🌷さ い わ い🌷 🌱わい🌱わい🌱

福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

びわこ学園 -2019/1/17

2019-01-21 |  ├びわこ学園

そろそろ大寒という一番寒い時期に、今年初めての、びわこ学園での活動を行いました。
今回は、インフルエンザの関係で、第1病棟での活動はなく、第2第3病棟に行かせて頂きました。

通常は、第1病棟の担当となっている、まさよとエイミーは、第2病棟の活動に参加させて頂きました。
当日、急遽、第2病棟の担当と打ち合わせを行い、少々ドキドキしながら、初めての病棟へと向かいました。



第2病棟

担当:ちはる、まさよ、エイミー

今回の第2病棟は、ぼのぼのグループさんに行かせて頂きました。
あらいぐまグループさんからも4名の方が来られていて、いつもより多い、14名の利用者さんに参加して頂きました

病棟へ入ると、利用者さん達の、楽しみにされている雰囲気が伝わってきて、喜びをいっぱい感じながら始めさせて頂きました

まず最初に、3人がそれぞれ自己紹介を行いました。
それから利用者さんの側まで行って、お一人お一人に”お名前”をお聞きしながら、ご挨拶させて頂きました
握手のように手を添えさせて頂いたり、肩に触れさせて頂いた方もおられました


【活動の内容】
絵本『おーい ふじさん!』を読み、そして「ふじの山」を唄う
干支の本『十二支のはじまり』を、3人で交代しながら読む
折り紙のイノシシを、お一人お一人、見て頂いたり、触れて頂いたりする。

何種類かのイノシシを折って持参しました


【活動の様子】
イノシシを「今年は、イノシシ年ですね」等と話しながら、目の前で走るように動かすと、目で追われる方もおられました
・目が不自由な方には、イノシシを足の上で歩かせてみたら目を大きく開けて驚いておられました
この方は、いつもは口に手を入れておられるのですが、この日初めて、口に手を入れておられませんでした


【活動の感想】
・手を触らせて頂く時等は、お尋ねしてから行っているが、もっとゆっくり接した方がいいかなと思った。
・今回は、職員さんが沢山おられたので、利用者さんお一人お一人の個性や好み等が聞けて、とても良かった。
・絵本よりも、紙芝居の方が喜ばれるのではと思った。
手遊びや、身体を使ったアクションがあるものが喜ばれるのかなと思う。( 第1病棟担当)
・第1病棟のように機械を付けている方はおられないが、障害が重い方もおられ、利用者さんの状態の幅が広いことを知った。
このように、それぞれ個性や状態が違う方々に対して、同じことを行う、活動の難しさを感じた。( 第1病棟担当)



第3病棟

担当:たえ、しげよ

今回は、第3病棟のラッコグループさんに、初めて行かせて頂きました。
予め、ボールや風船等を使う予定であることをお伝えしたところ、このグループさんを勧めてくださいました。

初めてのグループさんで少し緊張していましたが、秋祭りの時に一緒に回らせて頂いた方がおられて、心が解れました
また、担当で相談して、今回は、最初に、お一人お一人に”お名前”を教えて頂きました


【活動の内容】
紙芝居『せつぶんとおに』を見て頂き、鬼が登場する「ももたろう」を唄う
縦開きの絵本『へそもち』を読む
絵本『もこもこもこ』を読んで、感触が違うボールを触って頂く。
「雪やこんこ」を唄う
絵本『チリとチリリ』を読む
「たき火」を、みんなで気持ちを合わせるつもりで唄って、終了する。

