🌷さ い わ い🌷 🌱わい🌱わい🌱

福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

びわこ学園 -2019/11/21

2019-11-28 |  ├びわこ学園

びわこ学園の庭の紅葉が色鮮やかになった、十一月の半ば過ぎに、この月2回目となる活動を行いました。
この日は昼過ぎくらいから、お日様の日差しが気持ち良い晴天となりました

第3病棟では、今年はもう無理かな〜と諦めていた、散歩へ行くことができました
また、第1病棟では、大きな窓のカーテンが開けられていて、いつもより部屋の中が明るくて気持ちがよかったです

第2病棟では、他の施設でボランティア活動をした時に、知人に描いてもらったお地蔵さんの絵を使ったクラフトを行いました

また、今回はそれぞれの病棟で、改めて利用者さん目線利用者さんのための活動にしようという話をしました。
私たちの方から「ボランティアさせてください」とお願いして始まった活動です。
せっかく頂いている機会ですから、私たちの“気遣い”“優しさ”に、磨きをかけていきたいと思っています



第1病棟

担当:まさよ、エイミー

今回は、担当二人とも、初めての利用者さんと過ごさせて頂きました
同じ方と継続的に関わらせて頂くと、それ以前の活動を振返りながら活かしていくことができます。
何よりも、利用者さんへの親しみも増していきます。

でも、せっかく二人で行かせて頂いているので〜
ぞれぞれの違う言葉や、触れさせて頂いた時の手の感触などを、楽しんで頂けたらと思うようになりました。

二人ともが、お互いから聞いていた利用者さんのことを思い浮かべながら、準備しました。
いつもにはない新鮮な緊張感がありました


【活動の内容と様子】Uさん
Uさんは、午前中体調が優れなかったそうで、寝ておられるようでした。
間近で顔を見させて頂くことも初めてで、これからUさんのことをいっぱい知っていきたいなと思いました

「初めまして〜」と挨拶させて頂くと、薄っすらと目を開けられたような気がしました。
暫く様子を見させて頂き、そのままの様子を感じながら静かな絵本の「はるとあき」を読みました。
途中で、目を大きく開かれ、口を開けて舌を出される時がありましたが、またすぐに眠られました。

絵本の後は暫く様子を感じさせて頂き、その後に「紅葉」「里の秋」「上を向いてあるこう」を唄いました。
初めてなので身体に触れるのを控えていましたが、大きく動かれた時に右手が私の側にきました
それで、触らせて頂いても良いのかな〜と思い、声を掛けてから、手を触らせて頂きました。

反対側の左手がすごく冷たかったので、両方の手を摩らせて頂きました
午前中調子が悪かったとお聞きしたので、ゆっくり眠って頂けたらいいなと思いながらずっと過ごしました。


【活動の内容と様子】Kさん
Kさんは、起きておられて、両手を口に持っていかれていて、その後も手や顔をよく動かされていました。
その様子を見させて頂きながら、手に触れさせてくださいとお願いして、手に触れて初めましての挨拶をしました

初めてなので、様子を見させて頂く時間を長く取った後に、「あなたが生まれた夜に」「たいせつなこと」を読みました。
心静かにゆっくりと、落ち着いて、心を込めて読ませて頂きました

歌は「ふるさと」「証城寺の狸囃子」「紅葉」「里の秋」を唄いました。
動きをつけたいと思い「証城寺の狸囃子」を、Kさんの手をリズミカルに触れながら何回か唄いました

楽しい歌の時には、なんとなく一緒に楽しんでくださっているように感じました。
最後に「しんとしずかなほん」を静かに読み、今日の感謝と「これからも、よろしくお願いします。」と伝えて終了しました。


【活動の感想】
・今回、担当二人ともが初めての利用者さんと過ごさせて頂き、様子を見させて頂く時間をゆっくり長めに取った
利用者さんがどう感じられたかは分からないが、担当二人共に親しみを持って頂けたらいいなと思った。
・活動前にはいつものように、二人で絵本を読み合い、感想などを話し合った。
また、どんな気持ちで絵本を借りてきたか、また誰を思って借りてきたかも話した。
これからも、この時間を大切にしていきたいと思う。




第2病棟

担当:ちはる、アン

今回も、ぼのぼのグループさんとご一緒に過ごさせて頂きました。
利用者さん10名、職員さんが2名と、実習の学生さんが1名おられました。

前回の活動後に、利用者さんにとって心地良く楽しんで頂く活動にしようと話し合いをしました。
それを受けて、担当二人で、利用者さんへの関わり方などの細かい部分まで打ち合わせをしました。

そして当日は、一つ一つ、利用者さんの様子を見ながら&感じながら進めよう〜と、心を合わせて部屋へ向かいました。
今日も皆さんが並んで待っていてくださいました

【活動の内容】
*〔歌を唄う〕「切手のないおくりもの」
*〔歌を唄う〕「まっかな秋」
*〔紙芝居〕「つきよとめがね」
*〔絵本読み〕「おじそうさまとこぶた」「りんご みのった」
*〔触れる感じる〕 お地蔵さまにお供えを
 台紙に貼った [ お地蔵さまの絵 ] に、秋の実り [ 柿・りんご・栗 ] を選び、貼って頂く
*〔歌を唄う〕「紅葉」

