🌷さ い わ い🌷 🌱わい🌱わい🌱

福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

びわこ学園 -2019 秋祭

2019-10-18 |  ├びわこ学園

10月に入ってすぐの日曜日に、びわこ学園で秋祭りが行われました。
朝には、雨がパラついていたのですが、びわこ学園に着く頃には青い空が広がっていました

私たちさいわいがお会いしている利用者さんは、散歩が好きな方が多いので、晴天に恵まれて本当によかったです


さいわいのメンバーにとっては、二回目の秋祭りになりました。
去年と同じように、いつもの7名の活動メンバーに加えて、さつきえつこも参加させて頂きました。
二人は、通常の活動の時、月一回、駅からの送迎を手伝ってくれているメンバーです。

今回は二人とも、大学生の子供と一緒に参加となりました。


秋祭りの会場となった、びわこ学園の広い駐車場には、色々な模擬店が並んでいました。
焼きそば綿菓子等の食べ物の店、ヨーヨー釣りパチンコくじ引き等のゲームの店もありました。
また、スヌーズレン・ピクチャリウムコーナーという、不思議な空間もありました。

中央には、虹色の幕に飾られたステージも出来上がっていました
ステージでは、よさこいの踊りや、和太鼓コーラス等が披露されていました


とても賑やかな秋祭りの会場を、担当1人が利用者さんお一人に、付き添わせて頂きました。
親子2人でお一人の利用者さんとご一緒したメンバーもいました。

去年の初めての秋祭りの時は、利用者さんお一人に2〜3人で付き添わせて頂きました。
今年は1人で担当ということで、余計に、ご一緒の時間を大切に楽しみたいと思いました
午前午後を通して同じ利用者さんと過ごした担当も、また、午前午後に別の利用者さんと回った担当もいました。


模擬店では普段は見ることのない、利用者さんの、色々な表情を見ることができました
何かを購入する時には、目を大きく開いたり顔の表情を大きく変えたりして、しっかり意思表示されていました

また、ステージから聞こえてくる音楽には、耳を傾ける方も多く、ウクレレを曲に合わせて弾かれる方もおられました
リズミカルな曲でダンスが披露される時には、一緒にリズムを取られる方もおられました


秋祭りには、利用者さんのご家族も来られていて、ご家族と回られている利用者さんの姿も多く目にしました。
よく担当する利用者さんが、服もパジャマではなく、デニムのようなシャツを着て、帽子を被って、おしゃれをされていました
その姿を見させて頂いているだけで、とても幸せな気持ちになりました



休憩時間には、私たちも、好きな物を食べたり、メンバーと歓談したりと楽しませて頂きました



秋祭りでも、職員さん達が、利用者さんお一人お一人を回っておられる姿には感動しました。
ボランティアの私たちへも、何人もの職員さんが、声をかけてくださり、細やかな配慮をしてくださいました。

今日初めて参加した、大学生2人も、職員さん達の働きに驚いていました。
利用者さんにもボランティアにも、とても親切に落ち着いて対応しながら、丁寧に細やかに働いておられる姿に驚いたそうです


会場には、私たち以外にも、ボランティアさんがたくさん来られていました。
年配の男性の方々、中高年くらいの方々、学生さん、、、、皆さんがそれぞれに秋祭りを楽しんでおられるようでした。

いつもの活動には参加していないメンバーが、帰る時に、一日ご一緒した利用者さんにご挨拶したそうです。
すると、左手でぎゅ〜っと引き寄せて握り続けられたそうです
心がじ〜んとして、ボランティアに来たつもりだったが、幸せをもらったのは私の方だったな〜と思ったそうです

それは、いつもの活動のメンバーが、いつも感じていることでした
びわこ学園の利用者さんと一緒に過ごすと、やっぱり、みんながそんな気持ちになるのだなと嬉しくなりました。
秋祭りの幸せな一日をありがとうございました











レスパイトハウス -2019/10月

2019-10-16 |  ├レスパイトハウス

10月の初旬に、レスパイトハウスで日帰り親子レスパイト「奈良の秋を楽しむ会」が行われました。
今回私たちは、前日準備だけ参加させて頂きました。参加メンバーは、まさよ・たえ・ちはる・エイミーです。


