🌷さ い わ い🌷 🌱わい🌱わい🌱

福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

エクセレント東山 -2019/12/25

2019-12-28 |  ├エクセレント東山
そろそろ年越しを迎える12月の下旬に、エクセレント東山での第24回目の活動を行いました。

春咲きの花を植える時期も終わり、今回はクラフトのみを行って頂きました。
年越し間近ということで、新しい年を迎える喜びを感じながら作業できるクラフトにしたいと思いました。

また、活動も回を重ねる毎に、皆さんが積極的に取り組まれるようになり、少し難しい内容でも仕上げていかれています。
そこで今回は、さらに細かい作業を重ねていく内容にしたいとも考えました。

そして担当の二人で、色々考え、色々試して、椿の花干支のねずみお正月飾りを作って頂くことにしました。
干支のねずみは、華やかな赤い台紙に貼り、の飾りも付けて頂き〜
椿の花は、一枚一枚の花びらを芯に付けて完成させていくことにチャレンジして頂きました


今回の活動は、まさよとさいはが担当しました。

 
お正月飾り作り 〜椿と干支のねずみ〜

今回は、感触もそして大きさも違う材料に触れて頂きながら、取り組んで頂きました。
その材料を [椿と一輪挿し] [干支のねずみ] に分けてセットしてお渡しして、始めていきました。


椿と一輪挿しを作る

準備したもの
*椿の材料 
 ・花 (和紙・花紙)
 ・茎(ストロー)・葉っぱ(和紙)・枝(ワイヤー)
一輪挿しの筒(トイレットペーパーの芯)、飾りの折紙、水引(二種)
台紙、クラフトテープ(茶色)


今回も最初の作業工程に、次のような差をつけました。

二階三階:一輪挿しの筒(柄の折紙は貼ってある)を選んで頂く
一階:一輪挿しの筒のを、折紙から選んで頂き、筒に貼って頂く

水引も二種類からお好きな方を選んで、一輪挿しに貼り、それを台紙に貼って頂きました。

次に椿を作って頂きました
両面テープをつけた八枚の花びらを、黄色の花芯を囲むように貼るという、難しい工程です。

赤と白の組み合わせはどうかな~」と、赤と白を混ぜた椿を作られる方もおられました
花びらが上手くつかない方もおられましたが、テープで補強されるなど工夫してお花を仕上げていかれました。

そして椿の花の枝の先に、二枚の葉っぱで枝を挟むようにして、貼って頂きました。これも難しい作業です。


干支のねずみを作る

準備したもの
*干支のねずみ の部分の材料
 ・台紙(厚紙、赤の折紙)
 ・ねずみ本体・耳(和紙)
 ・飾り(折紙) ~松、笹、星、台座、スポンジシート
「賀正」「迎春」の筆文字


型どった和紙のねずみに、や色々な飾りを貼って頂きました
様々な感触を味わって頂けたらと、耳と飾りの部分の裏には、固い“厚紙”や柔らかい“スポンジシート”を貼りました。

どこにしようかな~」と飾りの位置を、何度も何度も確認しながら貼ってくださったり~
ねずみは私の干支やわ~」と嬉しそうに言われる方もおられました

最後に「賀正」「迎春」と書かれた筆文字の飾りを選んで、台紙に貼って完成です


今回、目がご不自由な利用者さんにも同じ材料でクラフトを作って頂きました。
皆さんに様々な手触りを味わって頂きたいと、紙類だけでも和紙折紙厚紙を使い、裏にスポンジシートを貼った飾りも準備しました。
それで、目の不自由な方にも、同じ材料で楽しんで頂けるのでは〜と思いました。

横につかれていた職員さんの説明を受けながら、一つ一つの材料の大きさ手触りを確認されながら仕上げておられました


完 成

お正月らしい華やかなお正月飾りを、仕上げて頂くことができました

これでお正月が迎えられるわ~」など、喜んでくださる利用者さんも多かったです


歌を唄う

活動の終わりに「お正月」と「一月一日」を唄いました。
前回の活動の時にご要望頂き準備した〔 歌詞カード 〕を見ながら、唄ってくださる方もおられました

手拍子を打ちながら、楽しそうに唄われる方もおられました。
どちらも昔からある歌なので、皆さんよくご存じのようで、大きな声で唄っておられました


~ 今日の中庭 ~

苗のが少しずつ増えてきました

フリージアの芽が出て、まっすぐに伸びてきています
少しずつ、少しずつ大きくなる芽や株を見ていると、利用者さんと中庭に出る春が待ち遠しくなります




今月の活動の掲示です
 


今月の季節の掲示です
いつものように、施設の入り口に飾らせて頂きました

新しい年を迎える喜びが伝わってきます



編 集 後 記

今回、私たちにとっては三回目の年越しのクラフトの活動となった。
最初の頃には、考えることもなかったような難しい内容のクラフトを行って頂くことができた
活動も今回で24回を数えて、本当に積み重ねていくということの力を、今回改めて実感することができた。