「切手のないおくりもの」も「まっかな秋」も皆さんと一緒に唄うつもりでゆっくり唄いました

ある方が、お地蔵さまと果物を近くでじ〜っと見ておられて、職員さんの「貼る?」に、うんうん♪と頷かれました。
そして、貼られた後も、お地蔵さまを見て、穏やかにうんうん♪と頷かれていました。
この方が、手を添えてもらわれながら、クラフトで貼られる姿を見たのは、初めてのことでした


【活動の様子】
〔紙芝居〕
・優しいお話しだったので、ゆっくり丁寧に読み進めた。
・いつもベッドで横になられている方が、よく見える場所にいて、顔を向けて聞いてくださっていた
〔絵本読み〕
・「おじそうさまとこぶた」は関西弁で読んだ。
・「りんごみのった」では、笑い声のような声が聞こえた
〔触れる感じる〕
ほとんどの方が、果物を選ぶ時には、しっかりと意思表示しておられた
・1つ貼られる方、続けて貼りたそうにされて2つ目も貼られる方もおられた
・果物を手にお渡しすると、匂っておられる方もおられた。
・お地蔵さまの絵も、折紙の果物も、じ〜っと見ておられる方が多かった。
・ある方は、職員さんの介助の手を払ったりされ、最初からあまり貼られたくないようだった。
・折紙の果物は、たくさん準備していたが、全体の雰囲気を見て終了とした


【活動の感想】
・今回は、心を落ち着かせて、利用者さんの様子を見させて頂きながら、ゆっくり進めることを大切にした。
すると何か、利用者さんにもそれが伝わっていて、穏やかにゆったりして頂けているように感じた。
・担当の一人が絵本を読む時、もう一人が利用者さんの中で聞くと、端の方は聞こえにくいことが分かった。
読み方や声の出し方なども含めて、これから改善していきたい。




第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回は、ガンバグループさんと過ごさせて頂きました。
部屋へ行くと、9名の利用者さんが、半円に並んで待ってくださっていました
その9名の中には、ラッコグループさんから、いつもお洒落にされている利用者さんも参加されていました。

前回の散歩が終わった時に、次は無理かなと思っていましたが、昼過ぎから風もない穏やかな散歩日和になりました。
もちろん絵本やクラフトは準備していましたが、職員の方と相談して、紙芝居を一つ読んだ後に散歩へ行くことになりました。

職員さんはいつも、もっと人手があったら、利用者さん達の大好きな散歩に連れ出したいと言われています。
11月の半ば過ぎに散歩日和に恵まれて、皆さんと散歩できて、とてもとても嬉しかったです


【活動の内容】
*紙芝居 「みいちゃんの秋」
・歌が挿入されていて、唄いながら進めました。
「どんぐりころころ」「紅葉」「かかし」「赤とんぼ」「夕焼け小焼け」
*散 歩  
( 1回目 ) 利用者さん4名、職員さん1名、実習生さん1名
  た え担当:SBさん
  しげよ担当:KNさん
( 2回目 ) 利用者さん4名、職員さん1名、実習生さん1名
  た え担当:REさん
  しげよ担当:NSさん

紙芝居のどの歌も、身体を揺らしたり声を出したり足でリズムを取ったりと、皆さんが楽しんでおられました
職員さんも「小さい頃に唄われていた年代なので、懐かしかったんでしょうかね〜」と言われていました。

紙芝居に続いて、散歩も秋の歌を唄いながら、車椅子を押させて頂いたりしました
職員さんが途中で歌われた唄には、皆さんがそれぞれに、とても楽しそうな様子を見せてくださいました。
「とんとんとんとんひげじいさん」「あわてんぼうのサンタクロース」「さんぽ」「にじ」「証城寺の狸囃子」


【活動の様子】
〈紙芝居〉
・今まで部屋の中では見たことがない位、「楽しい」を身体や声で表現されている方がおられた
・身体を揺らして歌を聞いてくださり、歌が終わるたびに拍手をしてくださる方がおられた。
・足で楽しさを表現される方は、今日も楽し〜いと言わんばかりに足をピコピコ動かしておられた。
〈散 歩〉
・秋の歌を唄いながら車椅子を押していると、左右に首を振りながら「なん〜、なん〜」とお喋りもされて、とてもご機嫌だった。
・職員さんが「秋を感じるお散歩〜」と、紅葉したもみじ葉っぱを、利用者さんに触れさせておられた
・もみじの木の下で車椅子を止めて、しばらく過ごした
赤いもみじをお渡しすると、二回ともポイっと投げられたが、その投げることを楽しまれたのかも?とも思った。
・何曲も歌わせてもらったが、ある方はずっと身体を揺らしておられた
職員さんが「これは良い反応ですね〜」と教えてくださり、本当に歌がお好きなのだなと思った。


