🌷さ い わ い🌷 🌱わい🌱わい🌱

福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

びわこ学園 -2019/4/18

2019-04-23 |  ├びわこ学園

四月中旬にびわこ学園において、今月2回目となる活動を行いました。
そろそろ青空に鯉のぼりを見受ける季節となり、第2第3病棟では、それにちなんだ内容の活動を準備しました。

第3病棟では、春のお花が満開のお庭に出ることができて、ご一緒に気持ちの良い時間を過ごさせて頂きました


第1病棟

担当:まさよ、エイミー

今回は、お散歩もなく、お一人お一人に、落ち着いて関わらせて頂きました。

いつも「利用者さんは、どう感じておられるのだろう」と思って、回を重ねさせて頂いています。
繊細に、そのお気持ちを感じようと接しながら、やはりはっきり分かる様子を見せて頂けると、喜びが溢れます
今回は、二人ともが、そんな時間を過ごさせて頂きました


【活動の内容と様子】Nさん
Nさんには何回も関わらせて頂いていますが、今日は起きておられて、そしてとても気分が良い様に感じました
目がご不自由なのですが、絵本を見えるように置いて読ませて頂いていると見ておられる感じがしました。
絵本や私の顔をしっかり見てくださっている様で、目がご不自由なのを忘れてしまうほどでした

持参した絵本を3冊読み、Nさんが持っておられるピアノの絵本を、演奏して唄ったりしました
また、Nさんが持っておられるを、そばで鳴らしたり、触って頂いたり、手の平に置いたりしました。
また最後には、お声がけをしてから、足を摩らせて頂いたりもしました。

嫌だと感じておられる時には、表情が変わられるような感じがして、関わりを変えながら過ごしました


【活動の内容と様子】Uさん
最初、眠られていたので、手を握らせて頂いたりした後、絵本を3冊読ませて頂きました。
隣の部屋で、スタッフが弾かれるピアノが聞こえたので、それに合わせて「乾杯」を唄いました
その後も眠られていたので、また手を握り、ゆっくりと過ぎていく時間を、Uさんと一緒に味わおうと思って過ごしました。

その後「光の星」という絵本を読み始めたら、大きく目を開けられて、絵本を見られました
「今、見てくださってる!」と思い、一生懸命、読ませて頂きました

その後は、また起きたり眠ったりされていましたが、最後の「おやすみなさいのほん」の時にはすっかり起きておられて、
「おやすみなさいの本なのに起きられましたね〜」と、スタッフの方が来られて笑っておられました。



【活動の感想】
・スタッフの方に、利用者さんやご家族のこと等のお話を聞かせて頂けて、利用者さんへの親しみがわきました
・絵本を選ぶ時には「この方にはこれかな、あの方にはこれかな〜」と、利用者さん達の姿を思い浮かべながら選んでいます。
そんな時に、親しみを持たせて頂いているんだなぁと、ふっと実感がわいてきたりします
・今日は、久しぶりに起きておられて、絵本を聞いて頂けて良かったと嬉しくなりました
・今日、行かせて頂いた部屋は、カーテンが全部開けてあり、日射しが入って、明るくて清々しくて、気持ちが良かったです




第2病棟

担当:ちはる、アン

今回も、ぼのぼのグループさんと関わらせて頂きました。
8名の利用者さんと、4名の職員さんがおられました。

前回のように、皆さんのお顔が見えるように、並んで待っていてくださいました

今回第2病棟では、5月5日の”子どもの日”にちなんで、卵パックの鯉のぼりを、一緒に作らせて頂く計画を立てました。
そのことを、皆さんにお伝えしながら、ご挨拶して、いつものようにを鳴らして始めました。


