半導体メモリ大手のキオクシアHDは、2024年3月期通年決算において、過去最大2437億円の赤字であった。売上高は1兆766億円で前年比16%減。営業損益は2527億円赤字。純損益は2437億円の赤字（前年は1381億円の赤字）。半導体メモリ不況である。
大和ハウスは、2024年3月期通年決算において、売上高5兆2029億円、営業利益4402億円。前年比で増収減益であった。売上高5兆円突破は関西ではパナソニックHDに次いで2社目。
準大手・中堅ゼネコンは、2024年3月期通年決算において、各社とも概ね好調のようである。長谷工コーポレーション、インフロニアHD、五洋建設、フジタ、高松コンストラクショングループ、奥村組は、過去最高の売上高。インフロニアHDと東亜建設工業は、過去最高益であった。前年比で減収は戸田建設、東急建設、ナカノフドー建設。完成工事総利益（粗利）率で2桁%を確保したのは長谷工コーポレーション、インフロニアHD、戸田建設、安藤ハザマ、奥村組、東洋建設、東鉄工業、飛島建設、ピーエス三菱。
空調設備工事の上場大手6社（高砂熱学、大気社、三機工業、ダイダン、新日本空調、朝日工業）は、2024年3月期通年決算において、全社増収増益であった。新菱冷熱工業は非上場、2023年9月期通年決算において、売上高2729億円、営業利益195億円であった。
日本郵政グループのかんぽ生命と大和証券グループは、資産運用分野で提携する。かんぽ生命が大和証券グループ傘下の大和アセットマネジメント(AM)に20％出資する。2024年7月に大和AMが第三者割当増資を実施し、かんぽ生命が525億円出資して持ち分法適用会社とする。日本郵政グループと大和証券グループは2019年に資産形成分野における協業を発表しており、それに引き続くものである。
