🌷さ い わ い🌷 🌱わい🌱わい🌱

福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

びわこ学園 -2020/1/16

2020-01-22 |  ├びわこ学園
今年初めてとなる、びわこ学園での活動を行いました。
一月ということで、前半の活動がお休みとなり、久しぶりの感のある活動となりました。
職員さんから、“さいわい”の活動を待っている方がおられるとお聞きして、とても幸せな年初めとなりました

第1病棟は、いつもと変わらず、担当一人が一人の利用者さんと過ごさせて頂きました
第2病棟も、いつもと変わらず、皆さんに紙芝居やクラフトを楽しんで頂きました

そして第3病棟だけが、担当一人が一人の利用者さんと過ごさせて頂く新しい活動を始めさせて頂きました
初回は二人共が緊張もあり、次からへの課題をいくつか見つけたようです。

これからこの担当二人が、どんなことを思いどんなことに気づき活動を充実させていくか
その新しい刺激を“さいわい”で共有しながら、楽しみ合いながら、一緒に成長していけたらと思っています。

びわこ学園のみな様、今年もどうぞ、よろしくお願い致します




第1病棟

担当:まさよ、エイミー

それぞれ、前回と同じ利用者さんとご一緒の時間を過ごさせて頂きました。
前回の活動から少し時間が空いたので、担当二人は「お久しぶりです」「お元気でしたか?」という挨拶から始めました。

そしていつものように、担当二人とも、すぐには活動に入らずに、利用者さんの横に座って、暫く静かに過ごしました
利用者さんの表情や様子を見させて頂きながら、来る時に見てきた風景の話などもしました。

それは、第一病棟に流れている穏やかな空気感とひとつになっていく時間なのだと、最近気づきました。
そしてそれは、私たちの心が、日常の慌ただしさを忘れる大切な時間でもあります


【活動の内容と様子】Uさん
部屋に行くと、Uさんは起きておられて、挨拶の後に「きのうのおひさま、どこにいったの?」を読ませて頂きました。
読んでいるうちに眠られたので、顔や様子を見ながら、どうさせて頂いたら心地良いかな〜と思い過ごしました。

暫くすると、目を開けたり閉じたりまどろんでおられたので、気持ち良さを邪魔しないようにしたいと思いました。
この日は良い天気で、部屋にも日差しが注いでいて明るくて、気持ちが良かったです
その気持ち良さに合わせて「この広い野原いっぱい♪」「野に咲く花のように♪」を、繰り返し唄いました

途中で、来られた職員さんに起こされて、しっかりと目を開けておられる時がありました。
その時には、絵が綺麗「ミロとまほうのいし」を、Uさんに絵が見えるようにしながら読みました
時々、目を大きく開けられたり、あくびを何度もされていました。
落ち着かないのかな〜と思い、絵本は、なるだけゆっくりゆっくりと読ませて頂きました。

読み終えて、暫く一緒に過ごさせて頂けたらと思い、手を握り何もせずにいました。
すると、眠られたと思っていたUさんが目を開けられたので、最後に「ライオンとねずみ」を読ませて頂きました


【活動の内容と様子】Kさん
部屋へ行くと、Kさんは、横向きで両手を顔の横に置かれていて、寝てはおられない感じでした。
挨拶をした後に、久しぶりにお会いしたので、来る途中に見た雪景色のことなどを話しました。

そして、雪だるまが出てくる「 ゆきのおじさん ありがとう」を読みました。
ほとんど眠られているようでしたが、讃美歌「いつくしみ深き♪」を唄わせて頂きました。
今回は、冬の歌を唄おうと準備してきましたが、なぜかこの歌がいいように感じて何度か唄いました

そのあと「くもとそらのえほん」「フレデリック」を読みました。
この3冊の絵本には、朝日夕焼けなどの自然の風景がたくさん出てきます。
Kさんが、この自然の風景を、を、空気を、感じてくださったらいいな〜と思いながら読みました

本当に気持ち良さそうに眠られていましたが、「きょだいな きょだいな」を読み始めると、起きられました。
何となくですが、楽しまれているように感じました
最後に「にじ♪」を唄いましたが、その時は、また眠られていました。