色々なボールを触って頂きました
ツルツルのボール・トゲトゲのボール・紙を丸めたもの・布のパッチワーク(が鳴る)・風船など


【活動の様子】
紙芝居は、皆さんがぐっと集中して聞いておられた。
鬼のお面は大丈夫か職員さんに確認後、「ももたろう」の歌を唄う時に、お面を持って利用者さんの所を回った。
・絵本『もこもこもこ』を担当1人が読んでいる間は、もう1人の担当が、利用者さんお一人お一人を回りながら
言葉のリズムに合わせて、手を摩ったり、肩や背中をトントンとタッチしたりした。
・昼食後で少し微睡んでおられた方も『もこもこもこ』の声のリズムに、目を開けて、楽しそうに笑っておられた
・『もこもこもこ』の最後の言葉の「もこ」の後、声を出して笑われていた利用者さんがおられた
・ボールを触って頂く時には、様々な豊かな表情を見せてくださった
(大きく口を開けて笑われる・眉間にシワを寄せられる・不思議そうに視線を宙に向けられる等)


【活動の感想】
絵本『もこもこもこ』も、またボールに触って頂くことも、楽しんで頂けてよかった。
・縦長の絵本は、細長くて見難かったかなと思った。絵本は、内容だけでなく、大きさなどの見易さも大切と思った。
お名前を覚えて親しみを感じて接すると、利用者さんにもっとリラックスして頂けるのではと思った。
・病棟長さんから、利用者さんが好まれるものを、分かりやすく教えて頂き、利用者さんの様子がよく理解できた。





今回は、急遽、第1病棟の担当のメンバーが、第2病棟の活動に参加することになりました。
第1病棟での活動は、一つ一つ、様子を見ながら進めていくので、色々なことを考えて準備して当日を迎えていました。

なので最初は、少し残念な気持ちもしましたが、でも2人共が、気づきや刺激を得る良い機会となりました

これからも、色々な出来事に臨機応変に対応しながらバラエティ豊かな活動を目指していきたいと思います。









びわこ学園〜これまでの活動〜

2019-01-07 |  ├びわこ学園

”さいわい”がびわこ学園で活動を開始したのは、2018年8月末からです。
9月から、第一第三木曜日に、活動させて頂くことになりました。

メンバー6人が分かれて、三つの病棟に入らせて頂くことになり、病棟ごとに”一応の”担当を決めました。

9月からの活動の様子を、病棟ごとに簡単にまとめて紹介させて頂きます。


第1病棟

担当:まさよ、エイミー

三つの病棟の中で、障害が重い利用者さんがおられる病棟です。
担当の二人は、福祉の現場で仕事をしていますが、活動は、毎回一つ一つ手探りで進めています。

月に二回の活動ですが、関わらせて頂く利用者さんは、前回と同じことも違うこともあります。

活動の内容としては、本を読ませて頂いたり、歌を唄わせて頂いたり、手を摩らせて頂いたりと様々です。
ある日の活動の後の、担当からメンバーへの報告を紹介させて頂きます。


ある日の報告
「今回は、初めてお会いする女性で、眠ったり起きたりされていました。
まどろんでおられても、少し目覚められたような時も、口の中に指を常に入れておられて、指が少し傷ついておられました。
絵本を、ゆっくりゆっくりと3冊読ませて頂きました。
途中目を開けて、絵本を見てくださっている時もあり、聞いてくださってるといいなと思いながら読ませていただきました。
出来るだけ静かな状態でいて頂きたいと、心がけながら、腕や肩や脚を摩らせて頂きました。
途中少し声を出されたので、歌を一緒に唄うつもりで、何曲か唄いました
職員さんが来られた時には、指を口から出しておられて、職員さんが次のように言われていました。
「 口から手を出されているのは、落ち着いておられるということなんです。口に手を入れると安心のようなんです。
絵本を読んでもらって、落ち着かれたのかもしれませんね。」

利用者さんが、少しでも落ち着いた気持ちになられたのなら良かったなぁと思いました。
繊細に感じること、ここで今何が一番必要なことか、この方がどう感じられているか…まだまだというか全然分からないです。」



これまでの活動で使用した絵本や折り紙




第2病棟

担当:ちはる、さいは

さいはが、第三木曜日は活動できないことと、第2病棟の利用者さんの体調の関係で、今までの第2病棟での活動は少ないです。
活動の内容としては、絵本を読ませて頂いたり、歌を唄わせて頂いたり、手遊びしたりなど様々です。

