🌷さ い わ い🌷 🌱わい🌱わい🌱

福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

びわこ学園 -2019/5/16

2019-05-18 |  ├びわこ学園

五月の中旬にびわこ学園において、今月最初の活動を行いました。
五月の1回目の活動日が連休と重なりお休みさせて頂いたので、久し振りの活動となりました。

活動を終わってみると、「夏も近づく八十八夜〜♪」で始まる『茶摘み』の歌を各病棟で唄っていました
メンバーそれぞれが、唄いながら、なんだか心が幸せに和んでいくような感想を持ちました。

新茶の季節も、茶摘みの歌も、こんなにゆっくり味わい楽しんだのは初めてのように感じました


第1病棟

担当:まさよ、エイミー

今回も、二人は、それぞれお一人に関わらせて頂きました。

私達が活動させて頂く部屋に、今回は、絵本を読まれるボランティアさんも来られていました。
それぞれ別の利用者さんに関わらせて頂くのですが、3人の声が心地よく聞こえてきたりしました

私達は、聞こえてきた、片方の担当が唄っている歌を、一緒に歌ったりました
私達としては、何か響き合っているようで心地良かったのですが、利用者さんもそうであったら良いなと思います。


【活動の内容と様子】Yさん
Yさんは、時々職員さんの処置を必要とされる方で、活動中にも何度か職員さんが来られて対応されていました。
私は、そのYさんの心地良い状態に、添った関わりを心がけようと思いました。
少し、起きておられる感じの時は、絵本を読み、うつらうつらされているときは歌を唄ったり、
また時々、手を触って来られたので、そんな時には、手を握らせて頂いたりしました。

童謡『みかんの花咲く丘』のあるフレーズで、穏やかな表情をされたように感じました
それで、この曲はお好きかもと思い、唄いながら手を摩らせて頂いたりもしました。
『きつね道は天のみち』と『にちようびのぼく』の絵本を読みました。

部屋の窓が開いていて、気持ちの良い風が入っていて、とても心地良い時間が流れていました。
後半は、この心地良さを感じて頂けたらいいな〜と思いながら背中を摩らせて頂きました
その頃には、手を口に入れられることは、ほぼなくなっていました。(最初は入れられていました)


【活動の内容と様子】Tさん
Tさんは午前中はプールだったそうですが、とても活発に動かれたり、声を出されたりしておられました。
Tさんの担当になったら〜と思って選んできた『オレ、カエルやめるや』『おなべ おなべ にえたかな?』を読みました。

『おなべ おなべ にえたかな?』の同じフレーズを繰り返すところで、声を出して笑われていました
でも、今日はいつものような、楽しそうな表情はそれほどされませんでした。

プールの後なので穏やかで静かなのがいいか、そうでないのか、判断がつかなかったので、
”楽しい” と ”静か” とを交互に行いながら、様子を見ながら進めていきました。

その後『やさしさに包まれたなら』『上を向いて歩こう』を唄いました。
そして最後に『さっちゃん』を唄いました
声を出して笑ってくださっていて、今日の歌の中では、1番お好きなのかな、という印象でした



【活動の感想】
一人の担当が唄っていた『茶摘み』を、もう一人も一緒に唄ったが、こういう機会も良いのではないかと感じた。
・職員さんからのベッドを移動しましょうかという提案を、お手数をおかけしてはとお断りした。
でも、窓からは新緑が見えていて、ベッドをその窓まで移動してもらったら良かったなと後で思った。
・楽しいという表情を出される利用者さんには、喜んでもらいたい笑ってもらいたいという期待を抱いてしまいやすい。
でも、笑って頂くことばかりを求めてはいけないし、穏やかに過ごされたい時にはそれに気づきお手伝いしたい。
・今回も、試行錯誤しながらの活動となったが、利用者さんとの距離がまた近くなったように感じました



第2病棟

担当:ちはる、アン

今回も、ぼのぼのグループさんと関わらせて頂きました。
8名の利用者さんと、4名の職員さんがおられました。

部屋に行くと、職員さんが準備されている途中で、私達も、皆さんのお顔を見ながら、ゆっくりと準備させて頂きました。
皆さんが覚えてくださっていることが伝わってきて、嬉しさを感じながら準備を進めました

いつものように、ご挨拶と自己紹介をして、を鳴らして始めました。


【活動の内容】
*ご挨拶 『切手のないおくりもの』を唄う
*〔歌を唄う〕『茶摘み』1番2番を唄って、また1番を唄う
*〔紙芝居〕『みいちゃんの かぞえうた あそびうた』
 数え歌遊び歌がたくさん入った紙芝居
 唄った歌など〜『一番はじめは』『鞠と殿様』『あんたがたどこさ』『茶摘み』
 遊び歌など〜「ずいずいずっころばし・・・」「さよなら三角 またきて四角・・・」
*〔触れる感じる〕 "新茶" "ほうじ茶" "麦茶"を、香って触って聞いて頂きました。
 最初に『お茶ができるまで』の本でお茶を紹介
 最後に『茶摘み』の歌を唄う

