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福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

びわこ学園 -2020/2/20

2020-03-05 |  ├びわこ学園
二月の終わりに、この月2回目となるびわこ学園での活動を行いました。
まだ、コロナウイルスの影響が広がる少し前のことでした。

私たちのびわこ学園での活動も、三月はお休みということになりました。
その前に、第2第3病棟では雛祭りのクラフトを楽しんで頂けてよかったです

また今回は、実習の学生さんが多く来られていて、いつもとは違う賑やかさを感じる病棟もありました



第1病棟

担当:まさよ、エイミー

担当二人は、今回も前回と同じ方とご一緒に過ごさせて頂きました。

【活動の内容】Uさん
*絵本 「ふうとはなとたんぽぽ」二回読む(聞いておられる様子だった)
*歌を唄う 「たんぽぽ♪」繰り返し唄う
*絵本 「ねずみのつきめくり」三回ずつ読む
*絵本 「かぜをひいたおつきさま」二回読む
*歌を唄う 「月の砂漠♪」フレーズを口ずさむ

【活動の内容】Kさん
*絵本 「ほしをさがしに」終盤から眠り始められた
*絵本 「クマと森のピアノ」すっかり眠られていた
*絵本 「だってだっての おばあさん」「そらまめくんのベッド」
*歌を唄う 「蘇州夜曲♪」「春よ来い♪」途中で吸引を受けられていた


Uさんに春らしくて楽しい話しを〜と思い「ふうとはなとたんぽぽ」を選びました聞いておられるようでした

Kさんは、話をしているとじっとこちらを見ておられて私のことを分かっておられるように感じられた


【活動の様子&心に留まったこと
・いつものように絵本や歌の合間には、何もせずに様子を見させて頂きながらゆっくり過ごす時間も大切にした。
・Uさんは、心地良さそうに眠られている時が多く、全体としてとても穏やかな時間を過ごさせて頂いた。
・今回は絵本を楽しんで頂きたいと思っていたので、眠られている横で、ご一緒に楽しむつもりで何冊も読んだ。
吸引の後も苦しそうだったので、肩をさすりながら「蘇州夜曲♪」を何度も唄うとすーっと眠られたので安心した


【次に繋げたいこと】
・「月の砂漠♪」が頭に浮かんだので口ずさんだが、後で調べると歌について何も知らないと痛感した。
内容的にふさわしくないものもあると思うので、これからは気を付けたいと思った。
・今回は改めて、静かに穏やかに気持ちよく過ごして頂くためには〜と考えて、心を静かに整えて部屋へ向かった。
今回は、穏やかに過ごして頂けたのでよかった。





第2病棟

担当:ちはる、アン

今回は、ぼのぼのグループさんと過ごさせて頂きました。
利用者さん8名(1名退出)、職員さん1名、学生さん(実習生)4名がおられました。

【活動の内容】
*〔歌を唄う〕「切手のないおくりもの♪」
*〔紙芝居〕「おひなさまがうまれたよ!」
*〔歌を唄う〕「うれしいひなまつり♪」2番まで
*〔触れる感じる〕 ひな飾り 皆さんの所を2度回り[台紙]に貼って頂く
 ・1回目〜 男雛・女雛・三人官女・五人囃子の中から1つ選んで
 ・2回目〜 桃の花を1人1枚
*〔絵本〕「はるのつかい」
*〔歌を唄う〕「うれしいひなまつり♪」2番まで「うぐいす♪」
 ・作って頂いたひな飾りを見て頂きながら唄う


一番遠くでベッドに横になられていた方が、紙芝居の時顔をこちらへ向けて聞いておられました

最初は落ち着かない様子だった方も、指先に男雛を挟ませて頂くぎゅっと掴んで職員さんと一緒に貼ってくださった
職員さんが「良かったね〜貼れたね〜」と、嬉しそうに声をかけられていました