ある日の活動の後の、担当からメンバーへの報告を紹介します。


ある日の報告
「今日は、初めて2病棟の利用者さん、お一人を担当させて頂きました。
以前にも全体として関わらせて頂いた方で、その時は、ベッドで寝ておられて、右手やお顔を動かされていました。
絵本6冊持参しましたが、気になる絵本があるかな~と、お尋ねしたり、利用者さんのご様子を見ながら選びました。
鮮やかなページをよく見ておられる感じがしたので、読まずに、、、
絵をお見せしながら、木がいっぱいですね〜、りんごにみかんもたくさんですね~と、お話したりして過ごしました。
残りの数分、利用者さんの手が動くのをつかまえた~と、両手で優しくはさんだり、離したり~の遊びをしました。
何となく、ちょっと楽しいと思ってくださった様に感じました。
お一人お一人、皆さん違うので、絵本を選ぶ時には、偏らずに様々な種類を持参しようと思いました。
本当に少しずつ、少しずつ関わらせて頂きながら、目の前の利用者さんを全身で感じていこうと思います。」



これまでの活動で使用した絵本や折り紙




第3病棟

担当:たえ、しげよ

三つの病棟の中では、比較的障害が軽い方々が多く、他の病棟に比べると活動内容を考える喜びを持つことができる病棟です。

これまでの5ヶ月間においても、散歩をしたり、一緒にクラフトを作成して頂いたりしました。
他にも、びわこ学園の素敵な木枠を使って紙芝居をしたり、みんなで一緒に歌を唄ったりもしました。

秋日和の穏やかな日に、第2病棟の担当も加わって散歩した時の、担当からの報告を紹介します。

ある日の報告
「今日の3病棟は、職員さんお2人と、5名の利用者さんと、お散歩に行かせていただきました。
私が、車椅子を押させて頂いた方は、目がご不自由だったので、見える景色を言葉で伝えさせて頂きながら、お散歩しました。
自然の中を体感して頂こうと、落ち葉の上を音を立てながら車椅子を押したりしました。
花壇では、お花を手の甲に触れて頂いたりしました。
最後に、皆さんに絵本を1冊読ませていただき、今日は終了しました。」



これまでの活動で使用した絵本や折り紙など

”秋”の絵本を選び、絵本の中の、紅葉・柿の実・ドングリ・バッタ等を折り紙で折って持参しました

”自然”のドングリと、”折り紙”のドングリを並べて、ラップで包んで触って頂けるようにしました。

落ち葉の音を聞いて頂きたいと思って、”落ち葉”も松ぼっくりと一緒に持参しました。

クリスマスには、松ぼっくりポンポンを飾って、クリスマスツリーを作って頂きました
(松ぼっくりは、虫が出てこないよう、数日間冷凍した後、天日干しで乾燥させてあります)






2019年最初の活動は、一月の半ば過ぎの予定です。
一番寒い時期にあたり、利用者さんの体調が気遣われますが、
まずは、”さいわい”メンバーが心身共に元気で、活動の日を迎えられるよう心掛けたいと思います

次の活動からは、毎回ブログでその内容を紹介させて頂く予定です。
どうぞ、よろしくお願いします









びわこ学園 医療福祉センター草津〜活動開始〜

2019-01-07 |  ├びわこ学園

私たち”さいわい”は、エクセレント東山だけではなく、他でも活動させて頂いています。
その一つに、重症心身障害児者の皆さんの支援を展開されている「社会福祉法人びわこ学園医療福祉センター草津があります。
(以降、びわこ学園と表記します)

このたび、びわこ学園における活動を、ブログで紹介させて頂けることになりました。
2018年の新緑の頃に連絡を取らせて頂き、8月末から少しずつボランテイアとして関わりを持たせて頂いています。
今回は、二回に分けて、その活動を簡単に紹介させて頂きます。


