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福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
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新しい花台(2) 搬入&完成

2018-11-27 | さいわい匠

先日、組み立てる作業のみを残して、製作した花台は、11月下旬に施設に運び込まれました。
冷んやりとした空気が清々しい、秋晴れの日でした

NさんMさんご夫婦に、さいわいから2人(まさよ・たえ)が加わって、総勢6人での作業となりました。


搬 入

車いっぱいに積み込まれた花台が、いよいよ施設に到着です


まずは、スムーズに組み立てていけるよう、運び込んだものが、中庭に並べてられていきました


作業がしやすいように、必要な道具やネジも準備されました。



組 み 立 て

息を合わせて、NさんMさんご夫婦が、取り組んでくださいました


細かい部分を合わせながら、しっかりと固定していく作業は続きます

利用者さんのすぐ側まで移動できるよう、取り付けて頂けることになった、”キャスター”も固定されていきます


予算軽減のために、短めの板を繋ぐよう設計されていた部分もありました



様々な工夫と、多大なご尽力で、素晴らしい花台が完成しました



完 成




前回の活動で、利用者さんに苗や球根を植えて頂いたプランターが、地面から花台に移動されました




花台の完成のために、幾重にも力を尽くしてくださったNさんご夫婦Mさんご夫婦
本当に、ありがとうございました。

また、新しい花台の製作・設置を了承してくださった施設の皆様
ありがとうございました。


私たちは、この喜び感謝を胸に、
花台に咲くお花達と一緒に 利用者さんの幸せと元気に貢献していきたいと思います




新しい花台(1) 設計&製作




新しい花台(1) 設計&製作

2018-11-27 | さいわい匠

エクセレント東山の中庭に、お花を置く&飾る新しい花台ができました。

みんなの願いに応えて、知合いのご主人( Nさん・Mさん )がボランティアで、製作してくださいました


以前から使われていた足の付いた大きな花壇は、朽ちてきていたので、処分されました。
施設の皆様は、予算的なことも含めて、様々考えられているようでした。

Nさんは、家庭内の色々な所をリフォームされている方で、設計&製作もお得意です
新しい花台を作って頂けないかという、構想(空想?)をお話ししたら、Nさんは、即答で快諾してくださいました。

それで施設の方に、Nさんにお願いしても構わないかお尋ねして、いくつかの経過を経てOKを頂くことができました

Nさんには、下見から設計・予算見積もり・材料購入、また製作・搬入・完成の、全過程に力も時間も心も尽くして頂きました。
また、製作・搬入・完成には、Mさんにも加わって頂き、私たちの予想をはるかに越えた花台が完成しました

このご尽力頂いた過程と、私たちの喜びを残しておきたいと思い、二回に分けてブログに掲載させて頂きます



下見・設計&見積もり

10月中旬に、Nさんに、実際に施設の中庭を下見して頂きました。
その時に、施設の方の要望や、また私たちからの要望を聞かれながら、メモされ、その場で簡単に花台の図を描いて見せてくださいました。

利用者さんに見て触れて香って頂きやすい園芸ができるようにというのが、みんなの願いです。
そのために、実際に、車椅子に乗った状態での”高さ”も測って頂きました


数日後に、Nさんからは、詳細な設計図と、材料表(見積書)が届きました。
そして施設の方に承諾して頂き、いよいよ新しい花台が製作されることになりました



製 作

11月の中旬に、Mさんのご自宅のお庭をお借りして、製作しました。
Nさんご夫婦Mさんご夫婦、そしてさいわいメンバーから3人(たえ・さいは・エイミー)の、総勢7人で行いました。


Nさんは、購入した材料を、すべて分かりやすいように番号を付けて、まとめてくださっていました

すごい量の木材と、写真には写っていませんが、木ネジ塗料その他様々な材料・道具がいっぱい並べられました。


材料を分けて並べて、いよいよ製作の始まりです



Nさん、そしてMさんの指揮のもと、私たちメンバーも出来ることをお手伝いしました

最終的に花台として組む時に、ピッタリ合うように、細かい部分にまで神経が向けられていました。
どんどん、型になったものが増えていきました


出来上がったものから、防腐・防虫塗料を塗っていきます。
また、最終的に組み立てる時に使用する、小さめの木材も塗りました。

ここが一番の、私たちと、お手伝いくださった奥様達の出番でした
Mさんからは「塗料で気分が悪くならないように、休み休みやってくださいね」と、お気遣いも頂きました


さあ〜、本日の作業終了です
あとは、現場の施設の中庭での、組み立て作業を残すのみです

並べられた風景は、なんだか、とてもとても、美しかったです



製作に参加させて頂いていくつもの心遣い工夫が施されているのを知りました
利用者さんのために、木材の角は、丁寧に削られていました。

度々測らずに狂いなく、組み合わせていく”道具”も自作しておられました




今まで、エクセレント東山で、いっぱいのお花を咲かせてくれた花壇です。

長い間、たくさんの喜びと幸せをありがとうございました



新しい花台(2) 搬入&完成






エクセレント東山 -2018/10/30

2018-11-21 |  ├エクセレント東山

10月の下旬に、エクセレント東山の第十二回目となる活動を行いました。


少しずつ冷たさが広がり、清々しい秋の空気が広がる日々となりました。
そろそろ春咲きのお花を植える時期を迎えています

先月は、翌月の活動で、春咲きのお花を植えることを楽しみにしてもらおうと、クラフトで花壇を作って頂きました。
そしていよいよ今月が、本番の、苗植え&球根植えの活動でした。

去年(10月)は、中庭で苗植えを行なったので、関わって頂ける方が少なかったです。
私たちは、今年は実際に利用者さんに関わって頂く部分を多くしようと、メンバー全員でアイディアを出し合いました。