【活動の様子&心に留まったこと
・男雛・女雛・三人官女・五人囃子は、[箱]に入れて回り、ほとんどの方は[箱]の中から選んで頂いた。
・じっと見て目や表情で選ぶものを教えてくださる方、貼った後にパンパンと押さえる方などおられた。
桃の花を貼る時に、手を大きく上げられた方に、職員さんが「タッチ違うよ〜優しくペタペタよ~」と声をかけられた。
すると、手の平を近づけて優しくペタペタとされていた
・貼り終わった後に作品を見て、1回目の時はニコニコ笑顔をされ、2回目は小さく「えーえー」と声を出して笑う方がおられた


【次に繋げたいこと】
・クラフトは“分かりやすさ”“やりやすさ”を大切にして、担当2人で試行錯誤できてよかった。
ただ「せっかくの機会だから」という思いが強いと、利用者さん主体から離れてしまうので気をつけたい。
・クラフトの[台紙]が大き過ぎると、貼りづらいのかもしれないと感じた。
・今回はいつもより1時間遅く開始し、眠たい時間帯のようだったので、次の内容について検討する必要を感じた。





第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回は、クレヨングループさん(女性ばかりのグループ)と過ごさせて頂きました。
利用者さん7名、職員さん4名と、学生さん(実習生)10名と指導の先生1名もおられて、賑やかな中での活動となりました。

【活動の内容】
*紙芝居 「ばけこちゃんのひなまつり」
*絵本を読む 「ひみつひみつのひなまつり」
*歌を唄う 「うれしいひなまつり♪」
*クラフト  ひな飾り
 [台紙]にお内裏様・菱餅を貼っておく→ お雛様・桃・桃の花2個を貼って頂く
*感じる  春の生花を 見て香って触って頂く
 桃の花・菜の花・カーネーション(ピンク)・ガーベラ(ピンク)を持ち、お一人お一人を回る
*歌を唄う 「春が来た♪」


最初の紙芝居を読み始めると、皆さんがパッと紙芝居の方を向かれて、そして集中して聞いてくださっていた

「どこに桃を飾りますか?」とお尋ねするとはっきりとを差され、そして力強く押して貼ってくださる方もおられました


【活動の様子&心に留まったこと
・クラフトは、職員さんが丁寧に声をかけてくださり、利用者さんそれぞれのやり方で貼ってくださっていた。
手の甲で押さえたり、手を開いて押さえたり、手を台紙の上に置いてもらい少しの指の動きで貼って頂いたりした。
・生花は香りが強すぎるのでは〜と少し気になっていたが、皆さんが抵抗なく香ったり触れたりされていた。
・いつも笑顔の方が、生花を香っておられる途中で、より一層の柔らかい笑顔になられて、顔を向けてくださった。
ずっと私を見ておられて、何か喜びを伝えてくださっている様に感じて、胸が熱くなった


【次に繋げたいこと】
・前回の第2病棟の感想の「担当それぞれ口々に話しかけずに・・・」が心に留まり、第3でも取り入れることにした。
そして今回、クラフトの時に[ 利用者さんと接する役割 ][ それをサポートする役割 ]と、しっかり分担して活動した。
すると、冷静に様々に気付ける余裕を持つことができて、とてもよかった。
・他の方よりも出来ることが多い利用者さんには、声掛けが多くなってしまい、無理強いにならないように気をつけたい。





今回、第3病棟では、四種類の春の花を、利用者さんの側まで持って行かせて頂くことができた

利用者さんの中には、その香りをかがれた時に、顔中でその喜び(感動?)を表す方もおられた。
ご不自由な手でなんとか握ろうとしてくださる方もおられた。
また、目のご不自由な方には、職員さんが「これなら、少しわかるかな〜」と、ガーベラの花びらを手に当てられていた。

皆さんが、実際はどう感じられたか分からないが、
また触れてみたい〜
また香ってみたい〜
と、思って頂けていたらいいな〜と心から思う


(活動の練習風景です 雛飾りは玄関に飾ってあったものです )