また今回、次のような、とても嬉しい様子に気づくことができた
*お手伝いをお願いされて待って頂いていたら、先の工程を取り出して自分なりに考えておられた。
利用者さん同士、隣の方のクラフトのパーツをそっと袋から出してあげられていたり、
優しい笑顔で「手をかしましょうか〜」と、声を掛けられたりされていた。
*工程が多いにも関わらず、利用者さん皆さんが落ち着いて集中して作業をされていた。

今回も、様々、次の活動に繋げて改善していきたい点も得ることができた。
作用内容の細かい点や、利用者さんへの関わり方など・・・・色々、みんなで心に留めて、一回一回を重ねていきたい。


この頃では、利用者さんの方から、私達に声をかけてくださることも多くなった。
「わぁー、久しぶりやね。嬉しいわぁ」
「立ってたらしんどいやろ、あの椅子に座ったら〜」

優しい気持ちを持って活動を始めたつもりが〜、
私たちの方が、優しさ充実感前向きな力も、いっぱい頂いている
エクセレント東山の利用者さんありがとうございます

職員の皆さま、いつも快く迎え入れてくださり、活動しやすい環境を作ってくださりありがとうございます


感染予防のため、一月二月はお休みさせて頂きます。
三月にお会いすることを、楽しみにしています。
来年も、どうぞよろしくお願い致します



びわこ学園 -2019/12/19

2019-12-26 |  ├びわこ学園
十二月半ばを過ぎた、もうすぐクリスマスという日に、びわこ学園で今年最後の通常の活動を行いました。
各病棟ともがクリスマスにちなんだものを、いっぱい揃えてこの日を迎えました

第1病棟の担当それぞれは、利用者さんのために「きよしこの夜♪」や「ジングルベル♪」を、静かにゆっくりと唄いました

第2病棟では、前回に続いてクリスマスツリーの飾り付けを行って頂きました。
前回は、作っておいた飾りの中から選んで頂きましたが、今回は選んで飾りを作るところから行って頂きました。

第3病棟でも、第2と同じツリーを使って、同じように飾りを作って頂きました。
第3病棟では、キラキラしたものが好きな利用者さんのために、キラキラした折紙で作ったも飾りの一つとして選んで頂きました

びわこ学園においてクリスマス会が、各病棟ごとに随時行われている中での活動でした。
少しでも、少しでも、びわこ学園にクリスマスの喜びが広がる一助になっていたらいいな〜と思います



第1病棟

担当:まさよ、エイミー

今回、部屋に行ってみると、ちょうどあいさつ活動が終わるところでした。
私たちが参加させて頂いたあいさつ活動とは、歌も違っていて、職員さんによって少しずつ内容が違うことを知りました。

変化の少ない日々を送られている利用者さんにとっては、少しずつ違うあいさつ活動はそれだけで楽しさが増すように感じます
職員の方は、そんな意図もあって、同じ内容にされないのかもしれません〜

担当二人は、今回も前回と同じ方とご一緒に過ごさせて頂きました。


【活動の内容と様子】Uさん
とてもよく眠っておられるUさんに「手を触らせて頂きますね」と挨拶して、手を摩ったりしながら暫く過ごしました。
寝ておられる様子を見ながら「あわてんぼうのサンタクロース♪」「きよしこの夜♪」をゆっくり唄いました。

そして、少し長い絵本の「のぼさんのクリスマスツリー」を、ゆっくりゆっくり読ませて頂きました。
Uさんはとても穏やかな顔をされていて、職員さんの出入りも処置もなく、とても静かな時間が過ぎていきました

もう一冊、利用者さん達がよく知っておられるとお聞きしていた「おおきなかぶ」を読みました。
この絵本は、びわこ学園のクリスマス会でよく読まれるそうで、読み始めると少し薄く目を開けられました。
なのでもう一度、今度は「うんとこしょ〜 どっこいしょ〜」の部分を何回か繰り返しながら読みました

途中、大きく目を開けられたりしましたが、暫くすると、また眠られていきました。
絵本を続けて疲れられてはいけないと思い、「里の秋♪」「きよしこの夜♪」「赤鼻のトナカイ♪」を、ゆっくり唄いました。
するとまた、薄眼を開けられていたので、最後にもう一冊「ねむるまえに クマは」を読みました

読み終わる頃にはしっかりと目を開けておられて、聞いておられる様子でしたが、もう終了の時間でした。
少し残念な気持ちがしましたが、「クリスマス会でお会いしましょう」と、声を掛けさせてもらって帰りました。


【活動の内容と様子】Kさん
眠られている横に座って、いつものように天気などの外の様子や、クリスマスやお正月の話などから始めさせて頂きました。
いつもは口元に持って行かれている両手が、片方だけ外れていたので、指を繋がせて頂こうと触れると握ってこられました。
そのまま指を繋がせて頂き「ジングルベル♪」「たきび♪」「お正月♪」静かにそっと唄いました。

そのうちにもう片方の手も口元から外れたので、本当に良く眠られているのだと感じ、眠りを妨げないようにと思いました。
繋いだ手を、両方の手で包みこんで、そのまま様子を感じたせて頂きながら何もせずに静かに過ごしました。