【活動の感想】
・冬場となりマスク着用での活動となり、絵本を読む時に、無意識に大きな声を出していたことに気づいた。
声が聞こえないのでは〜と思っていたからだが、無理して出している声は、利用者さんにも心地良くないだろうと思った。
言葉を正確に伝える〜というのではなく、絵本を感じているその心を伝えるような気持ちで読んでいこうと思う
・気持ち良さそうに眠られている姿を見ていると、このまま平穏な毎日を過ごして頂きたいなと心から思う。
私が読む絵本の情景が、少しでも、その穏やな眠りの幸せのお役に立てていたらいいなと思う




第2病棟

担当:さいは、ちはる

今回も、ぼのぼのグループさんとご一緒に過ごさせて頂きました。
利用者さん9名、職員さん1名がおられました。

部屋に入ると、皆さんが半円に並んで待っていてくださいました

今回は、新しい年を迎えた喜びを感じて頂きたいと、『絵馬』を作って頂くことにしました
担当三人で、色々な意見を出し合いながら試作を繰り返して、お祝いの印象の強い“赤い色”を土台に使うことにしました。

今回、ずっと一緒に準備してきた担当の一人が、風邪気味で不参加の選択をしました。
当日二人となった担当は、三人分の心を合わせるつもりで活動を行いました。

【活動の内容】
*〔歌を唄う〕「切手のないおくりもの」
*〔紙芝居〕「にらめっこしましょ あっぷっぷ!」
*〔歌を唄う〕「ふじの山♪」
*〔触れる感じる〕絵馬の飾り付け
 ・[富士山][コマ]から一つ選び、[ねずみ]と一緒に絵馬に貼って頂く。
*〔絵本〕「ゆきうふふ」
*〔歌を唄う〕「雪♪」2番まで唄う。

紙芝居には「だるまさん、だるまさん、にらめっこしましょ~あっぷっぷ♪」というフレーズか繰り返し出てきます。
職員さんも一緒に唄ってくださり、利用者さんは紙芝居へ集中されていました。
また、ページを一枚めくる毎に面白い絵が出てきて、その度に皆さんが違う表情をされ楽しんでおられました

絵馬の前に唄った「ふじの山♪」では、「あーあー」と声を出されたり、唄っておられるような方も多かった
職員さんが絵馬を「これね、絵馬、幸せなことがたくさんあるよ〜嬉しいね〜と、上手に説明してくださった。
他にも「いいことがあるよ〜」「楽しいことがたくさんありますように〜など、優しく声をかけられていた


【活動の様子】
〔紙芝居〕
職員さんも一緒に唄ってくださったお陰で、全体がまとまり楽しい雰囲気となった
・職員さんは、利用者さんのベッドの角度を変えて、見やすいようにされていた。
〔触れる感じる〕
・[富士山]か[コマ]かは、目の動きで教えてくださる方が多く、職員さんと確認しながら行った。
・ある方は、しっかり持って貼られていつものように上から手の平でパンパンとしてくださった。
すぐに[富士山]を選んで貼ってくださった方は、出来上がりをお見せすると、こちらも嬉しくなる笑顔をされていた。
・いつも床に座られている方は、じーっと見て選んで貼られて、いつものようにウンウンと頷かれていた。
・目がご不自由な方は、いつものように飾りを頭でゴシゴシと感じられてから、手を添えてもらい貼っておられた
寝ておられた方も、起きて職員さんと一緒に貼ってくださり、手で触って絵馬を確認されて、そしてまた目を閉じられた。


【活動の感想】
・今回はゆっくりと時間が流れているように感じ、普段のぼのぼのグループさんの空気感なのかもと思った。
皆さんの心地良い空気感の中でご一緒できて、本当によかったまたご一緒できたら嬉しい。
・一人の担当が絵本を読んでいる時に、利用者さんの中に入って聞いてみた。
利用者さんの表情は穏やかで、担当の読む声やトーンが利用者さんの心に添っているように思った。
職員さんは、全体も一人一人もよく見ておられて、様々気づかれて、自然に動いていかれる
私たちもクラフトの時は特に、職員さんにもお聞きしながら、“見えるよう”“やりやすいよう”繊細に配慮していきたい。




第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回初めて、“にじグループさん”と過ごさせて頂きました
今までご一緒した利用者さんよりも、ベッドに寝ておられる時間が長い方々とお聞きしています。