【活動の感想】
・今回は、担当二人で改めて、利用者さんの様子や気持ちを見ながら進めようと話をした。
紙芝居は、ゆったりと聞いてくださっている穏やかな雰囲気に合わせて、ゆっくり丁寧に読み進めた
これからも、一回一回こんな気持ちを大切にしていきたいと思う。
・職員さんが「繰り返しのリズムがある曲が皆さんお好きです」と、教えてくださった。
利用者さんは好きな歌の時はとても楽しそうなので、色々探して活動に活かしていきたい




秋が深まり、第1病棟ではマスクを着用しての活動となった。
今年もこんな時期になったなと感じながら、私たちも月二回の活動をいくつも重ねてきたなと思う。

メンバーそれぞれが一回一回、一生懸命に取り組んでいるけれど、果たして利用者さんにはどう届いているのかは分からない

利用者さんが、楽しそうにされている姿は、そのまま素直に受け取りながら〜
職員さんが掛けてくださる嬉しい言葉を、励みにしながら〜
もっともっと繊細に感じ取れる感性を磨いていきた〜いと、みんなで思っている。

み〜んなで、気づき合い&高め合っていこう

(活動の練習風景です 第3病棟の果物(折紙)は次の活動の時に使用の予定です。)









びわこ学園 -2019/11/7

2019-11-16 |  ├びわこ学園

少しずつ木々の葉が色づき始めた、十一月の初旬に、この月1回目となるびわこ学園での活動を行いました。

まだ風に冷たさを感じるほどではありませんが、びわこ学園の大地には落ち葉がいっぱいでした
そんな中、第2病棟では、その落ち葉を部屋に持ち込み、また第3病棟では、散歩中に落ち葉を楽しんで頂きました

そして各病棟とも、秋を感じる絵本を読んだり歌を唄いました。
こうして活動をさせて頂いているお陰で、私たちも、一つ一つの季節を丁寧に味わうことができています。
「紅葉」「里の秋」「まっかな秋」‥‥そんな秋の歌を唄っていると、長く歌い継がれている歌の良さを感じます

読む度に好きになる絵本や、唄うたびにさらに良いなと感じるがあることは、活動のお陰です
本当に、心から感謝です



第1病棟


担当:まさよ、エイミー

今回も前回に続いて、それぞれ同じ利用者さんと過ごさせて頂きました。
ここ何回かは、同じ方と関わらせて頂いていますが、毎回、少しずつ違った様子をされています

担当二人で準備していると、お会いする喜びと、少しでも心地良い暖かな時間を過ごして頂きたいという気持ちが溢れてきます。
他の病棟さんのように紙芝居やクラフトなど行わないからこそ、この気持ちを大切にしていきたいと思います


【活動の内容と様子】Kさん
部屋に行くといつものベッドにおられず、別の可動式のベッドに寝ておられました。
「あいさつ活動」をされていたそうで、その活動の後ということで、起きておられました

ご挨拶すると、少し目をパチリとされて、見知ってくださっているように感じました
起きておられたので楽しいお話を〜と思い、「たびするおやま」を読みました。
すると途中で眠ってしまわれましたが、眠りが浅いようだったので、次に「まいごのどんぐり」を読みました。
そして次の本「どんぐりかいぎ」を読ませて頂いていると、痰が詰まり処置を受けられました。

処置の後は、ゆっくりとして頂きたいと思い、歌を唄わせて頂きました。
「紅葉」「里の秋」「故郷」を唄いましたが、寝ておられる様な、起きておられる様な感じでした。

絵本はもう要らないかなと感じたので、「見上げてごらん夜の星を」を唄いました。
ほんのひと時ですが、同じ時をご一緒に過ごしているという気持ちで、何度か唄わせて頂きました


【活動の内容と様子】Uさん
Uさんは、よく眠られていましたが、いつものようにご挨拶すると、微睡んでおられるような様子でした。
手に触れさせて頂きながら、季節の話をした後に、「いっぽんの木のそばで」を読ませて頂きました。

眠られていましたが、もう一冊「あきねこ」という絵本を読みました。
読み終わると、目を開けられたので、もう一度「あきねこ」を読みました

すると嘔吐されそうな様子があったので、体調を崩しておられるのかと思い、静かにゆっくりと歌を唄うことにしました。
「紅葉」「大きな栗の木の下で」「たきび」「故郷」「上を向いて歩こう」を、唄いました。

たくさん唄いましたが、その間も、ずっと起きておられて、途中で、何度か大きな欠伸をされました。
いつもとは違ったご様子で、のんびりとした心地良いものを感じて頂けていたら嬉しいなと思いました



【活動の感想】
・ご一緒に穏やかな時間を過ごして頂きたいと思い、肩の力を抜いて、寄り添うような気持ちで〜と思っている。
少しずつではあるが、利用者さんに起こる様々な出来事(発作など)に、驚いたり動揺したりが少なくなってきて嬉しい。
「あきねこ」は、秋の風景が出てくる、色が美しい季節感のある絵本で、Uさんのために選んできたものだった。
聞いてくださっているようだったので、本当に嬉しかった