暫くして「よるのこどもの あかるいゆめ」を読み、「みつけてん」「すてきな三にんぐみ」も読みました。
「よるのこども‥‥」と「みつけてん」は、もったいない気がしたので、二回ずつ読みました。

その後、「きよしこの夜♪」を唄うと、Kさんに合っている気がしたので、何度も唄いました
「ペチカ♪」「上を向いて歩こう♪」も唄いました。
今日はほぼ両手を耳の横に置かれて気持ち良さそうに眠っておられて、数値も安定されていたので、良かったなぁと思いました



【活動の感想】
・最近は、第1病棟の入り口から、中に足を踏み入れた瞬間に、何か、気持ちにスイッチが入るような気がしている。
まだまだ利用者さんの様子から、何かしっかりしたものを感じることはできないが、このまま回を重ねていきたい。
・絵本や歌は、いつも出来るだけ穏やかに、そっと波打たないような心で静かに、と自分なり心がけている。
それが今は、利用者さんにとって、良いかどうかは分からない。
一回一回、どんな声で、どんな感じで接するのが良いか、自分なりに感じ取って把握して、過ごせるようになりたいと思う。




第2病棟

担当:ちはる、アン

今回も、ぼのぼのグループさんとご一緒に過ごさせて頂きました。
利用者さん9名、職員さん2名がおられました。

部屋に入ると、皆さんが正面になるように並んで待っていてくださいました

前回に続いて、クリスマスツリーを飾って頂きました。
今回は、キラキラのシールを選んで飾りを作って頂いてから、ツリーにつけて頂きました

まずは、担当二人で“それぞれの利用者さんの様子を感じながらゆっくり進めよう”と心を合わせて、ベルを鳴らして始めました

【活動の内容】
*〔歌を唄う〕「切手のないおくりもの」
*〔紙芝居〕「みいちゃんの冬」
・歌が挿入されていて、唄いながら進めました。
「たきび♪」「肩をたたきましょう♪」「ふじの山♪」「雪♪」
( 内容を少し変更して、7枚で終了する)
*〔触れる感じる〕 クリスマスツリーの飾り作り
 シール [ ベルもみの木雪の結晶プレゼント ]の、2~3枚の中から選んで頂く
 シールを貼る ツリーに飾る(丸いポンポンに掛ける)
*〔歌を唄う〕「お正月♪」

紙芝居は、皆さんのゆっくりとした雰囲気に合わせて、ゆっくりと読み、歌も皆さんと一緒に唄う〜を心がけました
最初から紙芝居を、大きな目を開けて、じ〜っと覗き込んでおられる方がおられました

ある方は、シールを選ぶ時、最初の2枚はじ〜っと見て、暫くしてから首を横に振られました。
次の2枚もじ〜っと見て、「これですか〜?」とお聞きした片方のシールにうんうんと頷いて意思表示してくださいました
ご自分で台紙にシールを貼る方 また台紙に置いたシールを上から押してくださる方などおられました。


【活動の様子】
〔紙芝居〕
・歌の時に、手を動かしながらリズムをとっているような様子の方もおられた
〔触れる感じる〕
・興奮されやすい方が一番前におられたので、一番後ろから回ることにした。
・それぞれの方の様子に合わせて、見えやすい所に2枚のシールを置いて選んで頂いた。
選ぶシールや、また、ツリーにかける場所を目の動きで教えてくださる方が多かった
・貼って頂いた飾りを、ツリーに掛けたのをお見せすると、笑っておられるような様子をされる方がおられた。
初めて手を添えさせてくださり、一緒にシールの上から押すことができた方がおられた。
・貼ったシールを「パンパンしてください」とお願いすると、手の平でパンパンぎゅ〜っと押してくださる方もおられた。
・寝ておられる方も、職員さんの声かけで、手を添えて貼って頂き、職員さんに飾って頂くことができた。
・目がご不自由な方も、職員さんが声をかけて一緒に貼ってくださった。

【活動の感想】
・今回は、紙芝居の中に出てくる「お父さん、お母さん」は、「みんな」や「おねえさん」に変更した。
寂しく感じられる方もおられるのではないか…と思っての配慮である。
また、紙芝居の後にクリスマスツリーを飾るので、全体の流れを大切にして「お正月♪」(紙芝居の中にあり)は、活動終了の時に歌った。
利用者さんのことを思って色々考えていることが、本当に利用者さんにとって良いものであるといいなと心から思う。
・クラフトでは、最後のあたりでちょっとテンションが上がった場面があった。
また、見る・触るに関して、触るのを好まない方もおられるかもしれないと感じた。
次回は、さらにもっとゆっくりと繊細に感じながらを心がけて、利用者さんに穏やかに楽しんで頂ける活動にしたい。





第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回は、ラッコグループさんと過ごさせて頂きました。
部屋へ行くと、利用者さん8名、職員さん1名、看護士さん1名がおられました

職員さんが「さいわいさんが来られたよ〜」と言われて、利用者さんを見やすい場所への移動を始められました
また、私たちの立ち位置も準備してくださり、私たちも準備を進めました。