ご一緒するのは、ほんの僅かな時間ですが、少しでも、皆さんの元気喜びのお役に立てたらいいな〜と思っています。

今日は、にじグループさんの二つの部屋に行かせて頂くことができました。
そして、一人の担当は三人の利用者さんと、もう一人の担当は二人の利用者さんと一緒に過ごさせて頂きました。

担当二人共が、この日のために図書館で色々な本を借りてきていました。
初めてのことで様子も分からないので、二人共が、借りてきた全部の本を持って、にじグループさんの部屋へ向かいました


最 初 の 部 屋
【活動の内容と様子】MIさん
活動に入る前に・・・・職員さんがMIさんのことを、色々教えてくださいました。
「横になられていますが、とてもよく分かっておられます。本も歌もお好きです」
を流されることがありますが、それは感情が動いた時で、嫌だとか悲しいということではありません」
「利き手の右手を、ゆっくりゆっくりと触らせてもらうと、拒否はされないと思います」


MIさんとは、ラッコグループにおられた時にお会いしていて、暫くお見かけしないなと思っていました
以前はすくっと車椅子に座られていたMIさんは、ベッドに横になっておられました。

挨拶をしてから「触らせて頂いても良いですか?」とお聞きして、ゆっくりと手を握らせて頂きました。
そして、ゆっくりと大きな声を出さないよう心掛けながら、「わたしのワンピース」を読みました。
目を真っ直ぐに本の方へ向けておられて、聞いてくださっているようで、ほんの少しを流されたように感じました。
その後読んだ「おおきなかぶ」も、しっかり目を開けて真っ直ぐに本を見てくださっていたように感じました。

ここでもう一人の担当も加わり、担当二人で「にじ♪」を唄いました

(( 担当交代 〜 一人は次の部屋へ移動))

MIさんはとても優しい雰囲気がしたので、「ほしとたんぽぽ」という詩集を読ませて頂くことにしました。
「わたしと ことりと すずと」「ほしと たんぽぽ」「みんなを すきに」の詩を読みました

次に「あみもの おつきさま」を、MIさんの呼吸のリズムに合わせるような気持ちで、ゆっくり読ませて頂きました。
途中のお月様が動物のために帽子を編む場面では、MIさんがキュ〜と口をすぼめて目を細められる表情をされました。
笑っておられる様だな〜と思い読んでいると、職員さんが「うわぁ〜、良い表情してはりますね〜」と言われていました

MIさんは、そのままの表情で、目を閉じられて眠りにつかれました
私が読み終わり本を閉じると、職員さんが、静かに毛布を掛けられベッドの柵をそ〜っとはめておられました。

【活動の内容と様子】TKさん
TKさんは、時々不快なためか、顔を上げて右手を激しく動かしたり…など、落ち着かない様子でした。
挨拶の後に静かに見させて頂いていると、身体を硬らせておられたので、お断りしてから左手を包み摩ったりしました。

暫くすると落ち着かれたので、赤がお好きとお聞きしていたので、色が鮮やかな「とりとわたし」を読みました。
途中、身体を硬らせられる時は、読むのをやめて、静かに手を握らせて頂きました

本を読み終えると職員さんが「排便を見ますので、部屋を移動します」と準備を始められました。
その準備の間「琵琶湖周航の歌♪」をゆっくり唄わせて頂き、そしてTKさんが移動されるのを見送りました。

活動の前に、TKさんは、赤色が好きで、ミニカーや乗り物も好きで、スキンシップもお好きと教えて頂きました。
また、本もとてもお好きだそうで、次は、お好きそうな本をゆっくり読ませて頂きたいな〜と思いました。


次 の 部 屋
【活動の内容と様子】URさん
URさんは、最近びわこ学園に入られた方だそうで、歌が好きで、特にディズニートトロが好きだそうです。
また、目や両手を上げたりしてしっかり意思表示をされて、機嫌が良い時は口角を上げてニコッとされるとのことでした。

挨拶をさせて頂いた後に、鮮やかな絵が良いかな〜と「はらぺこあおむし」を読みました。
URさんは、とても集中して見てくださっているように感じました。

「雪♪」を二回唄った後は、お断りして、少しの間手を握らせて頂きました
そして、海の写真が美しい「よるのこどもの あかるいゆめ」を、1ページずつゆっくり読みました。
それから、トトロが好きとお聞きしたので「さんぽ♪」を唄い、そして「そらいろのたね」を読みました。