第2病棟

担当:ちはる、さいは、アン

今回は、ぼのぼのグループさんとご一緒に過ごさせて頂きました。
利用者さん9名、職員さんが2名がおられました。

また今回から、アンが月二回の活動の両方に参加することになり、1回目の活動は3人で行うことになりました。
まだまだ2人でも試行錯誤中の担当達ですが、3人での学び合いができる機会を、活動に活かしていきたいと思います。

第2病棟では、なかなか散歩に行くことができないので、今回は、病棟に秋を持ち込む計画を立てました。
どんぐりまつぼっくりは持参していましたが、落ち葉は、活動の前にびわこ学園の庭で集めました。

利用者さんはどう感じてくださるかな〜、3人での初めての活動はどうかな〜と、色々なことを思いながら部屋に向かいました。
そして、いつものように、ベルを鳴らして始めました


【活動の内容】
*〔歌を唄う〕「切手のないおくりもの」
*〔歌を唄う〕「まっかな秋」
*〔紙芝居〕「かぜのかみとこども」
*〔絵本読み〕「あかいはっぱ きいろいはっぱ」
*〔歌を唄う〕「まつぼっくり」「どんぐりころころ」
*〔触れる感じる〕 を身近に感じよう
 花・落ち葉・まつぼっくり・どんぐり
 [ 手や指に触れたり ] [ 握ったり ] [ 香ったり ]
*〔歌を唄う〕「赤とんぼ」「まっかな秋」

唄い始めると笑顔になられる方も多く、手を動かしてリズムを取られる方もおられました。
「まっかな秋」では、手拍子のように手を叩かれる方もおられました

葉っぱをお見せして手に近づけると硬く組んでいる指を緩ませて、手のひらや指の先で感じくださる方もおられました


【活動の様子】
〔紙芝居〕
・登場人物が多く、3人で役割分担して読む。方言が含まれていたが、集中して聞いてくださっていた。
〔絵本読み〕
・大きな声で何か言われながら聞いておられる方もおられた。
〔触れる感じる〕
・3人別々に回りました。最初は、違う花をじっくり見て頂こうと、3人が違う花を持って回った。
・ほとんど香りのしない花を、鼻に近づけると目を大きく見開かれる方もおられた
・指先で触られる方、また、手に軽く触れさせて頂くと、手を引っ込める方もおられた。
目がご不自由な方が、葉っぱの匂いをかいだ時聞いたことのない声を出された。何か話しておられるようだった
赤い大きな葉っぱを一枚 自分で選び、暫く握っておられニコニコされる方もおられた
大きくて赤い葉っぱは、どの方も、じっと見たり触ったりされる方が多かったと感じる。


【活動の感想】
・今回終了後の反省会において、触れる感じるに関して、3人で次のような課題を見つけた。
それは、3人それぞれが全員の方の所を回って、利用者さんに沢山の対応をさせてしまったのではというものである。
これでは、利用者さんを疲れさせてしまう可能性も高いし、興奮しやすい方にはもっと慎重な対応が必要と感じた。
活動の内容について、もっと繊細に感じながら考えて、細かい部分までの打ち合わせの必要性を感じた。
また、活動中においては、利用者さんの様子を見ながら、繊細に感じながら進めることの大切さも思った。
・初めての3人での活動で、これから先、全体的にもしっかり準備し段取る必要性を感じた。




第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回も、穏やかな日和の中で、利用者さん3人と散歩に行くことができました。
利用者さんそれぞれが屋外を楽しんでおられたようでご一緒に満ち足りたような時間を過ごさせて頂きました。

そして部屋に戻ってからは、ラッコグループさんに、紙芝居や絵本を楽しんで頂く時間もありました
利用者さん10名、職員さん2名がおられました。

体調が優れずに散歩に行かれなかった方もあり、皆さんとご一緒する時間も持ててよかったです


【活動の内容】
*散 歩  
 利用者さん3名、職員さん1名、たえ、しげよ
*紙芝居 「あひるのぴいぴいとひよこのぴっぴ」
*絵本を読む 「おちばがおどる」
*歌を唄う 「紅葉」「ちいさい秋みつけた」「琵琶湖周航の歌」

Sさんは、部屋の中では閉じておられたを、外に出るとパッと開けられて、首を左右に動かされ周りを見ておられました
途中で、赤い千日紅を一枝、差し上げると、枝を振ってくださいました 機嫌がよい時そうされるそうです。

Hさんは、散歩から帰ると、急に左手を上下に振られました 楽しい時や嬉しい時に、そうされるそうです。
そして紙芝居を始める時にも手を振られていて、「楽しいって言ってはりますね」と職員さんが言われていました