ラッコグループさんは、他のグループより活動回数は少ないですが、ニコニコの目で見つめてくださる方もおられました。
今回は、クリスマスにちなんだもので揃えていて、その中のサンタクロースが出てくる紙芝居から始めさせて頂きました

【活動の内容】
*紙芝居 「サンタクロースのおくりもの」
*クラフト クリスマスツリーの飾り作り
 シールの[ ツリーベル雪だるま雪の結晶サンタの帽子 ]と[ ラッキースター(折紙の星) ]から、それぞれ一つ選んで頂く
 シールと星を貼る ツリーに飾る(掛ける丸いポンポンの場所を選ぶ)
*絵本を読む 「てんしさまがおりてくるーそれはクリスマスのよるのこと」
*歌を唄う 「きよしこの夜♪」

ショートステイの方が帰られる準備などがあり、最初は部屋全体が落ち着かない雰囲気でした。
でも、紙芝居を始めると、皆さんがサッとこちらに気持ちを向けてくださり、次第に聞き入ってくださいました

始めからニコニコ笑顔の方は、シールを選んで頂いている時何度か大きく口を開けて満面の笑顔を見せてくださいました。
どの飾りが良いか、微妙な目の動きで伝える方、はっきり「これよ」と目線で伝えながら微笑まれる方などおられました



【活動の様子】
〈紙芝居〉
・以前から、皆さんが本当に紙芝居や絵本がお好きなのだなと感じているが、今回も改めてそう感じた。
そのお陰で、読んでいる私たちも物語に引き込まれて、皆さんと一緒に楽しんでいることに気づくことが増えた。
〈クラフト〉
・始めは表情を変えられなかった方が、星を選ばれながらパッと笑顔を見せてくださった。
・ニコニコの笑顔と手振りで、選びたい飾りを教えてくださる方もおられた。
・今回は、一人一人の気持ちに丁寧に対応したいと思い、ゆっくりゆっくり二人で回った。
〈絵本を読む〉
・色が美しい絵本だったが、小さい絵本だったので、皆さんの側を回りながら読ませて頂いた。


【活動の感想】
・今回は担当二人とも心を合わせて“ゆっくり丁寧に利用者さんの気持ちを感じながら”を、意識して関わらせて頂けた様に思う。
感じたことが本当に確かかは不明だが、少しでも、皆さんの気持ちに添う力を増していきたい。
・今回、唄う時にキーが高い箇所で、声が大きくなってしまった気がする。
とても繊細な感覚を持たれている利用者さん達なので、そんな部分も、これから意識して調整できるようになりたい。
・絵本やクラフトなどにいつも笑顔で関わってくださる利用者さんには、ついつい嬉しい気持ちを向けてしまう。
その笑顔にも応えていきたいが、でも、やはり全員の利用者さんに対して同じような気持ち&笑顔で対応したい。




第1病棟の担当の一人が、利用者さんのベッドの横に、手描きのイラストメリークリスマスと書かれた色紙が飾ってあったと教えてくれた。
利用者さんのお父様が、とても絵が上手で、時々描いて持って来られるそうだ

職員の方々が一人一人の利用者さんを、とても大切に思っておられることは、いつも実感していることである。
でもそれだけではなく、いつもは遠くにおられるご家族からも、利用者さんへ大切だよ〜という思いが届けられている。

私たちも、関わらせて頂いている一人一人の利用者さんへ届いている大切だよ〜という気持ちへ、プラスする力になっていきたい




(活動の練習風景です
同じ部屋で準備する他の病棟の担当には、力を貸してもらったりもしています )





びわこ学園 -2019/12/5

2019-12-07 |  ├びわこ学園
十二月に入ってすぐの晴天の日に、びわこ学園でのこの月1回目の活動を行いました。
寒さが増していく中にありますが、各病棟さんにはまだ大きく体調を崩しておられる方はおられないようでした

今回、第1と第2病棟では、クリスマスにちなんだ歌や絵本を多く取り入れました。
また第2病棟では、クリスマスツリーに、サンタさんや靴下などを飾り付けて頂きました

第3病棟では、前回準備していた、お地蔵さんに秋の実りをお供えして頂くクラフトを行いました。
秋の果物(折紙)を選ぶ時に、皆さんがはっきりとご自分の意思を示してくださる姿が、とても嬉しかったです



第1病棟

担当:まさよ、エイミー

今回は、あいさつ活動から参加させて頂きました。
活動の時に皆さんが一緒に唄われる、12月の歌は「あわてんぼうのサンタクロース」でした。
私たちも、それぞれがミニタンバリンや音のなるミニ楽器を鳴らしながら唄わせて頂きました

女性の部屋からもお一人、飛び入りで参加されました。
以前ご一緒した利用者さんだったので、久しぶりにお会いできてとても嬉しかったです。

そして、あいさつ活動の後は、それぞれ前回ご一緒した利用者さんと過ごさせて頂きました。


【活動の内容と様子】Uさん
Uさんは、寝ておられて、あいさつ活動の時に職員さんが起こそうとされましたが、そのまま寝ておられました。
「あわてんぼうのサンタクロース」を唄う時は、薄目を開けたりされて、聞いておられるのかな〜と感じました。