私たちは午前10時前に到着し、庭の草刈りを中心に掃除をしていました。
すると事務局の方が、その日は年に一度の「転害会(てがいえ)」という、手向山八幡宮のお祭りの日であることを教えてくださいました。
そして、レスパイトハウスの横にある勧進所八幡殿では秘仏特別開扉も行われていました

事務局の方から、今の間に観てきてくださいという嬉しいお言葉を頂き、4人で行かせて頂きました。
夕方には、八幡宮へ戻られるお神輿の行列も見させて頂くことができました


東大寺の神様仏様方にたくさんお会いしたような気がして、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。



今回、私たちは前日準備のみの参加だったので、料理は、前日にできる下準備をお手伝いさせて頂きました。
完成された料理を見ることは出来ませんでしたが、美味しそうなメニューは、ブログに書き留めさせて頂きます

食材などの関係で、実際に出された料理と異なる場合がありますが、ご了承ください。

日帰り親子レスパイト 献立

・チキン南蛮奈良漬けタルタルソース
・ハロイーンいなりすし・塩むすび
・ジャーマンパンプキンサラダ
・かにキッシュ
・葉物浸し
・里芋の黒胡麻絡め
・冬瓜と車麩とオクラの炊きあわせ
・万願寺オカカ和え
・揚げ出し豆腐のキノコ汁
・サツマイモパウンドケーキ
・焼きしいたけ

今回のメニューは、奈良女子大の学生さんが考案されたそうです
授業の中で作られたメニューもあるそうです



前日準備の様子

いつものように、食事プロジェクトのリーダーさんが、食材食器を運んでこられてから、明日の料理の準備を始めました。
明日のために、試作されて持参されたいなり寿司試食させて頂きました。揚げの味付けの美味しさは、驚くほどでした

また、サツマイモのパウンドケーキも、作られる方の「味の参考になれば〜」と試作されてきておられました
サツマイモは、その特性を考えて、[紅あずま]と[鳴門金時]の2種類を使われているとのことでした。
「どうやったらもっと美味しくなるか」と心を尽くされるいつもの姿 本当に素晴らしいです


午後から奈良女子大の学生さんも二人来られて、サツマイモのパウンドケーキを作っておられました
その他にも、朝から参加されていたボランティアさんが一人おられました。

今回は、日帰りレスパイトということで、昼のお料理だけなので、食材も少なく、下ごしらえも少なかったです。
最後に、鶏肉の下処理を12枚して、食器を全て揃えお箸のチェックなどをして、終わらせて頂きました。



お花は、毎回、食事プロジェクトのリーダーさんがご自宅のお庭から持って来られます

床の間に飾ってあった、ザクロもご自宅のお庭のものだそうです
四季折々の様々なお花にも木々にも、心を配られて、大切に育てておられるのだろうなと感じます

そして全てが終わってから、食事プロジェクトのリーダーさんが買って来られた、スモモをみんなで頂きました
とても美味しくて、生のスモモを食べたことがないメンバーもいて、とても喜んでいました。



今回の親子レスパイトは「奈良の秋を楽しむ会」でした。
私たちは、その当日が「びわこ学園の秋祭り」と重なったために、参加させて頂くことはできませんでした。
でも、レスパイトハウス中に飾られているお花や、サツマイモケーキいなり寿司生のスモモだけでも〜、
十分に豊かな秋を感じたような気持ちになりました

メンバーみんなが、次の親子レスパイトには、いつものように当日も是非参加させて頂きたいと思い、家路につきました。
どうぞ、よろしくお願いします









びわこ学園 -2019/10/3

2019-10-13 |  ├びわこ学園

十月の始めに、この月1回目となるびわこ学園での活動を行いました。

前回の活動の時に、第3病棟さんでは久しぶりの散歩に出かけることができました。
今回は、第2第3病棟で、散歩へ行かせて頂きたいとお願いしていて、第3病棟さんだけ行くことができました。