【活動の様子】
〈散 歩〉
・「鳥が鳴いていますね〜」と言って、みんなで止まって、鳥の声を聞いたり、
落ち葉を拾って、持って頂いたり、耳元で崩して、カサカサという音を聞いて頂いたりした。
・Sさんは、話しかけると、じっと私を見て、「あ、あ」と何か言いたそうにされていた
そんなことが何回かあり、何か話されたいのだろうな〜と感じた。
・Hさんは、木の下では、上を向いて目を細められながら、ずっと見ておられた
私も同じ目線で見ようとしゃがんで見上げると、木の枝と葉の間に、青い空とキラキラ輝く光が見えて美しかった。
〈紙芝居〉〈絵本〉〈歌〉
・いつも私たちを笑顔で迎えてくださる方が、紙芝居も絵本も歌も、ずっと笑顔で楽しんでくださっていた
ベッドに横になられたまま、両手を上に上げて楽しさを表現してくださる利用者さんもおられた。
・少し気持ちが不安定ということで散歩に行かれなかった方が、楽しそうに聞いてくださっていた
職員さんが、「機嫌が戻ったね〜ご機嫌だね〜」と言われていた。


【活動の感想】
・穏やかな日差しの中をゆっくりと散歩させて頂けて、利用者さんと親しく交流させて頂けたように感じた
散歩にご一緒した利用者さんは、散歩後の活動の時にも、こちらを見て楽しそうにされていて、とても嬉しかった。
・最後の歌は、職員さんも楽しそうに一緒に歌ってくださり、部屋中が、とっても楽しい空間になった。
終わって、廊下で病棟課長さんにお会いした時「とっても素敵な歌声が聞こえてました〜」と言ってくださった






今回、第3病棟では、職員さんから「さいわいさんが来られるのを楽しみにしていました。ありがとうございます。」と言って頂いた
何回も言ってくださり、恐縮してしまうほどだったが、やはりとても嬉しかった。

でも、私たちの方こそ、いつもいつも、優しい気持ちにさせて頂き
いつもいつも、びわこ学園を流れている、穏やかで和やかな空気にホッとさせて頂いている
そして、誰かのためにと思い、一生懸命に取り組むことの喜びを、経験させて頂いている

また、さいわいの仲間は、福祉に関係する仕事をしている者も多く、職員さん達の利用者さんに関わられる様子は学ぶことばかりである

そんな私たちの活動を、喜んで頂いていることに感謝して、さらにさらに良いものにしていきたい




(活動の練習風景です )








エクセレント東山-2019/10/30

2019-11-13 |  ├エクセレント東山

風の冷たさを感じ始めた、10月の下旬に、エクセレント東山での第22回目の活動を行いました。
さいわいが活動を始めて、三回目の秋となりました。

今回の活動では、もちろん恒例となった春咲きの花を植えて頂く計画を立てました。

またクラフトでは、植えたお花が成長していくのを、さらに楽しみにして頂けることはないか‥と考えました。
そして担当が思いついたのが、プランターのお花の横に挿すガーデンピックです。
ご自分で植えられたお花の横に、ご自分で作られたガーデンピックを挿して頂くことにしました


ガーデンピック作り
秋の苗植え春咲きのお花を植える~

今回は、はなとエイミーが担当しました。



ガーデンピック作り

ガーデンピック は、軽くて柔らかい樹脂粘土を使って作って頂くことにしました。
樹脂粘土は、指や手でこねている時の感触がとても心地よく利用者さんにも楽しんでくださるのでは〜と思ったからです。

準備したもの
樹脂粘土(白・赤・青・黄)
飾り付けパーツ(樹脂粘土で作ったお花、葉っぱ、ミニボール)
割り箸



まずは〔土台作り〕 です。四色の樹脂粘土の組合せ方&混ぜる割合で、様々な色を作ることができます。
利用者さんに「何色がお好きですか?」とお聞きして、混ぜるとその色になる樹脂粘土を数個お渡ししていきました。

粘土を指先でつまんだり伸ばしたり 手のひらで包んで丸めたり こねていく作業を楽しんで頂けました

土台ができたら〔飾り付け〕です。土台に割り箸をさして、お花・葉っぱ・ミニボールで飾って頂きました。

土台の色と同じ青のお花にしよう」など、思い思いに自由にパーツを飾っておられました
もっといっぱい貼りたい~」と、土台の表裏いっぱいにパーツを付けられる方もおられました

左手がご不自由な利用者さんも、左手に土台を持たれて、右手でパーツをいくつも付けていかれました


完 成

自由な発想で楽しんで頂いたら、こんなに個性豊かなガーデンピックが出来上がりました

赤・青・黄色やから信号にする!」と、信号のような形を作られた方もおられました


今回、目がご不自由な利用者さんには、見本やパーツを触って頂きながら、色や形をお伝えしました。
粘土をこねておられる時にも、変わっていく色の変化をお伝えしました
一つ一つの工程の説明に、うなずきながら、とても丁寧に、ご自分のガーデンピックを仕上げていかれました




秋の苗植え春咲きのお花を植える~

準備したもの
ナデシコパンジービオラ金魚草
プランター(土を半分ほど入れる)
土(植えるときに利用者さんに入れて頂く用)