【活動の内容と様子】ITさん
職員さんがまずファイルを開いて、ITさんのことを色々教えてくださいました。
「嬉しい時や、とても興味があり楽しい時は、こんな表情をされます」満面の笑みの写真も見せてくださいました

ITさんは、待っていてくださったそうでした
挨拶をして、歌がお好きと聞いたので「雪♪」を唄うと、目を開けたり瞑ったりを繰り返しておられました。

目が少し見えにくいとお聞きしたので、「ゆきだるま」は近くで開いて、読ませて頂きました
最初は、大きく目を開けておられましたが、途中から、微睡んでおられるようでした。
今日は、待っていてくださったITさんを、お待たせしてしまったのかな〜と思いました。



【活動の感想】
・借りて来た本を全部持って行ったが、利用者さんを前にすると、どの本を読んだらいいのか分からなかった。
一対一の関わりに少しずつ慣れていきながら絵本選びの感覚も磨いていきたい。
・終わってから担当同士でいつもの意見交換をしようと思ったが、気が抜けたような状態だった。
緊張が利用者さんに伝わってはいけないと、気持ちを落ち着かせて病棟へ向かったが、精一杯だったように感じる。
これから、少しずつ慣れていきながら、利用者さんのリクエストや喜びを感じる余裕を持てるようになりたい。
とても若い職員さんがおられたが、気遣いの細やかさに、担当二人共が驚かされた。





第3病棟が初めて、にじグループさんの部屋に行かせて頂いた。
その話しを聞かせてもらっていると、びわこ学園には、本当に様々な利用者さん様々なグループがあるのだと改めて思う。

そしてその利用者さんそれぞれのことを、職員の方々は、とてもとても詳しく知っておられる。
一人一人の好きなモノはもちろん、どんな時にどんな表情や様子をされるか、拒まれない接し方も・・・

そしてどの病棟の職員さんも、利用者さんの嬉しい時の仕草や反応を見過ごされない
それに気づかれると、職員さんの方がもっと喜んでおられると感じるくらいの様子をされる。

そんな職員さんの様子に、ボランティアに行かせて頂いている私たちも、いっぱいの元気喜びを頂いている
この元気と喜びを、今年も利用者さんのための活動に向けていきたい






花壇造り(4)〜土入れ・苗植え・全体の整備

2020-01-15 | さいわい匠
花壇にを入れる日がとうとうやってきました。
私たちは、一部分に花の苗植えるお手伝いもさせて頂くことになりました

土入れ・苗植え・全体の整備

【 土と苗の 購入&運搬 】
まずは資材店へ、土と苗などを購入に行きました。

・軽石(大粒) 12袋
・軽石(中粒) 11袋
・腐葉土 6袋
・野菜の土 20袋
・玉ねぎの苗 50本

みんなで運んで、インターロッキングの上に並べていきました


【 土入れ 】
Nさんが、作成してくださっった『花壇の土容量図』です。

4タイプのそれぞれの花壇に入れる、軽石や腐葉土や土などの割合順番が分かりやすく描かれています。


まず、花壇を利用される施設の方からの声で、花壇A花壇Bの位置を交換しました
さらに、土を平らにして、花壇を安定させる作業を行いました。


そして、土入れが開始されました。
みんなで手分けして『花壇の土容量図』を見ながら、行っていきました

最初に入れるのは軽石です。ほぼ全体の3分の1の量軽石を入れました。
水はけがいいように、下に大粒を置き、その上に中粒を置きました

軽石の上には、薄く有機石灰をまきました。野菜の花壇は、底の土を耕した部分に、有機石灰をまきました。

そして、腐葉土を、ほぼ3対1の割合で入れていきました。
木枠にどんどん土が入り、花を植える準備が整っていきました


【 全体の整備 】

外の道路に面したフェンス沿いに、砂止めのために、ブロックを置くことになりました。
そのために急遽、資材店からブロック13個を購入して運び入れました。

先ずNさんとMさんは、ブロックをしっかり固定して置くために、土を耕し溝を作られました。
それからブロックの高さ並びを揃えながら、一つ一つ安定させながら置かれていました