今月は、一年の活動にとって、大事な苗植えの時期ということもあり、メンバー全員で取り組みました。




秋の苗植え 〜春咲きのお花〜


準備した春咲きのお花です。
球根 チューリップ・水仙・クロッカス
  パンジー・ビオラ・金魚草・ナデシコ


チューリップの球根は、お一人一個ずつ、牛乳パックに植えて頂きました

チューリップは、春のお花と聞いたら、どなたでも思い浮かべられるような、多くの人に馴染み深いお花です
そしてまた、チューリップ刻々と姿を変化させて成長を楽しませてくれるお花でもあります

私たちは利用者さんに、このチューリップ秋・冬・春の成長を、見て触れて楽しんで頂きたいと思いました
それで、簡単に持ち運べる、牛乳パックに、お一人お一人に植えて頂くことにしました。


また今年は、お一人お一人に、ゆっくりと球根や苗に触れ合って頂けるよう、室内で植えることにしました

チューリップは、牛乳パックに、その他は、プランターに植えて頂きました。
チューリップは、昔から馴染みのある赤・白・黄三色にしました
それぞれの苗も、いくつかの色を準備しました

牛乳パックとプランターには、予め土を半分ほど入れておきました。
 


”ビニール手袋”をつけて準備&手遊び

今回は、土や球根・苗を触って頂くということで、予め、利用者さんに”ビニール手袋”をつけて頂きました
”ビニール手袋”での作業に慣れて頂くために、手をグーパーしたり、身体を触ってもらったり等、遊んで頂きました。

いつもと違う感覚を味わって頂いて、日頃は使わない神経や感覚の程良い刺激になっていたらいいなと思います


球根 を植える

牛乳パックチューリップの球根を植えて、その上から土をかぶせます
水仙クロッカスの球根は、プランターに植えて頂きました。



を植える

パンジー、ビオラ、金魚草、ナデシコから、苗を選んで植えて頂きました
 
「土はこれくらいでいいんかなぁ~」「もっと入れてもいいやろか」と楽しそうに、土を入れて下さいました。
また、動かしにくい手を職員さんに支えてもらって、苗を植えて下さる方もおられました



利用者さん達の力で、春咲きのお花の苗植えが終わりました

植えられた苗を前に、みなさんがやりきったようなとても満足された穏やかな表情をされています



~今日の中庭~

中庭には、今日、球根や苗を植えた、プランターと牛乳パックが並んでいます

今年の4月に夏咲きの花として植えた日日草が、まだ咲いてくれています


今月も掲示を作成させて頂きました。



今月の季節の掲示です。
色鮮やかな秋を感じて頂きたいと・・・思って折ったもみじです
実り豊かな秋を感じて頂きたいと・・・思って折った柿・栗・ブドウ・りんごです

平面ではなく”物質感”を感じて頂きたいと、それぞれが少し立体になっています。




活 動 後 記


今月は、春に咲くお花を植える、園芸の活動を行いました。
風邪やインフルエンザが流行る時期を前に、今月から外部の者はマスク着用となりました。


今回の、球根や苗を植えるという園芸では、利用者さんから、いつもは感じられないような”活気”や”満足感”を感じました
これは、私たちにとって、とても嬉しいことですが、それは次の理由からだと思います。

*実経験の力*『これから少しずつ成長して、美しいお花を咲かせていく』という、はっきりとした喜びの期待を抱きやすい。
*実経験の力* 球根や苗を植えるという作業を、イメージしやすい
*内面から起こる意欲の力* 自分で選んで、自分で植えるという、積極的な関わりが必要である。
*達成感・満足感の力* いくつかの工程に関わって完成させる。
*自然界の力* 自然界の植物や土との触れ合い

上記の力は、関係しあって働いていて、分けて考えるのは難しいと思います。
また、ひと口に、自然界の力と言っても、通常の活動の時に大切にしている『五感を刺激する力』
『生育・成長に触れ合う力』
だけでなく、未知の大きな力も存在していると思います。

今回の活動は、改めて、この自然界の持つ潜在的な力を実感する経験となりました


自然界の潜在的な力(エネルギー)との触れ合い

森林に入ったり、樹々の側で過ごしたり、大地の上を歩いたり、を触ったり、植物を飾ったり観賞したりと、
このような自然界との触れ合いによって、心身ともに、スッキリとした良い状態なった経験はどなたも持ちであると思います

これを数値的に証明しようとしている研究者もおられますが、まだ、多くの人の知るところとはなっていません。

でも、私たち人間同士でも、元気な人に会うと元気になったり、大らかな人に会うと穏やかな気持ちになったりと、
その人自身の力(エネルギー)のようなものに影響を受けるものです

だから、まだ数値的には明らかになっていないけれど、何か未知の”自然界の力”があると思います
そして、これからの活動では、その自然界の力を、さらに学びながら、利用者さんに繋げていける活動にしたいと思いました。



利用者さん達の嬉しい姿いろいろ
・だんだん積極的になられ、立ち上がって、苗植えや土入れをされていた
・最初は消極的で、苗を選ばれたのをキッカケに意欲的になられて、最後は、プランター1つ分の球根を全部植えられた
・ご自宅で植物を育てられていたと容易に想像できる、苗や球根や土の扱いが、とても上手な利用者さんが何人もおられた
・以前は無表情で、体に硬直が見られる利用者さんが、牛乳パックを前に置くと、自ら目の前の牛乳パックを手に取られた


職員さん利用者さんと一緒に作業してくださり、いつも活動を応援してくださって、ありがとうございます