仏OT(オベルチュール・テクノロジーズ)が、2つのデータセンターを同時に新設し、セキュリティソリューションをホスティングの形で提供開始すると言う。
OTが欧州と米国の2カ所に最先端のデータセンターを新設し、需要が拡大するデジタルセキュリティーソリューションをホスティングして運用(2016/11/21 ビジネスワイヤ)
組み込みセキュリティーソフトウエア製品/サービス/ソリューションを提供する世界一流企業のOT(オベルチュール・テクノロジーズ)は本日、需要が拡大するデジタルセキュリティーソリューションをホスティングして運用するために、欧州と米国の2カ所に最先端のデータセンターを新設したと発表しました。これらのデータセンターは、OTのデジタルファクトリーの中核を成していきます。
モバイル決済(金融サービス機関/モバイルネットワーク事業者向け)とIoT(自動車など)におけるOTの勢力拡大は、セキュアなリモート管理プラットフォームとソリューションに対する需要が高まってきたことを意味します。これを受けて、OTではルーマニアのブカレストと米国ワシントンの新しいデータセンター2カ所に投資しました。それぞれ240m2と265m2あり、下記の最先端技術を備えています。
・各プラットフォームタイプ(金融サービス、NFC決済、サブスクリプション管理、IoTなど)専用の高度なセキュリティー領域を確保
・マネージドサービスとセキュアなクラウド環境で数多くの顧客プラットフォームを運用可能
・GSMAの仕様と複数のセキュリティー認証(PCI-CP、VOTA、VCBP、PCI-TSPなど)に準拠
・データセンター間のリンクとリモートバックアップレプリケーションを用いた災害復旧機能
・24時間年中無休の運用とモニタリング
これらのデータセンターの開設によって、既に高度に効率的なOTのデータセンターネットワークが強化され、特に完全なセキュリティーのクラウドSaaS(サービスとしてのソフトウエア)モデルで基幹業務ソリューションの運用やホスティングを行う場合に、OTはさらに優れたサービス可用性と拡張性をお客さまのために実現できます。OTのデジタルプラットフォームインキュベーター事業担当マネジングディレクターを務めるマレク・ユダは、次のように語っています。「私たちはセキュアなクラウドソリューションのホスティングと運用を行うことにより、さらにお客さまに貢献したいと考えています。こうして欧州と米国の2カ所に最先端のデータセンターを新設してデジタルファクトリーに追加投資を行ったことで、適切な経済性と併せて最適なレベルのサービスを提供することに寄与します。」
◆オベルチュール・テクノロジーズ
OTはネットワーク接続、認証、決済を保護する組み込みデジタルセキュリティーの世界的リーダー企業です。
OTは高成長市場で戦略的位置を占めており、「エンドポイント」デバイス向け組み込みセキュリティーソフトウエアソリューションのほか、関連のリモート管理ソリューションを銀行や金融機関、モバイル通信事業者、政府や政府機関、コネクテッドオブジェクト/デバイスのメーカーなど、膨大な数の国際的顧客に提供しています。
OTは700人近い研究開発者を含む6500人以上の従業員を世界各地で雇用しています。世界に4カ所のセキュアな地域製造拠点と39カ所のセキュアサービスセンターを構えるOTの国際ネットワークは、169カ国の顧客にサービスを提供しています。詳細については以下のWebを参照のこと。
http://www.oberthur.com
上記の記事では米国2か所にデータセンター新設とあるが、欧米2か所すなわちルーマニアのブカレストと米国ワシントンに新設したようだ。規模はそれぞれ240sqmと265sqmなので、小規模のものだ。主に急増するモバイル決済に向けたプラットフォームづくりのようだ。
http://www.datacentres.com/dc-news/ot-opens-new-datacentres-europe-and-united-states