敷地内の花壇の周囲を整備したりするだけではなく、花壇に面した道路なども整備しました。


【 苗を植える&種をまく 】

今日、購入してきたばかりの花の苗を植えました
また、フェンス沿いに置いたブロックに沿って菜の花の種をまきました。

野菜の花壇には玉ねぎの苗を植えました。



完 成

NさんMさんのお陰で、施設の隅の空き地が花壇になりました

構想から設計、そして材料の選定や資材の購入&運搬、そして製作・・・・
どの場面を思い出しても誠心誠意に向かわれていく、NさんMさん姿が浮かんできます。

Nさん Mさん ありがとうございました
それから、ほとんどの作業を一緒に行ってくれたさいわいの仲間達にも、心から感謝です。

施設の方も含め、関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました

花壇では今(2020年1月初旬)、施設の利用者さんが植えられたが元気に成長しているそうです
フェンスのブロック沿いに植えた菜の花からは、こんなに元気な青い葉が芽吹いているそうです

また、施設の用務員さんが、花への水やりが楽になるようにと、長いホースを繋いでくださったそうです



これから先のこの花壇には、私たちさいわいは、ボランティアとして関わらせて頂く予定はありません。
でもこうして、誰かの喜びに繋がるかもしれない〜という場所に、関わらせて頂けただけで感謝です。

さいわいの仲間達は、この花壇に植えられていく野菜が、すくすく元気に育っていけばいいな〜
それが、施設の利用者さん達元気幸せに繋がっていけばいいな〜と、心から願っています





花壇造り(1) 〜下見・設計・見積もり
花壇造り(2) 〜通路(インターロッキング)造り
花壇造り(3) 〜花壇(木枠)造り
花壇造り(4) 〜土入れ・花植え・全体の整備






花壇作り(3)〜花壇(木枠)造り

2020-01-15 | さいわい匠
いよいよ花を植える、4タイプの木枠の花壇造りに取り掛かることになりました。

花 壇 (木枠) 造り

【 資 材 購入&運搬 】
作業の前日に、NさんとMさんは資材店へ行かれて、材料をすべて購入してくださっていました。

木材 (38mm×140mm×3650mm) 15本
木材 (60mm× 60mm ×3000mm)   3本
・防腐塗料  1
・防水シート 1
・透明テープ  1
・刷毛 2
・ビス 156本

木材は、『木材のカット寸法割付』の通りに、資材店でカットを済ませておられました。


昨日から車に積み込み運ぶだけにされていた材料が、現場に到着しました。
運び込まれた材料を、花壇横の駐車場に下ろしました。

木材は、その用途ごとにまとめられ、表示が付けてありました

その表示を見ながら、木材を花壇ごとにまとめて、ブルーシートの上に並べていきました。


【 木 枠 造り 】

この日は、インターロッキングの未完成の部分を仕上げる作業も並行して行いました。
インターロッキングに関わる人、木枠作りに関わる人と、みんなが手際よく作業を進めていきました。

まずは、ビス用の穴を開けていきました。
Nさんは、正確に穴が開けられるような道具を作って来られていました。

そしてみんなで一本一本の木材をビスで繋ぎ合わせながら、木枠を造っていきました

木材は、防腐処理が施されたものを使用しましたが、カットしたので、処理のない切り口ができていました。
その切り口部分の一つ一つにも、防腐剤を塗る作業を行いました


出来上がった木枠を組み立てて、そして配置していきました

みんなで楽しみながら、色々な配置を考えてみました

土を入れる前ならば移動可能なので、最終的には、利用される方に配置は決めて頂こうということで終わりました。
最後に、木枠を土の湿気から守ために内側に防水シートも貼りました。


真っ直ぐ通ったインターロッキング
その横に並んでいる、木肌が美しい花壇

心から美しい景観だなと感じました




花壇造り(1) 〜下見・設計・見積もり
花壇造り(2) 〜通路(インターロッキング)造り
花壇造り(3) 〜花壇(木枠)造り
花壇造り(4) 〜土入れ・花植え・全体の整備