その後も、寝ておられるようなUさんの側で、天気やクリスマス等の日常的な話をしました。
そしてクリスマスにちなんだ、少し長めの「もみの木のねがい」を、ゆっくりゆっくり読ませて頂きました
起きられたように感じたので「赤鼻のトナカイ」を唄い、続けて起きておられるようだったので何回か唄いました
そしてまた「あわてんぼうのサンタクロース」も、何回か唄いました。

今日も、側でご一緒に過ごさせて頂いたな〜と感じる時間でした。
ご一緒している時間はとても心地良く、また時々聞こえてくる、もう一人の担当の歌声も心地良かったです
その担当の声はUさんにも心地良いかな〜と思い、時々、その担当の歌声に合わせて口ずさんだりもしました。


【活動の内容と様子】Kさん
Kさんは、起きておられて、両指を口の中に入れたり出したりされていました。
挨拶をした後は、外は寒くなり紅葉も散り始めていることや、クリスマス会のことなど話しました。

今日は、クリスマスにちなんだ絵本を選んできていましたが、お好きと聞いた「紅葉」を唄いました。
でも今日はそんなにお好みではないようだったので、「クリスマスのねがい」を読みました。
目は見えられてなくても、何か感じて頂けたらいいなと、静かに丁寧に読みました

絵本を読み終わると、眠られそうだったので、穏やかに心地良く過ごして頂きたいと思い〜
「里の秋」「きよしこの夜」を、静かに、繰り返して唄いました。
少しでも暖かいものを感じて頂けたらと、肩や腕に手を置きながら、唄いました。

するとKさんは、口から手を出して心地良さそうに眠られていかれました。
静かで穏やかな時間が流れていくのを、Kさんとご一緒に過ごさせて頂いたような時間でした。



【活動の感想】
・あいさつ活動の時におられた職員さんは、いつも、丁寧に繊細に利用者さんのことを感じ取ろうとされている。
一つ一つのことに対して、ゆっくりゆっくりと、変化や様子を見ながら、確かめながら進めていかれる
私たちにも心遣いされるその姿勢は、本当に学ばせて頂くことばかりである。




第2病棟

担当:ちはる、さいは、アン

今回は、ぼのぼのグループさんとご一緒に過ごさせて頂きました。
利用者さん11名、職員さん2名がおられました。

他のグループからも2名の方が参加してくださっていました。
準備している間、皆さんがいつものように待っていてくださり、一番奥のKZさんは手を振ってくださいました

今回は、一人一人の利用者さんのその時々の気持ちを感じて対応し、無理なく楽しく過ごして頂きたいと思い、
三人で、穏やかに落ち着いていることを大切にしようと、心を合わせて準備しました。

【活動の内容】
*〔歌を唄う〕「切手のないおくりもの」
*〔歌を唄う〕「ジングルベル」
*〔紙芝居〕「もりのクリスマスパーティー」
*〔絵本読み〕「キラキラ天使のクリスマス」
*〔触れる感じる〕 クリスマスツリーに飾り付け
 [ベルひいらぎくつした雪だるまサンタさん ]から、1~3個選んで貼って頂く
 飾りはに入れて、担当二人で回る
*〔歌を唄う〕「きよしこの夜」

皆さんがゆっくりとされているご様子だったので、それに合わせて紙芝居はゆっくりと読み進めていきました

クリスマツリーの飾り付けでは、迷わずにサンタさんを選び満面の笑みで貼られる方じっくり見て選ばれる方
2つ貼ってもやる気まんまんで3つ貼って下さった方など、それぞれ自由に楽しまれていました

【活動の様子】
〔紙芝居〕
・今回は相談して、担当三人で読むことにした。
・じ〜っと見てくださっている方、聞き入っておられる様子の方もおられた。
・いつも眠っておられるようなMYさんが、今日は最初からしっかり目を開けて見ておられた
〔絵本読み〕
・皆さんが静かに聞いてくださっている感じで、大きな目を開けて、じっと見つめながら聞いている方もおられた。
〔触れる感じる〕
・ショートステイの方は、順番が待ち切れない様子で、職員さんからの「まだやで~、次と違うで~」などの、
親しみのある言葉に、うんうんとニコニコ笑いながら頷かれていた
・順番が待ち遠しいようで、覗き込まれたり、横にいた私の腕を握ってこられる方もおられた。
・自分で選んで貼られた後に、いつものように、手の平でペタペタとされる方もおられた
・目が不自由な方に「靴下もありますよ〜」と言うと、片足をピョコンと上げてくださった。
いつも靴下と聞くと足を動かされるそうで、手に持ってゆっくり触って頂いてから貼ってもらった

【活動の感想】
・今日は皆さんが、全体的に穏やかで落ち着いておられたように感じた。
お陰でその雰囲気を壊さないようにしながら、私たちもゆっくり余裕を持って行うことができた気がする。
・活動後に、活動の全体に対してと、メンバー同士に対して、感じたことや気づいたことをシェアする時間を持っている。
今回からさらに、率直に言い合えるようになったことは、とても嬉しい。今後に活かしていきたい。