第2病棟さんは、散歩には行けませんでしたが、稲穂が刈り入れられる季節ということでお米を感じて頂きました

これからも屋外でだけではなく、移り変わっていく季節を、少しでも感じて楽しんで頂きたいです



第1病棟

今日は、久しぶりにあいさつ活動に参加させて頂くことができました

利用者さんが鳴らされるベルで始まり『手をつなぎましょう〜♪』という歌を唄って名前を呼んでいくものです。
今回の始まりのベルはKさんが、そして終わりのベルはUさんが、職員さんと一緒に鳴らしてくださいました

あいさつ活動の後には、いつものように、それぞれお一人の方と過ごさせて頂きました。

担当:まさよ、エイミー

【あいさつ活動の内容と様子】
始まりのベルを「誰に鳴らしてもらおうかな〜」と職員さんが言われると、Kさんが左手を上げられました
職員さんが「やる気がありますね〜」と言われていました。
何度か手を上げる仕草をされていたので、この活動がお好きなのだろうと思いました

名前を呼び合い、そして『手をつなぎましょう〜♪ラララ〜ラ♪』という歌を唄いました。
Uさんは、カレンダーめくりもされました。
最後に、今月の歌の「小さい秋みつけた」を唄って、終了しました。

職員さんは、利用者さんに何かをしてもらう時には丁寧に反応を見られながら進めておられました。
職員さんの側でその様子を見させて頂いていると、Uさんは、頷く代わりに、“まばたき”をされてるように見えました
聞かれたことに“まばたき”で返事をされる様子を、初めて知ることができて、本当に嬉しいです。


【活動の内容と様子】Kさん
眠っておられたので、どうさせて頂いたらいいかなと思い、暫くKさんの腕をさすりながらお顔を見ていました。
眠りを妨げないようにと思いながら、歌を唄ったり、腕をさすったりしました

時折、目を開けられたので絵本の「まいごのどんぐり」を、ゆっくりゆっくり読みました。
寝息も聞こえたので心地良く眠って頂きたいと思いながら「紅葉」「赤とんぼ」を静かに歌いました

絵本「ふたごのどんぐり」を読んでいる途中に、発作の前兆が見られて、職員さんが来られ処置をされました。
その後は暫く、腕や背中のあたりをさすらせて頂き、落ち着かれと感じたので、再び読み始めました。
とてもよく寝ておられたので、静かにゆっくり「大きな栗の木の下で」と「見上げてごらん夜の星を」を唄いました。

今回も前回もKさんと、穏やかで心地良い時間であればいいなと思いながら、過ごさせて頂きました


【活動の内容と様子】Uさん
まず「どんぐりころちゃん」という途中で歌が出てくる絵本と「へちまのへーたろー」を読みました。
二冊とも楽しい絵本で、今回のために選んできたものでした。
Uさんは、ずっと目をパッチリ開けておられて、聞いてくださっているようでした

少し歌を唄ったのですが、本当に久しぶりに、はっきりと目を開けておられたので、
絵本を聞いて頂きたいと思い「空のおくりもの」という、長めの物語の絵本を読みました。

絵本の最後のあたりから、少し眠たそうにされたので、「上を向いて歩こう」を静かに唄いました。
Uさんは、歌を聴きながら、目を閉じていかれて、眠りに入られていくようでした。

今日は絵本を聞いてくださってるなぁ〜と感じながら読ませて頂きました。
どの絵本もとても好きになり、聞いて頂きたいと思っていたので、とても嬉しかったです



【活動の感想】
・あいさつ活動の職員さんの様子に、以前言われていた言葉を思いだした。
「いつもこれはどうかなと試してみて、少しずつ反応を見ながら、色々やっています。」
そして今日も「この反応は初めて見るな〜」と言われていました。
本当に、その姿勢に感動し、また初めてと感じられることがあることに驚きました
・今日は活動の途中で、職員さんの処置を必要とされる状態になられた。
その様子を見ながら、一生懸命に生きておられる尊さのようなものを感じた
改めて、一つ一つの活動を大切にしていこうと心に留めた。