『あんたがたどこさ』は、「さ」のところで手を叩きながら唄いました

ジップロックに入れた"麦茶"は、握って頂いたり、振って音を楽しんで頂いたりしました


【活動の様子】
〔紙芝居〕〔歌を唄う〕
紙芝居の中に出てきた歌には馴染みがあるようで、耳を傾けてくださっている方が多かった
・『茶摘み』「ずいずいずっころばし」の時は、職員さんも一緒に歌ったり手拍子を取ってくださったりした。
・「ずいずいずっころばし」では、目の不自由な方が、職員さんと握った手を上下させておられた。
一瞬笑っておられるように感じる時があったが、職員さんも「笑っているね〜」と言われていました。
〔触れる感じる〕
・茶葉を触ってくださった方も、手を出されない方もおられた。
・香りは、眉間にシワをよせる方や、顔をそむける方など、好まれない方が多かったように感じた。
・ある利用者さんは、麦茶入りジップロックを頭にこすりつけて感触を味わっておられた。
麦茶の麦をじっと見ておられた方に「触ってみましょうか〜」と様子を見ながら、そっと手を箱に入れさせて頂きました。
目を開けてじっと何かを感じておられ、「触ってみますか」と言うと、人差し指・中指・薬指を動かして触っておられた


【活動の感想】
・麦茶を触って頂く時、様子を見ながらゆっくり対応を進めていけて、私達に慣れてくださっているのを感じた
・関わらせて頂く時にあった、私の中の不安感がなくなり自然にゆっくりと関われるようになったと感じて嬉しかった
・私達が思っている以上に、利用者さんは、触ってみたいとか、やってみたい気持ちをお持ちだと、改めて思った。
私達が、慣れて落ち着いて関わらせて頂けるようになったことで、改めて気づけたことだと思う。
・今後も、歌や紙芝居や絵本を通して、季節を感じて頂ける活動を行なっていきたいと思った。



第3病棟

担当:たえ、しげよ

今日は、ラッコグループさんと一緒に過ごさせて頂きました。
今回も、皆さんのご都合がよければ、お散歩をさせて頂きたいとお願いしていて、お一人の利用者さんと散歩させて頂きました。

お部屋に戻った後は、紙芝居絵本を読ませて頂いたり、を一緒に唄わせて頂きました。
7名の利用者さんがおられました。


【活動の内容】
*紙芝居 『あんなちゃんのおさんぽ』
*絵本を読む 『ちきばんにゃー』『ぐんぐんぐん みどりのうた』
*歌を唄う 「茶摘み」「夏は来ぬ」
*絵本を読む 『なんていいんだぼくのせかい』



【活動の様子】
今回の散歩は、体調が優れない方や処置中の方などがおられて、散歩が大好きな利用者さんお一人と行かせて頂きました。
最初は硬い表情をされていましたが、気持ちの良い外に出ると、お口を大きく開けられ嬉しそうに笑っておられました
途中、同行してくださった職員さんの方を振り返りながら、とても穏やかな良い表情をされていました

〈紙芝居〉〈絵本〉
・今回初めてお会いした利用者さんも、紙芝居も絵本も熱心に見てくださっていた。
・「なんていいんだぼくのせかい」は小さな本だったので、1ページずつ、皆さんの所を周りながら読みました。
本を追うように体をひねって、熱心に聞いて下さっている利用者さんもおられました
ベッドに寝て上を向いたままの方も、読む声に、ニッコニコの笑顔をされていました。
・職員さんに支えられベッドに座り聞いてくださる方 遠くから真っ直ぐこちらを見て聞いてくださる方など、
皆さんがそれぞれの様子で、紙芝居や絵本に集中してくださっていました
〈歌を唄う〉
・『茶摘み』は、皆さんす〜っと受け入れて楽しんでくださった。利用者さんがのりやすいリズム感なのだろうと思う。

【活動の感想】
・ラッコグループさんとのこれまでの関わりは少ないが、皆さんそれぞれの様子で楽しんでくださってよかった。
・歌を探す時に、季節も大切にしたいが、季節とは関係のない皆さんが知っておられる歌もいいと思った。
また、皆さんが受け入れやすいリズム感の歌も探したいと思う。





ボランティア交流会に参加させて頂いてから、お話するようになったボランティアさんがおられます。
また今回は、第1病棟では、同じ時間帯に活動されていたボランティアさんもおられました。

皆さんとお話させて頂いたり、様子を見させて頂くと、気づきや新鮮なアイディアを得させて頂くことも多いです。
私達にとっては、びわこ学園は本当に素晴らしい成長の場となっています。

本当にありがたいな〜と思います。


活動の準備風景です