第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回も、ガンバグループさんと過ごさせて頂きました。
部屋へ行くと、利用者さん8名、職員さん1名、看護士さん1名がおられました

今回はクレヨングループさんでの活動とお聞きしていましたが、当日の朝にガンバグループさんに変更になりました。
予定していた紙芝居は、前回もガンバグループさんに聞いて頂いたもので、同じものでよいかと少し戸惑いました。
でも、前回もとても楽しんで頂いたので、もう一度楽しんでもらってもいいか〜ということになりました。

いつもの様に半円に並んでくださっている皆さんの前で、始めさせて頂きました

【活動の内容】
*紙芝居 「みいちゃんの秋」
・歌が挿入されていて、唄いながら進めました。
「どんぐりころころ」「紅葉」「かかし」「赤とんぼ」「夕焼け小焼け」
*クラフト お地蔵さまにお供えを
 台紙に貼った [ お地蔵さまの絵 ] を見せて、お供えする秋の実り [ 柿・りんご・栗 ] を選んで頂く
 (誤食の可能性があるので、貼るのは私たちが行う)
*絵本を読む 「秋は林をぬけて」「わたしのワンピース」「まいにちがプレゼント」
*歌を唄う
 「どんぐりころころ」「紅葉」「かかし」「赤とんぼ」「夕焼け小焼け」
 「証城寺の狸囃子」「琵琶湖周航の歌」

前回とても楽しんで頂いた、同じ紙芝居を読み出すと〜
途端に足をピコピコされたりすぐに「おおー」と声をだされたり皆さんが嬉しさを表現しておられました

「どれをお地蔵様にお供えされますか〜?りんごですか〜?柿ですか〜?」と、お聞きしながら2回まわりました。
視線で選んでくださる方目をパチパチして教えてくださる方足をピコピコして意思表示される方などおられました

【活動の様子】
〈紙芝居〉
・前回と同じように楽しんでくださったが、今回の方がより一体感のようなものを感じた
〈クラフト〉
お一人お一人がしっかりとご自分の方法で意思を伝えてくださっていた。
・いつも足を動かして意思表示されるTDさんからは、今回ははっきりとした力強い意思を感じた
〈絵本を読む〉
・皆さんの所へ移動しながら読むと、目で追って集中してくださっている方もおられた。

【活動の感想】
・紙芝居も絵本も、“皆さんが感じておられることを感じながら”読むことを、担当二人で心掛けた。
これは自分の思いだけで読み切っていかないようにと、二人で心に留めたことである。
それぞれ読んでいる時に、お互いにそこに気持ちを置いているのが感じられた。
・ゆっくり回らせて頂いていると、今まで気づかなかった様子(意思表示など)に気づくことができた
これからも、さらにお一人お一人へと繊細な気持ちを向けて、様々なことに気づいていきたい。
・予定していた内容が終了した時に時間が残っていたので、少し多めに歌を唄った。
でも、終了後に担当二人ともが、内容が盛り沢山になったような気がした。今後に繋げていきたい。




今年も、もうすぐクリスマスという時期になった。
何か時節的なイベントは、利用者さんが喜ばれるように感じるので、ついつい盛り沢山になってしまいがちとなる。
一つ一つを丁寧に大切を、心に留めて活動していこうと改めて思う

今回、第3病棟の職員さんから、ベッドで横になられていることが多いグループへの活動のお誘いを受けた。
「もう随分、ボランティアをして頂き、慣れてきてくださったので、お願いしようと思いました。」
「お任せしても大丈夫と、信頼しています。」

この言葉をお聞きして、職員さん達がこのグループさんをどんなに大切に思っておられるかに胸が打たれた

ほとんどベッドで過ごされている方々に、ほんの少しでも、私たちが行くことを楽しみにして頂けるように〜
担当二人で話し合いながら、また、第1病棟の担当に話を聞きながら、出来ることを一つ一つ積み重ねていきたい。



(活動の練習風景です 皆んながけっこう真剣です)






レスパイトハウス -2019/12月

2019-12-05 |  ├レスパイトハウス
12月に入ってすぐ、レスパイトハウスで日帰り親子レスパイトが行われました。
今回は、前日準備だけ参加させて頂きました。参加メンバーは、まさよ・さいは・たえ・しげよ・エイミーです。


久しぶりの東大寺公園は、青空が広がっており、紅葉が格別に色鮮やかでした

事務局の方から「奈良は寒いから暖かくしてきてね」と言って頂いたので、みんなが厚着して行きました。
確かに空気が澄んでいて寒かったですが、とても気持ちの良い一日でした


今回も、私たちは前日準備のみの参加だったので、料理の下準備掃除をお手伝いさせて頂きました。
当日の調理には関わらせて頂いていないですが、心を込めて準備される献立は、ブログに書き留めさせて頂きます。