ビニール手袋をつけて ~手遊び&ジャンケン~

苗植えの前には、いつものようにビニール手袋をつけて、手遊びをして頂きました。

手をグッパしたり~ ジャンケンをしたり〜 手拍子や手をさすって頂いたりしました


作 業 開 始

苗植えは今回で5回目となりました。
プランターと苗が運ばれてくると、皆さんが、慣れた手つき積極的に植えてくださいました

私はスミレがよいわぁ~」と言われる方もおられました〜
最初から2個選ばれて「私はこれを植えます」と、はっきりと意思表示をされる方もおられました

いつもあまり参加されないある利用者さんも、立ち上がって積極的に苗を植えてくださいました


ガーデンピックを飾る

苗を植えて頂いたプランターに、手作りのガーデンピックを挿して頂きました。




お花の水やり&鑑賞
 
今回、数名の方に中庭に出て、水やりをして頂きました。
植えたばかりの苗に腰をかがめて、丁寧にお水をあげてくださいました

ある利用者さんが、お花を眺めながら、お花みたいな綺麗な心になりたいわぁと呟かれました
何気ないその一言が、心に深く響いてきて、ほんの一瞬手を止めてしまいました



歌を唄う~一階の利用者さんと~

活動の終わりに一階の利用者さんと、「大きな栗の木の下で」を、振りをつけながら唄いました。

この歌は皆さんがよくご存知のようで、大きく手を動かして唄ってくださいました
利用者さんが、とてもとても楽しそうだったので、1回で終わるのがもったいなく、2回続けて唄いました



~ 今日の中庭 ~

植えたばかりのお花に、色とりどりのガーデンピックが添えられて、お庭がいっぺんに華やかになりました

日日草が元気を取り戻し、たくさんのお花を咲かせてくれています


今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
秋の実り( りんご・柿・くり・ぶどう)を、いっぱい飾りました。

りんごの木の下のリスは、どんぐりを頬張っています




編 集 後 記


春咲きの花を植えることも三回目となり、今回は土作りから行うことにしました。
色々な意見を聞き試行錯誤しながらですが、次へ次へと、繋げていけたらいいなと思っています。

利用者さんには、テーブルの上のプランターに花を植えることに、とても親しんで頂いているようでした
とても嬉しかったですが、一人1株(2株植えた方もあり)では、少なかった様子の方も多かったです。
これは、次に繋げ活かしていきたいと思います。

今回、私たちが驚いたのは、利用者さんが作りあげられたガーデンピックでした。
この年代の方には、ガーデンピックが身近でなかったようで、想像しなかった形状に仕上げられました。
市販されているモノに捉われない、ユニークで自由な発想のものばかりでした

ガーデンピックを作って頂く説明をした時には、ピンとこないような表情をされる方も多かったです。
その時は、もっと分かりやすい説明の必要も感じましたが、でも仕上がったモノを見ると、これで良かったのかなと思います。
形に捉われることもなく、少しずつ出来上がっていく過程で、利用者さん自身で、想像し考えながら進めて頂けました

今回、鮮やかな四色の樹脂粘土をこねて、小さな飾りを付けて頂きました。
利用者さんの、指先の刺激にも目の刺激にもなったかなと思います
何よりも皆さんに楽しんで頂けてよかったです。




利用者さんに植えて頂いたお花が、スクスク成長していきますように
施設の皆さま、いつも自由に活動させて頂いて感謝です






びわこ学園 -2019/10/17

2019-11-02 |  ├びわこ学園

秋晴れに恵まれた、十月中旬にびわこ学園での活動を行いました。

さいわいにとっては二回目となる秋祭りでは、いつも関わらない方々と過ごさせて頂くことができました。
そして今回、第2病棟では、その時にご一緒した利用者さんに紙芝居や絵本やクラフトを楽しんで頂くことができました

いつもの皆さんともお会いしたいし、でも、新しい皆さんとご一緒することも心弾むものがあります
この親しみや喜びを、私たちだけでなく、利用者さんにも感じて頂けていたらいいなと思います。



第1病棟


担当:まさよ、エイミー

今日は、いつものように、それぞれお一人の方と過ごさせて頂きました。

いつも担当させて頂く方々の部屋へ、今日はどんな様子でおられるかなと思いながら向かいます。

寝ておられる時も多く、また起きておられる時もありますが、体調が悪い時もあります。
私たち二人が居させて頂くことが、何か、心地良いものであったらいいなと思って回を重ねさせて頂いています


【活動の内容と様子】Kさん
病棟へ行くと、しっかり起きておられたので、楽しいお話の「たびするおやま」を読みました。
そして久しぶりにKさんのピアノ絵本「きらきら星♪」を弾きながら唄いました

眠たそうに感じたので「紅葉♪」を唄うと、スーっと眠りに入っていかれそうでした。
「紅葉」は心地が良いのかなと思い、何度か唄わせて頂きました

途中で何かの音に反応されて、はっきり起きられたので、少し長めの「100年たったら」を読みました。
ゆっくり顔を見ながら読んでいると、あくびをされました。初めてのことで、寛いで頂けたかなと感じました