【活動の内容】

*ご挨拶 『切手のないおくりもの』を唄う
*〔紙芝居〕『はじめまして』『こいのぼりさん ありがとう』
*〔触れる感じる〕 ”卵パックの鯉のぼり作り”
 折り紙をぎゅ〜っとにぎって、卵パックに入れて頂きました
 1回目は、青系の折り紙で”青い鯉のぼり”を、2回目は、赤系の折り紙で”赤い鯉のぼり”を作って頂きました。
*〔歌を唄う〕『こいのぼり』
 唄いながら卵パックをホッチキスで留めて、鯉のぼりを完成しました
*〔歌を唄う〕『春の小川』

利用者さんに、にぎって頂く”折り紙”は、青系&赤系の、様々な”模様”違う”質感”のものを準備しました
にぎって頂く時には、職員さんが手を添えてくださいました


【活動の様子】
〔紙芝居〕
・シンプルな絵の『はじめまして』は、こちらを向いて見ておられる方もいて、耳を傾けてくださっていると感じた。
・『こいのぼりさん ありがとう』は、子どもの日の由来の話で、少し難しかったが、絵を見てくださっていた。
〔触れる感じる〕
お一人ずつ回って作って頂いたので、自分の順番が待ちきれない様子の方が多かった
・職員さんと一緒に、ぎゅ〜として、卵パックにポトッと入れると、皆さんが満足そうなお顔をされていたと思う
・目がご不自由な方の手の近くに、折り紙を持っていくと、二枚の折り紙をつかみ、頭にこすりつけておられた。
職員さんが、感触を確かめておられるのだと、教えてくださいました。
・1回目と2回目と、職員さんは、最初の時とは”違う質感”のものを、勧めておられた
・いつも薄目を開けておられる利用者さんは、目の前の折り紙を、目を大きく開いて、とっても真剣に選んでおられた。
そして、職員さんに手を添えてもらって、ぎゅ〜として、卵パックにポトッと入れられた後に、発作を起こされてしまった。
職員さんが「少し頑張り過ぎたようです。でも大丈夫ですよ~」と落ち着いてフォローしてくださり、発作はすぐに収まった。
〔歌を唄う〕
・『春の小川』を唄っていた時に、床に座って、外を眺めている利用者さんがおられた。
外から風がふわっと入って来て、とても気持ち良さそうで、リラックスしてくださっているのかなと感じた


【活動の感想】
・活動スタートの時は、二人とも、ドキドキしましたが、利用者さんのお顔を見ると不思議と緊張が緩みました
・発作を起こされた時には驚いたが、職員の方の対応で、すぐに落ち着かれてほっとした。
利用者さんのやりたい意欲の高まりと、その全体的な状態を、もっと繊細に感じながら接していくよう心がけたいと思う。
利用者さんが見せてくださった、やりたい意欲は、すごいな~素晴らしいな~と思った
手を添える、手を貸すという時も、利用者さんのこの意欲を大切にして行うことが必要と感じた。
皆さんそれぞれが、少しずつ違う反応違う対応をされることを、改めて感じた。
・見学を含めると3回目の活動となり、お名前はまだ覚えられないが、利用者さんとの距離が少し縮まった気がする




第3病棟

担当:たえ、しげよ

今日は、天候にも恵まれ、以前から希望していた、散歩に行かせて頂きました。
予定して頂いていたのは、クレヨングループさん(6名)でしたが、 ガンバグループさん(8名)も参加してくださいました
散歩ということで、いつもより多い人数の職員さんがご一緒してくださいました。

外に出た利用者さん達は、花壇の周りで”半円”に並んでくださいました
そして皆さんがこちらを見てくださっている、花壇の前で、絵本を読んだり、を唄ったりしました


【活動の内容】
*絵本を読む
 『ひなたぼっこです』『うえきばちです』『こいのぼりくんのおさんぽ』『はるのごほうび』
*歌を唄う 「こいのぼり」「鯉のぼり」
 鯉のぼりの”クラフト”をお渡しする時に、唄いました