日帰り親子レスパイト 献立

・くず餅の揚げ出し(むかご・ゆり根入り)
・花巻寿司
・柿のは寿司
・太刀魚のゴボウ巻き揚げゆず塩
・エビ芋の黒ごまあえ
・青菜のだし浸し
・そうめんとヨモギ麩のお澄まし
・白ご飯
・リンゴのタルトタタン

( 食材などの関係で、実際に出された料理と異なる場合がありますが、ご了承ください。)


前日準備の様子

食事プロジェクトのリーダーさんが書き出してくださっていた、準備することに沿って下準備などをさせて頂きました。
今回は日帰りの親子レスパイトということで、昼食だけだったので行うことは少なかったです。

リンゴのタルトタタンは、リンゴをたっぷり使って作っておられました


今回、“むかご”を使った「むかご・ゆり根入り葛餅の揚げ出し」というメニューがありました。
これは、食事プロジェクトのリーダーさんが、外食された時に美味しかった料理だそうです。
そして、ご自宅でも作られてみて、今回のメニューに入れられたそうです。

外で食べられて美味しかったものを、親子レスパイトに参加される方々にも〜
そう自然に動く気持ちが、毎回の美味しい料理珍しい食材の料理を、生み出しているのだなと思います。

今回この料理を、見ることも食べさせて頂くこともできなかったのが、とてもとても残念でした。
( 後日、事務局の方が完成された料理の写真を送ってくださいました[ 追記 ] にあり↓ )


料理の下準備が終わった午後からは、庭の草刈り掃除などをさせて頂きました。

メンバーの中には、午前中もずっと、黙々と全身を動かして廊下や窓を拭いていた者もいました。



今回は、私たち以外にも、三人のボランティアの方が来られていました。
昼食の時には、食事プロジェクトのリーダーさんが持って来てくださったりんごをみんなで頂きました

美味しい秋の果物を食べながら、楽しいひと時を過ごさせて頂きました



レスパイトハウスのあちらこちらに飾られている、秋らしい花や木の実と絵です

一枚の絵は、夏の恒例の行事である“素麺流し”が描かれています。
みんなが笑顔で、鮮やかな色彩で、見ているだけで元気になる絵です



今回が、今年最後のレスパイトハウスの行事への参加となりました。
食事プロジェクトのリーダーさんや参加されている皆さんに、ご挨拶をして帰途につきました

いつ参加させて頂いても、レスパイトハウスで過ごすと、何だか別の世界に行ってきたような気持ちになります。
心が洗われたような、何を見ても幸せを感じるような、誰にでも優しさを感じるような、そんな気分です

本当にありがたいな〜と思います。
どうぞ、令和二年となる新しい年も、よろしくお願い致します



[ 追記 ]
後日、事務局の方が送ってくださった、当日出された「むかご・ゆり根入り葛餅の揚げ出し」の写真です。

当日の献立表には『 葛餅の揚げ出し』 と表記されています
どんな味がするのでしょうか〜♪ きっとふわぁ〜っと広がる優しい味がするような気がします。

花巻寿司の写真も一緒に送ってくださいました。まるで花飾りのようです
美しいです〜 そして美味しそうです



エクセレント東山 -2019/11/27

2019-12-05 |  ├エクセレント東山
すっかり秋らしくなった11月の下旬に、エクセレント東山での第23回目の活動を行いました。

先月の活動では、この時季の恒例となった春咲きの花の“苗”を植えて頂きました。
そして今月は、春咲きの花の“球根”( チューリップ・クロッカス・フリージア )を植えて頂きました。

利用者さんは、花や野菜を植えることに積極的に関わり楽しそうな様子を見せてくださいます。
そこで、春咲きの花植えを二回に分けることにして、遅く植えることが可能な“球根”を今回植えて頂くことにしました。

また、もうすぐクリスマスということで、クリスマスらしいクラフト作成はないかと考えました
そして、だんだん出来上がっていく段階を楽しんで頂けるクリスマスリースを作って頂くことにしました


春咲きの球根を植える
クリスマスリース作り

今回の活動は、はなとたえが担当しました。


春咲きの球根を植える

準備したもの
*球根チューリップクロッカス・フリージア
スクラップブック (これまでの活動で咲いた花や野菜の写真)
プランター(土を入れたもの)
土(植えるときに利用者さんに入れて頂く用)
ビニール手袋



ビニール手袋をつけて手遊び

球根植えの前に、いつものようにビニール手袋を付けて、ジャンケンほっぺたを触ったりなど、遊んで頂きました

とても嬉しそうな笑顔を見せてくださる方や、隣の方と手を握り合い微笑まれる姿も見られました



作 業 開 始

まず、これまでに植えて頂き中庭に咲いた、野菜の写真を集めた〔スクラップブック〕を見て頂きました。
球根から咲いていく花をイメージしてもらい、植える喜びをいっぱい感じて頂きたいと思ったからです。

わ〜、きれいやなぁ」と、じっと写真に見入られる方もおられました。

プランターと球根が運ばれてくると、「早く植えたい~」と席から立ち上がって植え始める方もおられました

皆さんが、球根を土の中に入れるのも、その上に土をのせていくのも、慣れた手つきで進めていかれました



クリスマスリース作り

準備したもの
新聞紙
アルミホイル
モール
飾り(リボン・ポンポン・松ぼっくり)
ヒモ(リースを吊るす)