びわこ学園の活動には、”さいわい”から次の6名のメンバーが参加しています。
(まさよ・さいは・たえ・エイミー・ちはる・しげよ)



びわこ学園の紹介

まずは、びわこ学園について、少し紹介させて頂きます。
びわこ学園は、昭和38(1963)年に入所施設として発足して現在に至っていますが、事業の動きは昭和28年に始まっています。

びわこ学園の利用者さんには、長期入所・短期入所・入院・外来診療の方々がおられます。
支援の内容は、利用者さんのニーズに合わせて、生活介護・訪問介護・居宅介護・相談支援・グループホームなど様々です。

私たちが関わらせて頂いている、びわこ学園医療福祉センター草津には、第1・第2・第3の三つの病棟があります。
第1病棟が最も障害が重たい方々で、私たちは、数名に別れて、三つの病棟で活動させて頂いています。



活動をブログで紹介したいと思った理由

ブログへの掲載をびわこ学園の方にお願いした大きな理由は、次の二つです。

*活動の記録として
私たちは、一回一回の活動を大切にしながら、本当の意味でお役に立てる活動にしていきたいと思っています。
毎回、話し合いながら活動内容を決めたり、また、活動後には感想や意見などを交換しています。
それをブログという形にまとめることで、さらに、活動をする私たちの成長と、活動の充実に役立てたいと思いました。


*びわこ学園を知って頂く一つの手段として
びわこ学園に行かせて頂くたびに、私たちは、心の奥に響いていくような、ゆったりとした心地良いリズムを感じます
忘れていた‥何か‥大切なものを、心の奥から引き出してもらっているような気がするのです

それは、びわこ学園という世界が、次のような時間で出来上がっているからのように思います。

何か、大切にしたいものを、大切にしながら、みんなで過ごす優しい時間であったり〜
何か、誰かのためを思い、それを求め続ける静かな心であったり〜

このびわこ学園をつくっている、心地の良い、優しさや思いやりの響きを、少しでも伝えていけたらと思いました。



活動を開始して

私たち”さいわい”には、実際に福祉現場で働いているメンバーも多いですが、活動の始めは本当に手探りでした。
半年ほど経過した今でも、活動が手探りであることには変わりないですが‥‥。

活動を始めた時も、そして今も、私たちのに飛び込んでくる言葉があります。

「本人さんはどう思てはるんやろ」

これは、びわこ学園の初代園長 岡崎英彦先生の言葉だそうです。

この言葉を知ってから、びわこ学園の活動の時だけでなく、この言葉がふっと浮かぶ時があります。
そして、日常の中で、この気持ちを心の真ん中において、誰かに接していることが本当に少ないことに気づきます。

だからこそ、先ずは、いつも、その言葉のように、発想し行動していけるよう心に留めて
そして、一歩一歩、利用者さんの心を察することができるよう成長していきたいと思っています

びわこ学園の皆さま、どうぞ、よろしくお願い致します






門松作り〜竹の準備

2019-01-06 | さいわい匠
12月末のエクセレント東山での門松作りに、先立ち、材料として欠かせない、竹を準備しました。
なるだけ青々とした瑞々しいを、活動の日に持参したかったので、活動日の三日前に行いました。