最後に、”鯉のぼりのクラフト飾り”を、お一人お一人にプレゼントさせて頂きました
そして、お部屋までお送りして、活動を終了しました。


【活動の様子】
今回は、絵本を読んだり歌を唄ったりしながら、ゆっくり屋外で過ごすことができました
利用者さんにも、全体的に穏やかな表情の方が多かったように感じました。
気持ちがいいな〜という感じが伝わってくる方や、嬉しくてはしゃいでいる方、また慎重に感じている方もおられました。
職員さんが「今日は、〇〇さん、ご機嫌やねぇ」「〇〇さん、よく笑わはるねぇ」など、言われていました

〈絵本〉
・職員さんが「珍しく、おとなしいな〜」「集中してはる感じですね〜」と教えてくださる、利用者さんがおられました。
気付けば、いつものように口に手を入れておられず、落ち着いておられる感じがしました。
・小さめの絵本は、見えにくいかな〜と思い、お一人お一人の前に、移動しながら読ませて頂きました。
〈歌を唄う〉
握っていた手にぎゅっと力が入り、こちらを見て「あぅあぅ」と口をパクパクして、唄いたそうにされる方がおられました。
「この歌ご存知なんですか〜?お好きなんですか〜?」と話しかけると、嬉しそうに、唄いたそうに口をパクパクされていました。
そして、 握った私の手を、リズムを取るように振っておられました。歌が終わると、拍手をしておられた様に見えました。
利用者さんの、いつもとは違う、とても積極的な気持ちを感じました


【活動の感想】
・いつもは落ち着かれない、ある利用者さんが、今日はいつもより穏やかに落ち着かれていたと感じた
晴天の屋外は、本当に気持ちが良く、私たちも気持ちが急くことなく、過ごさせて頂いたように思います。
・散歩は、私たちも気持ちが緩み、リラックスして楽しんで、より近くに利用者さんを感じて関わらせて頂けると思いました
屋外では利用者さんも、いつもとは違う”表情”や”様子”の方が多かったと思う
これからも、病棟の方と相談しながら、心地良い季節を肌で感じて頂ける機会を作っていけたらいいな〜と思った。






自然界は、桜の季節から、新緑の季節へと、移り変わっています。
いつも私たちに、ゆったりとした自然のリズムを思い出させてくれる、”びわこ学園”の木々にも青葉が芽吹いています

次に行かせて頂く時にも、びわこ学園を包み込んでいる自然から、いっぱいの力をもらえたら〜と思っています


活動の準備風景です






レスパイトハウス〜刺繍の会

2019-04-15 |  ├レスパイトハウス

日本中から美しい桜の映像が届けられる中、4月を迎えてすぐの東大寺公園も、桜のお花でいっぱいでした
そんな中、私たちは、レスパイトハウスへ刺繍をしに行って来ました



以前のブログにも少し書きましたが、親子レスパイトで宿泊される時には、ご家族は薬草風呂に入られるそうです。
その薬草を入れるに、”大仏様”の刺繍をするお手伝いをさせて頂きました