次に「でんでんむしのかなしみ」を読み、最後に楽しいお話をと思い「おむすびころりん」を読みました。
その絵本には楽しい歌が入っていて、続けて最後に「大きな栗の木の下で♪」を、唄いました。
どちらの歌も、楽しい気持ちになって頂けたらいいなと思いながら、ゆっくり歌わせて頂きました

今日は、看護師さんを呼ぶ機械が、一度も鳴りませんでした
Kさんの様子も、最初から最後まで、ほとんど変わらずに穏やかそうに見えました。


【活動の内容と様子】Uさん
Uさんは鼻水が出ておられて、大丈夫とのことでしたが、今日は静かに過ごして頂くことを心がけました
とてもよく眠っておられたので、ご挨拶の後は、手に触れさせて頂きそのまま暫く過ごしました。

ずっと眠っておられましたが「私のもみじ」を読んで「ゆりかごのうた♪」を唄いました。
その後も、手を触れさせて頂き、Uさんと静かな時間を過ごさせて頂きました。
そして次の「きんいろあらし」を読み終えると、痰が詰まってこられたので吸引の処置を受けられました。

その後は、完全に目が覚められたので「歌を唄わせて頂きますね」と言って、「365歩のマーチ♪」を唄いました。
目をぱっちりと開けられいて、一瞬、口元が緩み笑っておられるような、初めて見せて頂く表情をされました

続けて「上を向いて歩こう♪」「見上げてごらん夜の星を♪」を唄いました。
Uさんの様子を見ながら、鼻歌で「レットイットビー♪」「イエスタデイ♪」も唄わせて頂きました。



【活動の感想】
ベッドの枠を一つ外させて頂いたことで、Kさんを近くに感じて、さらにじっくり読ませて頂けたように感じた。
Kさんも聞いてくださっているように、感じることができた。
・目が見えておられないは分かるが、果たして耳では、私の読み方でどのくらい聞き取れているか分からない。
もっと、ゆっくり心を込めて読む練習をしてきたいと思った
・今日は、ゆっくりと静かな時間を過ごして頂こうと心がけたので、顔を見たり、話をしたり、鼻歌を唄う時間が多くあった
Uさんとご一緒に、心地の良い時間を過ごすことができたと感じ、こんな日もいいなと思った




第2病棟

担当:ちはる、アン

今回は初めて、あおぞらグループさんとご一緒に過ごさせて頂きました。
利用者さん6名、職員さんが1名がおられました。

あおぞらグループさんには、先日の秋祭りで、私たちがご一緒した方々がおられました。

「秋祭りでお会いしましたね。」「今日は、よろしくお願いします。」等、ご挨拶から始めました。
皆さんが、こちらを見てくださっていて、ニコニコ笑っておられる方もおられました

そして、いつものようにベルを鳴らして、始めさせていただきました


【活動の内容】
*〔歌を唄う〕「切手のないおくりもの」
*〔歌を唄う〕「どんぐりころころ」
*〔紙芝居〕「ぴょんぴょんにょきにょき」
*〔紙芝居〕「みいちゃんのかぞえうた あそびうた」
・歌が挿入されていて、唄いながら進めました。
「一番はじめは」「鞠と殿様」「あんたがたどこさ」「ずいずいずっころばし」「さよなら三角 またきて四角・・・」
( 紙芝居の「茶摘み」の部分は「アルプス一万尺」を唄う )
・紙芝居終了後に、「ずいずいずっころばし」を、一人一人の所へ行き唄う。
*〔触れる感じる〕 を楽しむクラフト作り
・一人1枚ずつ準備した台紙に、3種類のクラフトを貼って頂く。
  (折紙) 紅葉(折紙) いちょう(切り紙)
・一人一人回りながら、「大きな栗の木の下で」を手振りを付けながら一緒に唄う。
*〔紙芝居〕「くぬぎちゃんのくるんくるんぼうし」
*〔絵本読み〕「ぼくおつきさまがほしいんだ」「ボンボとヤージュ」
最後に、もう一度「大きな栗の木の下で」を、手振りを付けながら唄い、終了しました。

「ずいずいずっころばし」を唄いながら、手や腕にツンツンと“タッチ”しました。
笑顔になられる方目をキョロキョロされる方身体の向きを変えて他の方をニコニコ見ておられる方もおられました

栗や紅葉やいちょうをお見せすると、皆さんがそれぞれに貼りたい意欲を見せてくださいました
自分で手を伸ばし掴んで貼られる方指に挟んでもらい職員さんに手を添えられながら貼られる方〜などおられました