今回、私たちは、門松には、ぜひとも自然の竹を使いたいと思っていました。
だた、次のことから、私たちだけでは難しいと判断して、ヘルプをお願いすることにしました

・竹は節があり、稈(カン)と呼ばれる茎の部分も固く、簡単には切れない
・一つの門松には、竹を三本使うので、竹が大量に必要である。

私たちの願いを叶えるために、協力してくださったのは、Mさんご夫婦Kさんです
さいわいからは、活動担当のまさよエイミー、そしてたえさいはも参加しました。



竹の切り出し

まずは、竹やぶに入り、ノコギリやカマ等で竹を切ることから開始です

一本一本の竹には、細い枝がたくさんついていて絡まり、それを切り落とすことも必要でした。

何しろ、みんなで、無我夢中で作業しました



細かい枝を引き落とす

切り出した大量の竹を、Mさん宅に運びました。
今回も、お花台作成に引き続き、Mさん宅のお庭で作業させて頂きました

まず、竹の節から生えている、細い枝を、きれいに切り落としていきました。

利用者さんが実際に触られる竹ですから、ささくれたような部分は無くす必要があります。

一本一本、手に取り、滑らかになったかどうか確認するように、丁寧に作業を続けて頂きました



竹の長さを揃える

最後に、予定している門松にちょうど良い長さに切り揃えて頂きました。

ここは電動ノコギリが大活躍の工程でした

門松らしい切り口も、一本一本、ヤスリやハサミで滑らかにしました



準備完了

同じような太さの竹を、三本組にして、準備完了です





私たちの願いに応えて力を貸してくださったMさんご夫婦Kさん
本当に、ありがとうございました。


気軽にお願いしてしまったのですが、作業を始めてみると、とても大変で…
でも、私たちをリードして進めながら、利用者さんが触られることを気遣いとても丁寧に作業を続けてくださいました

皆さんのお陰で、利用者さんお一人お一人に、門松を作って頂くことができました。
自然の竹を使ったからこその、お正月らしい重厚さを加えることができたと思います





エクセレント東山 -2018/12/26

2019-01-06 |  ├エクセレント東山

あと数日でお正月を迎えるという、12月下旬に、エクセレント東山の第十四回目となる活動を行いました。

去年は同じ時期に扇子のお正月飾りを、利用者さんと一緒に作らせて頂きました。
今年は、お正月を幸せな気持ちで迎えて頂きたいという願いから、門松を作って頂くことにしました

門松は、新しい年の幸せもたらす年神様を迎え入れる飾りと言われているそうです。
その門松を作って頂きながら、喜び満足感をいっぱい味わって頂きたいと、次のこと大切にしたいと思いました。

・実物の門松飾りを感じて頂けるよう、自然の竹と葉牡丹を使う。
・前回の活動の反省を受けて、作業のハードルをあげて、利用者さんの達成感を大きくする



今回、どうしても自然の竹を使いたいと思いました。
その私たちの願いを叶えてくださったのは、先日の花台作りにご尽力くださったMさんご夫婦と、Kさんです。
その様子は、次のブログで紹介しています。本当に、ありがとうございました


今回は、エイミーとまさよが担当しました。



門松作り


準備した材料〜基本的部分用

門松の基本的な部分は、葉牡丹・牛乳パック・土で作ることにしました。



準備した材料〜飾り用

お正月飾り (折り紙の鶴・扇を竹串に付けておいたもの)
ポンポン竹串 (餅玉飾りを作る)
水引き (赤・金・銀の三色の円形)
金色の折り紙
牛乳パックの周りに飾る紐




自然と触れ合う 〜クロッカス・竹・葉牡丹〜

10月の活動で、皆さんに植えて頂いたクロッカスが出てきました
成長の様子を実際に見て頂きたいと、中庭のプランターを、きれいに拭いて、お部屋の中に入れました。

小さな小さなを見て「あぁ、ホンマや。がでているね。かわいいねぇ」と喜んで頂けました

門松を作る葉牡丹を触って頂きました。

を触られて・・・「うわぁ~冷たいんやなぁ、冷蔵庫に入ってたみたいや」
葉牡丹に・・「葉っぱ、意外と分厚いんやねぇ」など、触られた素直な実感を表現してくださいました。