今回、事務局の方と食事プロジェクトのリーダーのほか、親子レスパイトに参加されるお母様3人も参加されていました



レスパイトハウスで染められたものだそうで、その年の染め方によって、色が違うのだそうです。
今回使った糸は、”ハス”で染められたものでした。

生地はです。糸や道具だけではなく、刺繍のやり方の分かりやすい図も準備してありました


まず生地に、青のチャコペンシルで、下絵を描いていきました。
生地がずれないように幾つもの手で押さえて、”大仏様”の細かい部分まで丁寧に描きました。

そして本番の刺繍です。最初は、なかなか難しいな〜と思いましたが、ひと針ひと針、丁寧に刺していきました


大仏様の刺繍が終わったら、ミシンに縫って出来上がりです

スチームアイロンをかけると、下絵も薄くなり、ピシッと仕上がりました。


一枚を心を込めて作りました

みんなが、下絵に沿って集中して針を刺していきましたが、出来上がりがそれぞれ違っていて、とても面白いです




また一つ、レスパイトハウスで初めての経験をさせて頂きました

裁縫が好きなメンバーも、そうでないメンバーも、
終わった後のみんなの感想は『楽しかったねでした


初めて参加させて頂いた刺繍の会で、ご一緒したみなさまと〜

ありがとうございました















びわこ学園 -2019/4/4

2019-04-09 |  ├びわこ学園

びわこ学園において、四月の1回目の活動を行いました。
三月の2回目の活動が、祝日に重なっていて行わなかったので、久しぶりの活動という感がありました。

春らしい気持ちの良い晴天に恵まれて、自然界の草花は活き活きとして元気でした。
2病棟には、桜の花クローバーを、3病棟には桜の花タンポポを持参しました
また、暖かな気温の中を、1病棟では散歩に同行させて頂いたりしました。




第1病棟

担当:まさよ、エイミー

今回は、全体としての活動はなく、お一人お一人に関わらせて頂きました。
担当の一人は、職員さんが利用者さんを、散歩へ連れて行かれるのに、同行させて頂きました。


【活動の内容と様子】AさんNさん
第1病棟へ行くと、AさんとNさんが職員さん2人と、散歩へ行かれるところで、私もご一緒することになりました
Aさんは、車椅子に乗られていて、起きておられて、外の気持ちの良い空気を喜んでおられるようでした
ストレッチャーのNさんは、寝ておられて、気持ち良すぎて寝ておられるのかなと職員さんが話されていました

散歩中、職員さん達は、NさんとAさんに対して、私が聞いていてもワクワクしそうな会話や対応を続けられていました
寝ておられるから必要ないというのは全くなく、お二人を楽しませようとされていました。


職員さんは、半周ほど歩いて散歩を終えて、第3病棟から病棟内へ、入って行かれました。
これは、Nさんが知っておられる職員さん(以前第1病棟におられた)会わせてあげようと思われての事のようでした。
そして、その職員さんが来られて、Nさんに「久しぶりだね」と話をかけられると、Nさんは目覚めておられました

お部屋に戻ってからは、Nさんに、絵本を読ませていただきました。
Nさんに絵本を読むのは久しぶりだったので、どう感じられるかなと様子を見させて頂きながら、ゆっくりと読みました。


【活動の内容と様子】UさんAさん
Uさんに、春を題材にした絵本を、3冊読ませて頂きました。
ほとんど眠られていて、時々薄っすら瞼が開くかなという感じだったので、静かに手を摩ったり握ったりさせてもらいながら、
「外は桜が咲いて来ましたよ〜、春が来ましたね〜、またお散歩してくださいね〜。」等、話かけさせて頂きました。

そして職員さんの促しで、散歩から帰られたAさんに、絵本を4冊読ませて頂きました。
Aさんは、近くに行かせてもらうと、なんとなく喜んでくださってるような感じがしました
絵本を読んでいると、笑われたり声をあげられたりされて、絵本がお好きなんだなぁと思いました

絵本の後は、手遊び歌の「お寺の和尚さん」や、「春が来た」「ずいずいずっころばし」等の歌を唄いました。
今日は、Aさんと、今までより少しお近づきになれたように感じました



【活動の感想】
・散歩中も帰る間も、職員さん達は、常に利用者さん達が、喜ばれることを探して行動されていました
そしてそれを、職員さん達も喜ばれておられるように感じました。
その会話や対応される様子をすぐ側で見せて頂けて、ただただ頭が下がる思いがしました。
・今日は、Aさんが楽しそうにしてくださって、いつもの静かな第1病棟さんとは違った雰囲気を感じることができました




第2病棟

担当:ちはる、さいは

今回の第2病棟は、ぼのぼのグループさんの、11名の利用者さんと関わらせて頂きました。
3名の職員さんがおられました。

お部屋に入ると、皆さんのお顔が見えるように、絵本や紙芝居が見やすいように、並んでくださっていました
車椅子の方やベッドの方もおられるので、職員さん達が、工夫してくださったのだと思います感謝です

