習でもやりました。
No.20木材
全て頻出問題の簡単な問題でした。
No.21コンクリート
これも全て頻出問題の簡単な問題でした。
No.22コンクリート
これはするっと読んでしまうと、あれ?全部正しい?と思ってしまいますが、3の選択肢の最後の部分、「気硬性」が誤っていますね。前半だけ読んで判断せずに、 文末までしっかり読まないと間違えてしまいます。
No.23鋼材
これは2と3の選択肢が初出なので、不安になったかもしれませんが、よく読めば、1の「降伏点」がおかしいことに気づくはずです。注意力が必要な問題ですが、難しくはないですね。
No.24材料
これは何度も何度もやってきた問題なので、超簡単な部類ですね。サービス問題でした!
No.25材料
これも頻出問題のサービス問題でした!
今年度、私のクラスでは、20-25の材料と、10の木造部材名称を徹底的にやれば、それで7点、力学6点よりも多くゲットできる!という作戦で、材料と木造部材名称を強化してきました。その部分の問題が簡単だったこともあり、みなさんが高得点を出してくださったのがとても嬉しいです。
お疲れ様でした。
この調子で製図試験も頑張ってくださいね!
なお、全ての正解番号や、他教科の正解番号が知りたい方は、総合資格学院のホームページをご覧ください。
http://www.shikaku.co.jp/2k/info/topics/gakka.html
受験したみなさん、お疲れ様でした。今年は梅雨明けも早く、暑い1日でしたね!
4教科では、午前中の計画、法規に新傾向に難問が多かったようですね。法規で足切りになってしまった方、もしかすると足切り点が12点になるかも、しれないので、製図の準備をしておきましょう。
構造と施工に関しては、新しい問題もありましたが、選択するべき選択肢は、過去の頻出選択肢だったので、過去問をしっかり学習していた方は20点前後の高得点が取れたようです。
構造に関して、今年も解説をしていきますが、あくまでも個人的な見解であることをご理解ください。
また易しい問題に関しては解答を記載しておりません。
問題構成は例年通り、力学が6問、一般構造が13問、材料が6問でした。
No.1 断面2次モーメント
ちょっと見慣れない形ですが、絵を描いて、公式を当てはめれば解ける問題でした。
色々な解き方がありますが、コの字型が2つあると考えて、一つのコの字型を引き算で出した後2倍するのが一番ラクだったかもしれません。
No.2応力度
荷重Pを求める変形問題でした。荷重が3つあるので驚いたかもしれませんね。Mmaxは荷重の作用点と教えていたので、どの荷重の作用点で出せばよいのか、迷ったのかも。左と右は左右対称なので、どちらか一方と、中央を出してみて、大きい方を使いましょう。左右の荷重作用点の曲げモーメントが2250P、中央が3000P
なので、中央の3000Pを使います。
答えは2番の4kNです。
No.3応力(曲げモーメント)
等分布荷重と跳ね出しが組み合わさっているので、 ちょっと注意が必要ですが、聞かれているA点は等分布荷重の途中ではないので、比較的簡単だったのではないでしょうか?ピンの反力5.5kNを出して、左側で考えれば簡単に求まりますね。
No.4応力(曲げモーメント図)
しばらく出ていなかったので、そろそろ出るかな〜と思っていたら、出てしまいました。このタイプの問題の時は、消去法を使いましょう。ローラーが支える柱には、外から荷重が作用しない限り曲げモーメントは生じないので、ローラーが支える右の柱に絵が描いてある1、3、5は最初に消してしまいます。残りの2と4ですが、ピンの水平反力が左向きなので、ピンの支える柱の曲げモーメントは右側引っ張りだということがわかります。なので、4が正解です。ピンの鉛直反力が0なので、水平荷重Pが作用する左コーナーから鉛直荷重2Pが作用する梁中央までは、水平反力Pと水平荷重Pの偶力になるので、変化せずにまっすぐな絵になります。
No.5トラス
節点の釣り合いと三角形の先端の挿入法で簡単に出ました。まずCは下側の節点が力が3つでそのうち2つが一直線なので、すぐに0とわかり、3と5の選択肢が消せますね。
次に左端の節点のAとBの間に下向き5kNを挿入して、Aが+12kN、Bが-6kNということがすぐに出せました。
切断法しか学習していなかった方は、どこに回転中心を設けたらいいのかちょっと悩んだかもしれませんが、Cの上の節点を回転中心にすれば、Bが求まり、BとCから2が選べたでしょう。
No.6座屈
なんども出題されている座屈荷重の大小関係なのでみなさんできたでしょう。
No.7荷重・外力