基本的な部分を作る

次の順番で、作業を進めて頂きました。
(1)”牛乳パック”に、金色の折り紙を貼る。
(2)”牛乳パック”に、竹・葉牡丹を置き、その隙間にを入れる。

園芸活動の時のように、慣れた手つきで、土を入れて、竹と松葉牡丹を飾る方もおられました
また、ご不自由な手で支えながら、土を入れてくださる方もおられました


飾り付け

竹串にポンポンを付けて、餅玉飾りを作り、それを飾って頂いたり

の飾りを「どこに置こうかな~」「ここに置いたらバランスが良いねぇ」と一つ一つ工夫しながら飾って頂いたり

赤・金・銀の水引きを好きなところに貼って、牛乳パックの周りをで結んだら完成です



門 松 完 成

とても華やかな手作りの門松が出来上がりました

利用者さん”それぞれ”が選ばれる、飾りの色や数飾り付け方などで、違った趣があります

お正月を前に、利用者さんのとても満足されたような嬉しそうな笑顔に、私たちも幸せを頂きました



余裕がある利用者さんへ
今回、門松のクラフトを早く終えられた方が数名おられ、待って頂く間に、折り紙でを折って頂きました。

始めは少し戸惑っておられましたが、徐々に折り方を思い出され、ご自分でどんどん折り進んでいかれました



~今日の中庭~

寒さが増す中でも、お花がどんどん増えています

お庭にも門松飾りを置きました お庭がいっぺんにお正月らしくなりました

牛乳パックに植えていたチューリップが出てきました 
牛乳パックが水はけが良くなく、球根が腐るかもれないため、プランターに植え替えました。

 


今回も掲示を作成させて頂きました。



今月の季節の掲示です。
鶴、富士山、鏡餅、こま、羽根つき、だるま・・・お正月らしい飾りにしました

折り紙は、皆さんに喜んで頂けるかな〜とワクワクしながら、折らせて頂きました



活 動 後 記


エクセレント東山での活動も二年目に入り、今回、2回目の年の瀬となりました。
私たちは、クラフトとして門松作りを選び、そして、少し難しい作業工程を加えました。

利用者さん達は、少し難しいかな‥という作業も、手元を見つめながら、集中して、一つ一つ丁寧に行われていました
身体のある部分が不自由であっても、何とか自分の門松を作ろう、飾ろうと、一心に取り組んでおられました

そして難しい作業を含む工程を経て、完成されると、利用者さんは、とても嬉しそうな満足そうな笑顔をされていました

今回も、こうして見せて頂く利用者さんの姿に、私たちは感動しながら、よかったな〜という充実感を頂きました



今回の活動で、次の二つの、嬉しいことがありましたので記させて頂きます。

利用者さんに言われた言葉。

「色んな色を見せてもらえるのは、感覚が研ぎ澄まされるからありがたいわ~」

私たちは、毎回、利用者さんにバラエティ豊かな、感覚を使って頂きたいと、みんなで話し合います。
そのために、色々な色も取り入れるようにしています。
今回も、折り紙ポンポンなどで、白・緑・紫・赤・青・金・銀・ピンクの色を使いました。
それを、利用者さんご自身が、意識されるくらい、楽しんでおられることを知って、とても嬉しいかったです

予定していなかった臨機応変な対応ができたこと。

今回、比較的元気な利用者さんが多い1階で、門松作りを早く終えられた方々に、折り紙を折って頂きました。
私たちは、いつも、臨機応変な対応ができるようになろうと話し合っています。
これは、メンバーの一人が、機転を利かせて取った行動ですが、”さいわい”全体として、この対応ができたことが心から嬉しいです

そしてまた、意思の疎通が難しい利用者さんが、少しお手伝いしただけで、ご自分で折り進まれて完成されました。
折り紙の”鶴”は、日本ではとてもポピュラーなものですから、利用者さんも昔々に折られたことがあるのだと思います。
素直に「すごいな〜」と感じながら、人が持つ潜在的な力を見たような気がしています。今後の活動に繋げていきたいです。




職員の皆様、今年一年、さいわいの活動にご理解とお力添えを頂き、本当にありがとうございました

一月はお休みさせて頂き、二月より、気持ち新たに、1ヶ月に一度の僅かな時間に関わらせて頂く、
私たちだからこそできる貢献を求めて力を尽くしていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します