丸いクリスマスリースの土台は、新聞紙をくるくると丸めて、輪っかにして作ります。
作業工程にをつけて、それぞれ次の工程から作って頂きました。

二階三階 : 土台を完成した状態から
一階 : 土台から作って頂く

次に、土台の輪っかをアルミホイルで包み、金色のモールを巻きつけていきます。
モールを「これはどうやってつけるの~?」と戸惑う方もおられましたが、皆さんが、丁寧に巻いていってくだいました

そして飾りのリボン・松ぼっくり・ポンポンを、好きなところに好きなだけ付けて頂きました。

ポンポンを手に「これは右の方がよいなぁ〜」、「松ぼっくりをもう一個ちょうだい」など声を上げられながら〜
皆さんがご自分自身で、工夫しながら楽しみながら リースを仕上げていかれました

今回、目がご不自由な利用者さんにも同じ材料でクリスマスリースを作って頂きました。
アルミホイルを巻く時のや、モール・松ぼっくり・ポンポンの手触りを丁寧に感じながら仕上げてくださいました


完 成

キラキラ輝くモールと色とりどりの飾りが華やかで、クリスマスらしいリースが完成しました

皆さんが、満足そうな笑顔でカメラに向かってくださいました。



 クリスマスベルを折る ~一階の方と~

クリスマスリースを早く完成された方に、折り紙でベルを折って頂きました。

私は金色にする」「ここは、どうするの?教えて~」など 楽しまれていました


歌を唄う

活動の終わりに、クリスマスにちなんで「ジングルベル」と、少し早いですが「お正月」をみんなで唄いました

「♪今日は楽しいクリスマス♪ヘイ腕をつきあげて、最後のポーズも決まりました

お正月」のゆったりとしたリズムに乗って、手をゆらゆらと動かしながら唄ってくださる方もおられました


~ 今日の中庭 ~

先月植えた苗がしっかりと根付いていました
ガーデンピックは、粘土が溶けてきていたので抜きました楽しませてくれて感謝です

これから、少しずつ少しずつ大きくなっていくお花を、皆さんと楽しんでいきたいです



今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
ツリーの周りに皆さんのクリスマスリースを飾りましたクリスマスの喜びでいっぱいです

利用者さんに折って頂いたベルは、クリスマスツリーに飾りました



編 集 後 記


今月は、春咲きの花の球根を植えることと、クラフトを行って頂いた。
植えることに関しては、回を追うごとに、皆さんが意欲的になられ手際もよくなられている。
それで今回「もっと植えたかった」という声も聞かれたので、今後の活動において検討していきたい。

また今回のクラフトに関しては、次のように、メンバーが良かったと感じたことが多かった
・少しお手伝いするだけで、利用者さん自身で作業を進められて、皆さんが仕上げられた感を強く持てた。
・見本もあり、何を作っているのかが分かりやすかった。
・材料(新聞紙・アルミホイル・モール・松ぼっくり・ポンポン)の、“手触り”や触った時の“音”が、それぞれ違っていてよかった。
・時間的にも余裕を持って、作って頂けた。


今回、今までにない様子で関わってくださった、二人の利用者さんのことを書き留めておきたい。
その様子から、これからに繋げていきたい、次のような気づきも得られた。

[活動に関わろうとされない方]や、[身体が不自由な方]に対して、私たちが一方的に関わろうとすることを止めてはいけない

[ 関わろうとされなかった方 ]
活動のたびに「何をやっているか、全く分からない」と言われて、今まで園芸にもクラフトにも殆ど参加されなかった。
それが、先月初めて、花の苗植えを一緒に行ってくださり、今月は、球根を植えるのもクラフトも行ってくださった
クリスマスリースを完成されて、出来上がったリースと一緒に写真にも写ってくださった。
その様子から、一つ一つの工程を丁寧に説明すると納得されて、参加してくださることが分かった。
また関わっていくと、ご自身が認知の進行に不安を持たれていることが分かり、それが関わられない主な理由だったと理解できた。

[ 身体が不自由な方 ]
半身がご不自由なその利用者さんは、参加されても「あなたがやって」「どれでもよい」と言われることが多かった。
しかしながら、回を重ねるごとに積極的になられ、片方の手が不自由でも、花の苗や球根を植えてくださるようになった。
またクラフトも、手を添えてもらわれることはあっても、殆ど一人で完成されていくようになった。
そして何よりも、活動の間中ずっと笑顔で過ごしてくださるようになった


私たちは活動させて頂くにあたり、施設には様々な方がおられるので、無理強いはしないことを大切にしている。
しかしながら、今回のことで、「関わられたくない方だから仕方ない」と勝手に思い込んでいてもいけないと実感した。

やはり、関わってくださり、そしてその様子が嬉しそうであると、私たちはとても嬉しい
だからこそ、さらに繊細に丁寧に、お一人お一人の気持ちを察しながら、関わらせて頂きたいと思う。


利用者さん、職員の皆さん、本当にありがとうございます