花壇造り(2)〜通路造り

2020-01-15 | さいわい匠
9月も下旬を迎えた頃に、いよいよ花壇造りが始まりました。

1月末頃に下見をして、材料を検討したり、設計図や見積もりを手直ししている間に暑い季節となりました。
すべてが屋外での作業となるので、暑い夏が過ぎるのを待とうということになりました。

まだまだ日中は暑さ対策が必要な時期でしたが、春咲きの花を植えるに間に合わせようと取り掛かってくださいました。
作業は、通路造りから始まりました。


通路 (インターロッキング) 造り

【 資 材 購入&運搬 】
まずは、インターロッキングの材料を、資材店で購入しました。

ブロック(300×300) 104枚
ブロック(200×100)   89枚
・路盤材 20袋
・砂  20袋
・セメント  5袋
・ブルーシート  2枚

1トン トラックを資材店で借りて、2往復して運び終えました。

全員による流れ作業で、荷台から下ろし&運びを繰り返して、材料全てを花壇となる場所に積み上げました。
そして、風雨を避けるためと、盗難防止としてブルーシートで覆って、この日の作業を終了しました



【 地面整備 (前作業)

インターロッキングのブロックを敷いて並べた時に、実際に踏む路面がなだらかであることが大切です。
そのために、でこぼこした地表面を“転圧機”でならす必要がありました。

作業に先立って、この“転圧機”とブロックを切る“グラインダー”を資材店から借りて来ました。

まず、花壇となる敷地内の掃除と、“転圧機”を使って地面をならす作業を続けました。

また、花壇の入口付近の通路にかかっていた植栽を一部剪定しました。

次に、ブロックを敷くために必要な路面材を撒き、再度“転圧機”で表面を平らにしていきました

振動する“転圧機”を、思うように動かすには、コツが必要でした。
また、上手に操作できるようになっても、その振動が同じように全身を振動し続けていきました

“転圧機”の作業を、ほとんど引き受けてくださったのはMさんでした。
そのお陰で、やっとブロックを敷く地面に整備することができました


【 ブロックを敷く(1) 】

まず、セメントを混ぜたものを作りました。ブロックを繋ぎ合わせる材料です。

利用者さんが通りやすい平らな通路となるように、細かい部分にも十分に配慮しながら・・・
ブロックを敷いて・・・セメントを塗って・・・の作業が続きました。

角の部分に敷くブロックは、正確に“グラインダー”でカットされていました

大きいブロックを敷いた横の部分には、セメントを塗り、小さいブロックを並べていきました。

砂を混ぜたセメントを使い、一枚一枚、ブロックを敷いていく作業は、とても時間が掛かるものでした
さらに、敷いたブロックの上からは、砂を撒いて、ブロックの目地(隙間)を埋めていきました。

この日は、ブロックの脇を固める作業を残して終了することになりました。

すでに時刻は午後5時を回っていました。


この日は、とても残暑が厳しい一日でした
みんなが自分の身体にこもっていくを感じていて、お互いを気遣いながら作業を進めました。

お疲れ様でした


【 ブロックを敷く(2) 】

花壇の木枠を造る日に、残した作業を行いました。
また、ブロックを繋いでいくセメント作りから開始です。

先日、初めてインターロッキングに取り掛かった時には、大変に感じた作業も手際良く進めることができました


NさんにとってもMさんにとっても、初めてのインターロッキング造りが終了しました。

インターロッキングが出来上がって感じるのは『よくぞ造ると決めてくださった』という感動感謝です。
今は、いくら感謝しても足りないくらいありがたい気持ちでいっぱいです




花壇造り(1) 〜下見・設計・見積もり
花壇造り(2) 〜通路(インターロッキング)造り
花壇造り(3) 〜花壇(木枠)造り
花壇造り(4) 〜土入れ・花植え・全体の整備






さいわい匠ー花壇造り(1)〜下見・設計・見積もり

2020-01-15 | さいわい匠
2018年度にエクセレント東山の花台を作ってくださった、 NさんMさんに、今度は花壇をボランティアで造って頂きました
この花壇は、さいわいのメンバーが関わらせて頂いている老人福祉施設の敷地内にあります。

以前から、利用者さんが、植物や野菜と直接触れ合う機会を増やしたいという声をお聞きしていました。
それで、花台を作り終えられたばかりの、NさんとMさんにお願いしてみました。