【活動の様子】
〔紙芝居〕
・途中で笑い声があがったり、を出されたりと、とても集中して楽しんで頂けたと思う
・にょきにょきという言葉が繰り返し出てくるところで、声を出して笑われる方がおられました。
・読みながら、視線が紙芝居に集まっているのを感じた。
・途中で、ぼのぼのグループさんの数名が参加してくださり「ずいずいずっころばし」のツンツン“タッチ”を楽しんで頂けた
〔触れる感じる〕
・秋祭りで担当させて頂いた方にご挨拶すると、挨拶してくださるように目をキョロキョロされた
・クラフトを親指と人差し指で上手に挟み、職員さんに手を添えてもらい貼られた方もおられた。
・職員さんの「起きてよ、楽しいよ〜」の声に、目を開けて、貼ってくださった方もおられた。
出来上がりをお見せすると、ほとんどの方が、じ〜っと見ておられた
〔絵本読み〕
・「ぼくおつきさまがほしいんだ」の、棒でつついてみようのページでは、声を出された方がおられた。
・「ボンボとヤージュ」の、皆さんに見て頂いた、最後の星のページは、ベッドの方にも見て頂けた。


【活動の感想】
・夢中になって時間をオーバーしてしまった。利用者さんの体調が大切なので、これから気を付けたい。
・初めてのグループさんだったが、秋祭りで担当した方がおられ、親しみがわいて楽しませて頂いた
・初めてだったにも関わらず、歌の時から、笑顔で迎えてくださる方が多く、嬉しかった。
・いつものぼのぼのグループさんが参加してくださったり、また姿を見ることができて、本当に嬉しかった
・今日は担当二人で、絵本は数冊準備していて、雰囲気で読む本を決める予定にしていた。
いつもより長い時間の活動だったが、職員さんに助けられ、二人でやり切ることができてよかった




第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回も、散歩に行かせて頂きたいとお願いしていて、2回に分けて行かせて頂くことができました
ご一緒させて頂いたのは、ガンバグループさんの8名の利用者さんです。

秋祭りの時から第3病棟長さんにお散歩をお願いしていましたが、もちろん私たちは、紙芝居や絵本の準備もしていました。
今回、それは皆さんに見て頂けませんでしたが、でも秋晴れの心地良い外を散歩できてよかったです


【活動の内容】
*散 歩  
( 1回目 ) 利用者さん5名、職員さん2名、実習大学生さん1名
  た え担当:ASさん、KNさん
  しげよ担当:ERさん
( 2回目 ) 利用者さん3名、職員さん1名、実習大学生さん1名
  た え担当:SBさん
  しげよ担当:MSさん


【活動の様子】
・散歩は「どこを散歩しますか?」など、職員さんが聞いてくださり、私たちに任せるという感じで始まった。
・二回目に散歩されたSBさんは、一回目の時から行きたそうにされていた。
すかさず職員さんが「次に行くからね〜」と声をかけられていた
・ASさんは、以前の散歩の時に嫌がられた方だった。今回も途中で、辛そうに「あーあー」という声を出された。
職員さんにお尋ねすると「車椅子でずっと同じ姿勢が嫌なのかも」ということで、途中で部屋へ帰られた。
感情表現が豊かな方とお聞きしているが、余計にしっかりと伝えてくださったのかなと感じた。
( 後に部屋に行くと、笑顔で遊んでおられるASさんがおられ、安堵した)
・KNさんは、静かな印象の方だったが、外に出ると、いつも手にされている布を振り、楽しそうに声を出されていた
・ERさんは、秋祭りには体調が悪く参加されなかったとお聞きしたので、外を楽しんで頂こうと思い過ごした。
・待ちきれない様子だったSBさんは、外に出ると静かになられ、外の様子を肌で感じておられるように感じられた
・MSさんは寝ておられたが、外に出て外気に触れられると、気持ち良さそうに両手を上げて伸びをされ、目を開けられていた
MSさんは、キラキラ&ピカピカしたものがお好きだそうで、そんな話をすると、はにかんだ笑顔をされた。
・部屋へ戻り、SBさんが好きだと聞いて担当2人で練習してきた「バラが咲いた」を、SBさんの側で歌った
SBさんは、担当の手を握り上下に振りながらリズムを取って楽しんでくださった


【活動の感想】
暑くも寒くもない日和で、みなさんそれぞれに散歩を楽しん頂けて、本当によかった
・散歩の時間は、職員さんから利用者さんの嗜好や色々なことを詳しく聞くことができて、とても有難い貴重な時間だ。
お聞きしたピカピカしたものがお好きだというような事などを、今後の活動に活かしていきたい。
・車椅子を押させて頂く時は、ほぼその方だけに向かい関わっている。
改めて、一対一の対応の難しさを感じ、第一病棟の担当からさらに学んでいきたいと思った。






いつも同じ方、同じグループさんに関わらせて頂いていると、多くの人がびわこ学園に関わり過ごされていることを忘れてしまう。
入所されている利用者さん、短期入所される利用者さん、職員の方、ボランティアの方、実習生の方・・・。

沢山の人が出入りする場所は他にもいっぱいあるが、優しい心が集まる場所は、他にはそんなに多くないような気がする

私たちさいわい一人一人、びわこ学園に響く優しさのプラスになれるよう、優しさを育てていきたい



(活動の練習風景です  車椅子の利用者さんの前での活動風景も紹介させて頂きます