第2病棟

担当:ちはる、さいは

今回も、ぼのぼのグループさんとご一緒に過ごさせて頂きました。
利用者さん9名、職員さんが2名がおられました。

今回は、天気が良ければ散歩させて頂ける予定だったのですが、風が強くなり、部屋の中での活動になりました。
散歩の難しい2病棟さんの皆さまに、庭に咲いている花や木の様子を伝えていきたいと、改めて思いました。

準備の時から、じっと見ておられる利用者さんがいて、挨拶すると少し微笑まれた気がしました。
今回も、そんな利用者さん達の表情や様子に幸せをもらって、いつものようにを鳴らして始めました


【活動の内容】
*〔歌を唄う〕「切手のないおくりもの」
*〔紙芝居〕「どんぐりのあかちゃん」「こめだしえびすさま」
 ・擬音語がたくさん出てくる紙芝居
*〔歌を唄う〕「ずいずいずっころばし」「どんぐりころころ」
*〔絵本読み〕「おなじそらのしたで」「どうぞのいす」
*〔触れる感じる〕 “お米”と触れ合う
 ・お米を入れた大小2種類の容器を、触って&握って&振って頂く。
*〔歌を唄う〕「ちいさい秋みつけた」

「こめだしえびすさま」は、方言も含まれていて、二人でちょっとおどけた感じで読み進めていきました
私たちも楽しくなりましたがしっかり見てくださっている方笑顔になってくださる方がおられました。

お米を入れた容器の一つに、肌触りのよい毛糸を巻いたものも準備しました。
みなさんが、自分らしく”見たり“握ったり”“振ってみたり”“顔に近づけたり”して、お米を感じてくださいました


【活動の様子】
〔紙芝居〕
・どちらの紙芝居でも擬音語がよく出てきて、おもしろい場面では反応されたり楽しんでおられた
・寝ておられることが多い方が、起きて穏やかな笑顔をされていた。
・目が合わなくても、聞いておられるのがよく分かった方もおられた。
〔絵本読み〕
・絵本も紙芝居の時のように、全体的に皆さんが目を開けられて集中して聞いてくださっていた。
〔触れる感じる〕
・担当二人で、お一人ずつ回らせて頂いた。
自分の意思で、しっかりと容器を持ち、音を出しておられる方もおられた。
・左手に持った容器を、右手の指でなぞっていって、目の前のものを確認しておられるような方もおられた。
・目の前で容器を振ると、大小2種類の容器とも、同じように振ってくださる方もおられた。
・目がご不自由で、物を頭でこすって確認する方は、小さい容器は頭には持って行かれずにそのまま振っておられた。
次に違う容器を渡すと、振ってから、今度は頭に少しこすりつけて、口に近づけられました。
職員さんが「においをかいでおられる」と、教えてくださいました
〔歌を唄う〕
・「ずいずいずっころばし」の時、職員さんが『わぁ♪Tさんの好きな歌やね〜』と言って、一緒に唄ってくださった。


【活動の感想】
・今回は「カード」を、ゆっくりお一人ずづに見て頂くようにした。皆さんが、とても見てくださっていると感じた。
・触れる感じるの時に、担当二人一緒に回らせて頂き、利用者さんの反応や小さな喜びを共有できてよかった。
・お一人お一人の顔を見ながらお礼を言って出口に向かう時、私たちをずっと目で追ってくださっている方々がおられた。
目でお見送りしてくださっているように感じて、とても嬉しかった




第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回も、散歩に行かせて頂きたいとお願いしていて、総勢20名の皆さんと散歩を楽しむことができました。
朝から、少し小雨が降ったり風が強かったりしてましたが、散歩中は、日差しも風も穏やかで散歩日和となりました

散歩にご一緒したのは、利用者さん10名、職員さん・看護士さん・看護実習生さん8名です。
その後、部屋に戻ってからは、クレヨングループさん8名と、職員さん・看護士さん・看護実習生さん6名と過ごさせて頂きました。