すると、利用者さんの楽しみが増えて少しでも元気になって頂けるならとお引き受け頂くことができました


最初に下見のために、施設に足を運んで頂いたは2019年1月のことです。

そして、ちょうど春咲きの花を植える頃の2019年秋完成しました

今回は、花を植える花壇だけではなく、利用者さんが花の近くに行きやすいように通路も造って頂きました。

[ 土を入れて花を植える木枠の花壇 ]
[ 車椅子の利用者さんも花壇の近くに行けるインターロッキングの通路 ]


NさんMさんにとっては、もちろん初めてのことで、お忙しいお仕事の合間をぬって、大変な工程を経て完成して頂きました


いくら感謝しても感謝しきれないくらいの製作の過程を、四回に分けてブログで紹介させて頂きます。
( 今回からブログカテゴリー“さいわい匠”を作りました。)
NさんとMさんの、利用者さんのためにと向けられ続けた真心を、ぜひ心に留めておきたいと思います。

花壇造り(1) 〜下見・設計・見積もり
花壇造り(2) 〜通路(インターロッキング)造り
花壇造り(3) 〜花壇(木枠)造り
花壇造り(4) 〜土入れ・花植え・全体の整備



この花壇造りには、さいわいから、さいは・エイミーが、
また、びわこ学園のボランティアに参加している、さつき・えつこも参加しました



下 見


初めて施設に行かせて頂き、下見をしたのは、が残っている寒い日でした。

今回も、設計を担当してくださる、Nさんの指示のもと、みんなで必要な寸法を測っていきました。
出している手が凍えそうな中で、Nさんは、全体の図面寸法を書き込まれていました。

そしてNさんは、慣れた手つきで、今は何もないその場所に造る、花壇のイメージを絵に描いていかれました。
描きながら構想を語られるNさんの話を聞きながら、みんなが、これから始まる花壇造りに胸を膨らませていくことができました



設計・見積もり・検討


Nさんには、まず、施設の方に検討して頂くために、設計図デザイン画を描いて頂きました。
実際に花壇を利用される方に検討して頂いた後に、だいだいの見積書も作成して頂きました。

そして施設責任者の方々に、時間をかけて何度か検討して頂き、花壇製作の許可を頂くことができました

その過程で、Nさんには、設計図だけでも4回書き直して頂きました

利用者さんのために、4タイプの花壇を造ることになりました。
[ 見て頂きやすい ] [ 花壇の周囲を動きながら触れて頂きやすい ] [野菜を育てて頂きやすい] 等がそれぞれ考慮されています。


【 花 壇 】
初めての花壇造りということで、NさんとMさんは、その材料も検討されていました。
花壇の写真を見られたり、実際に材料を見に行かれて、“木材”“レンガ”ということになりました。

そしてNさんは、施設の方に判断して頂きやすいように、二つの材料の『比較検討表』も作成されました。
費用だけではなく、それぞれを使った場合の、メリット/デメリットも書き出されています。

最終的に防腐処理が施された“木材”を使用することになり、Nさんは、4タイプの花壇の設計図を仕上げられました。

木材のカットは、購入した材料店で行って頂くことになりました。
Nさんは、無駄を出さず正確にカットしてもらうために、全部の木材について『木材のカット寸法割付』の図も作成されました。

その他、防腐塗料黒塗料の量、ビスの必要数、花壇に入れるの量…等々、詳細に書き出されながら、準備を進められました。


【 通路〜インターロッキング 】
最後まで、NさんとMさんが時間をかけて考えられたのが、通路を造ることに関してでした。
これは土木的な作業であり、通常ならば専門の業者に頼むような内容のものでした。

実際に家屋や施設の通路を見て回られたり、材料を調べられたりと、検討を重ねられました。
そして、最終的に、インターロッキング ブロックによる通路を造ると決められました。

屋外における雨風に耐えて、長年に渡って利用者さんの車椅子がスムーズに動けることを考慮してのことです。

一人でも多くの利用者さんに、花壇の近くで花を楽しんで頂くためには、通路は必須のものでした。



花壇造り(1) 〜下見・設計・見積もり
花壇造り(2) 〜通路(インターロッキング)造り
花壇造り(3) 〜花壇(木枠)造り
花壇造り(4) 〜土入れ・花植え・全体の整備