頻出の選択肢だけで構成された簡単な設問でした。直前講習でもバッチリやりました。
No.8荷重・外力(風圧力)
これも頻出の選択肢だけで構成された簡単な設問でした。直前講習でもバッチリやりました。
No.9 地盤・基礎
この問題は、正答肢である4が明らかに不適当なのは頻出なのですが、それ以外の1,2,3,5が初出問題でした。 びっくりしたかもしれませんが、落ち着いて読めば、見つけられたでしょう。
No.10木造 部位部材名称
一瞬全てあってるように見えますが、3の説明文は、「水平構面」とあるので、火打の説明です。
No.11木造 接合
これは全て既出の頻出問題なので簡単でした。直前講習でもバッチリやりました。
No.12 木造 壁率比
このタイプの問題も3回目ですので、もうみなさん簡単に解けましたね。
No.13 壁式鉄筋コンクリートの壁量計算
このタイプの問題もなんども出ているので、簡単でした。
No.14 鉄筋コンクリート造
これも1、2、3、および正答選択肢の5は既出の頻出問題なので、5が選べたと思いますが、4は最近出た開口に隣接する柱の帯筋比0.4%と混同して不安になったかもしれません。出題根拠が探せていませんが、開口隣接ではなく、袖壁付き柱なので0.3%以上なのかもしれません。
No.15 鉄筋コンクリート構造 柱の帯筋比
これもなんども出ている問題ですが、久しぶりに文字式で出題されたのでちょっと驚いたかもしれません。文章と、凡例、図をよく見れば、簡単に選べたと思います。
地震の方向がずっと横向きだったのが、縦向きになったので、分母がDxSになる点がポイントでした。
No.16 鉄骨造
この問題は、数字をしっかり覚えていないと選べなかったかもしれませんね。
梁のたわみは、通常1/300以下、片持ち梁で1/250以下です。3の選択肢が初出なので、不安になったかもしれませんが、それ以外の2、4、5は既出ですし、1の選択肢も直前でやっていたのですが、数値問題は難しく感じてしいまうかもしれません。
No.17鉄骨造 接合
これも、3と4の選択肢が初出だったので、びっくりしたかもしれませんが、正答選択肢がの5は頻出問題で、直前でもバッチリやりました。
No.18耐震設計、構造計画
これは逆に、正答選択肢の2番が初出で、それ以外が頻出問題でした。消去法で選ぶか、よく読んで、
鉄筋コンクリート造が木造よりも重い、までは合っている、重いものは地震が心配で、風に対しては重いほいが有利になる場合がある、というのを思い出していただけたら、おかしいぞ、と気づけたはずです。なので、文章的には初出ですが、内容的にはなんども出ている内容ということになりますね。言い換え問題ですので、これもみなさん正答できたでしょう。
No.19鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震診断、耐震改修
これも直前でやりましたね!鋼板巻きたてや炭素繊維巻きつけ補強は、帯筋の代わりになるもの、つまりせん断力を負担するものですから、曲げ耐力は高まりません。せん断耐力が向上し、靭性が高まるのでした。
1の選択肢の文章は初出ですが、その他は全て直前講習でもやりました。
No.20木材
全て頻出問題の簡単な問題でした。
No.21コンクリート
これも全て頻出問題の簡単な問題でした。
No.22コンクリート
これはするっと読んでしまうと、あれ?全部正しい?と思ってしまいますが、3の選択肢の最後の部分、「気硬性」が誤っていますね。前半だけ読んで判断せずに、 文末までしっかり読まないと間違えてしまいます。
No.23鋼材
これは2と3の選択肢が初出なので、不安になったかもしれませんが、よく読めば、1の「降伏点」がおかしいことに気づくはずです。注意力が必要な問題ですが、難しくはないですね。
No.24材料
これは何度も何度もやってきた問題なので、超簡単な部類ですね。サービス問題でした!
No.25材料
これも頻出問題のサービス問題でした!
今年度、私のクラスでは、20-25の材料と、10の木造部材名称を徹底的にやれば、それで7点、力学6点よりも多くゲットできる!という作戦で、材料と木造部材名称を強化してきました。その部分の問題が簡単だったこともあり、みなさんが高得点を出してくださったのがとても嬉しいです。
お疲れ様でした。
この調子で製図試験も頑張ってくださいね!
なお、全ての正解番号や、他教科の正解番号が知りたい方は、総合資格学院のホームページをご覧ください。
http://www.shikaku.co.jp/2k/info/topics/gakka.html