第3病棟へ向かっていると、途中の廊下まで、職員さんに付き添われて二人の利用者さんが迎えに来てくださっていました
お一人は、自分の足で動かせる車椅子に乗られていてとても嬉しそうでした。
もうお一人の方に「お待たせしました〜」と声をお掛けすると大きく口を開けて笑顔を見せてくださいました。


【活動の内容】
*散 歩  
*紙芝居 「どんぐり ぽとん」
*歌を唄う 「どんぐりころころ」「琵琶湖周航の歌」「さんぽ」

花壇で止まっている時に、小さな声で「野に咲く花のように♪」を唄いながら、そっと利用者さんの手を握りました。
すると、すぅ〜と私の手を握り、顔の前で何度か振られました。それがとても自然で温かくてSさんの優しさを感じました

車椅子を押させて頂いた方は、あまり表情を変えない方でしたが、色々な話をしながらご一緒させて頂きました。
チラッチラッと私の顔を見てくださり、色々感じておられるのだろうなと思いました


【活動の様子】
〈散 歩〉
・10名の利用者さんそれぞれに一人が付き添って、施設の周囲を散歩した。
・花壇の辺りで休憩したが、花壇には、オレンジや赤や紫など、色とりどりの花が咲いていた
〈紙芝居〉
・散歩の後だったので、どんぐりの紙芝居を読むことにした。
・皆さんが少しお疲れのようで眠たそうな方もおられたが、いつものように聞いてくださった。
〈歌を唄う〉
・いつも指揮をしてくださる方が、職員さんから指揮棒のようなものを受け取り、今回も楽しそうに指揮をしてくださった。


【活動の感想】
今回、職員さんに、楽器の準備をお願いしていて、使えずに申し訳なかった。
でも、次にゆっくり時間が取れる時に、ぜひまた楽器を使った活動を行いたい
・散歩の時に担当させて頂いた方々が、気持ち良く過ごされたようでよかった
・花壇の花が色とりどり咲いていて、私たちも見ているだけで幸せな気持ちになった。




今回、第3病棟の担当が利用者さんと散歩に出かけている時に、第1病棟の担当の活動の様子を垣間見ることができた。
利用者さんが横になっておられるベッドの側に座り、利用者さんの方を向き微笑みを浮かべていた

その姿からは、利用者さんへの優しい思いが伝わってくるように感じた。
ずっと寝ておられる時もあると聞いている。
頻繁に職員さんが処置に来られる時もあると聞いている。

この仲間の姿から、私たちも前向きな力をもらうことができた



(活動の練習風景です  真剣に和気藹々に進めています)






エクセレント東山 -2019/9/25

2019-10-05 |  ├エクセレント東山

9月下旬に、エクセレント東山での第21回目の活動を行いました。

暑かった夏が終わり、少しずつ秋を感じる季節になってきました。
秋と言えば“秋の実り”で、金色に輝く稲穂と、実った果物が、すぐに浮かんできます。

日本では、“秋の実り”を感謝する、お祭りが各地で催されます

そんな“秋の実り”を喜び、自然の恵みに感謝するような内容の活動ができないかと、担当を中心にして考えました。
そして思いついたのが、昔はよく見かけた田んぼや畑を守っているお地蔵様に、秋の実りをお供えするクラフトです。

今回は、はなとまさよが担当しました。



お地蔵様秋の実りをお供えする ~折紙と花紙を使って


準備したもの 

今回は、絵を描いている知人に、お地蔵様の絵をお願いしました。
金色の稲穂の前で秋の実りを喜んでいるお地蔵様〜とリクエストし、[見本用][塗り絵用]を描いて頂きました。

・お供え用の果物( 折紙・花紙 ) 〜 ぶどう・りんご・柿・くり
・お供えを入れるカゴ ( 色画用紙 )
・ボンド( カゴにお供えを貼り付ける )


お供えものを作る

まず色画用紙で、お供えを入れるカゴを作って頂きました。利用者さんによって選べるよう[2通り]準備しました
カゴの作り方2通り [1] 開くだけで完成 [2] 折るところから行う( 事前に折目を付けてある )

ぶどうは、三角形の台紙に、一粒ずつつまんでボンドで貼って頂きました 一房のぶどうの完成です
カゴを[2]で完成された方の中には、(折目付き)もご自分で折られた方がおられました

利用者さんそれぞれで、お好きな果物を、お好きなだけ、ボンドでカゴに貼り付けて頂きました。
どこに置こうかな~」「ぶどうが好きだから、もう一個ちょうだい」など楽しそうな声が聞こえました


完 成 お供えもの

お供えするカゴに、秋の実りがいっぱいに詰められました

まるでお地蔵様にお供えをするようなポーズで、写ってくださった方もおられました


塗り絵 〜お地蔵様とお供えもの 〜

[塗り絵用]に描いて頂いた絵を、塗って頂きました

待ち切れないで「その塗り絵をしたいから、はよ持ってきて~」と、塗り絵のリクエストをされる方もおられました
トンボのスタンプも、「楽しい~」と、いくつも押されていました

利用者さんの中には、「有り難いわぁ」と、お地蔵様に手を合わせる方が何人もおられました
何だか部屋中が、優しい空気に包まれていきました


今回、目がご不自由な利用者さんのために、担当がお地蔵様の置物を準備しました

お地蔵様を手で包むようにして持たれ、指で色々な部分に触れておられました
お供えの果物も同じように一つ一つ、優しい笑顔で触れておられました。



歌を唄う

今回も、活動の終わりに皆さんと一緒に、を唄いました
三階:「赤とんぼ
一階:「赤とんぼ」「大きな栗の木の下で」(手遊び歌)

大きな栗の木の下で」は、全員で振りをつけながら唄いました

皆さんがよく知っておられるようで、腕全部を使って大きく動きながら、唄ってくださいました
手がご不自由な利用者さんも精一杯、手を動かして唄っておられました

唄っていると、皆さんの笑顔がどんどん輝きを増していきました




~ 今日の中庭 ~

お花の数は減ってしまいましたが、暑い季節のお花が、まだ元気に咲いてくれています
長い間、咲いてくれているお花に感謝です。

来月の活動では、利用者さんに春咲きのお花を植えて頂こうと計画しています。

最後のピーマンを収穫し、利用者さんに見て触って頂きました。

野菜を植えるのは初めで、上手くいかなかった点も多々ありました。
来年に活かしていきたいと思います



今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
個性豊かなお地蔵様たちが、お供えものを喜んでくださっているような、実りの愛の風景です

職員さんの「綺麗なので、他の場所にも貼ってもらえますか?」という声に応えて、一階の他スペースにも貼らせて頂きました
また、移動されることが少ない三階の利用者さんにも見て頂けるよう、三階にも貼らせて頂きました




編 集 後 記

今回の活動の内容を紹介する時に、お地蔵様の絵お供えものの見本をお見せすると、皆さんが目を輝かせてくださった
その輝く眼差しのまま 積極的に楽しそうにクラフトに取り組んでくださって、本当によかった

皆さんに馴染みのあるお地蔵様が、優しい笑顔で描かれていて、
最初から皆さんが[塗り絵]ができると想定できたのも良かったと感じる
また、馴染みのある秋の果物が、色鮮やかで色合いもよく大きさもよかったと感じる

お供えの果物は、皆さんがあっと言う間に仕上げられて、塗り絵も余裕を持って行って頂くことができた。

また、器用でいつも早めに終わられる方が、今回も手持ち無沙汰にしておられるのに気づき、柿の折紙をお勧めできてよかった
最近の活動では、利用者さんによって、行って頂く手順に“差”を付けて準備している。
柿の折紙は難しく、もしかしたらあの方ならば〜と思って、折目だけ付けて準備していたものだった。

これからも、さらにお一人お一人に充足感を得て頂くことを考えて、“差”をつけて準備していこうと確認した。

また今回も、皆さんと歌を唄い 和やかな雰囲気で締めくくることができた
手遊び歌を身体を動かしながら唄って頂いたが、皆さんの身体の中から喜びが湧き出してくるようだった。
この経験を大切にしていきたい


担当を中心に、メンバーみんなで楽しみながら、活動させて頂いています

回を追うごとに、私たちの喜びも増しているように感じています。