を鳴らして〔紙芝居〕〔絵本読み〕〔触れる感じる〕〔歌を唄う〕のカードをお見せしながら、進めていきました


【活動の内容】

*ご挨拶 名前を言ってご挨拶した後に『切手のないおくりもの』を唄う
*〔紙芝居〕〔歌を唄う〕『ひーらいた ひーらいた』
 歌は、紙芝居の内容に合わせた「ひらいた ひらいた」の替え歌です。
*〔紙芝居〕『はらっぱでみつけたよ』
*〔歌を唄う〕『ちょうちょう』〜蝶々のモビールも動かして〜
*〔歌を唄う〕『春が来た』
*〔絵本を読む〕『はるのやまはザワザワ』
*〔絵本を読む〕『ちっちゃなてんし』
*〔触れる感じる〕 ”桜の枝”と”クローバー”を持って回る。
 この時に、利用者さんお一人お一人の”お名前”を聞かせて頂きました。
最後に『春の小川』を唄って、終了しました。

蝶々クローバーのモビールを、職員さんが飾ってくださると〜
顔を上げて見ておられる利用者さんもおられました


【活動の様子】
〔紙芝居〕
・『ひーらいた ひーらいた』を、良く見てくださり、耳も傾けてくださったと感じた。
いつもは薄目を開けておられるMさんが、しっかりと目を開けて、見てくださっていた
・Mさんは『はらっぱでみつけたよ』も、途中、大きく目を開けて見てくださっていた。
〔歌を唄う〕
利用者さんのお顔が見えて、楽しく唄うことができた
・「ちょうちょう」を唄いながら、動かした蝶々のモビールを、よく見てくださっていた。
〔絵本を読む〕
・一人が読む時には、もう一人は利用者さんの側で一緒に聞かせてもらった。
・近づくとチラッと見られましたが、嫌ではないようだったので「隣で一緒に聞かせて頂きますね~」と言って座りました。
・絵本は小さいが、絵が鮮やかなので、遠くても、しっかり見ておられる感じがした。
〔触れる感じる〕
・開いた手の平に、”桜の枝”をおくと、枝をぎゅーっと力強く握って、嬉しそうな表情をされたように感じた
・”クローバー”を見て頂くと、指先でつまんで持ってくださったり、つかもうとされたりしました
・桜が満開の枝だったので、少し上から「こんな風に咲いていますよ」と言いながら、見て頂いたりもした。
この時に、目で追ってくださったり、手を上下に動かしたりされていた
・”桜の枝”を、鼻の近くに持っていくと、鼻をクンクンされて香ろうとされた方もおられた
・今回初めてのショートステイの方は、目が痛くて、いつもは目を閉じておられるようですが、”桜の枝”を鼻に近づけると、
目を開けて身体を動かしておられました。職員の方が「いつもより活発にされてる」と言われていました。
枝をもっと近くに持っていくと、それはお嫌のようでした。


【活動の感想】
・最初の歌『切手のない贈り物』を唄い始めると、親しい雰囲気が広がっていく。
この歌にも、この歌で始める活動にも、慣れてくださっているように感じた。
利用者さんのお顔が見えるような配置にしてくださったお陰で、一つ一つを、落ち着いて行えた
・お顔が見えて、様子が分かることで、活動を”楽しむ”ことができ、私たちの”充実感”が増した。
利用者さんが感じられていることを、さらに繊細に感じれるようになりたいという”意欲”も湧いた
・触れる感じるは、職員さんが、声を掛けてくださり、手を添えてくださったお陰で、行うことができた




第3病棟

担当:たえ、しげよ

今日は、ガンバグループさんに、入らせて頂きました。
クレヨングループさんからも2名の方が参加され、利用者さん10名と、職員さんが2名おられました。

お部屋に入ると、私達に気が付かれた利用者さんが「あー!」と、笑顔で寄って来てくださいました
本当に、回を重ねてきたんだな〜と実感させて頂いた、とても嬉しい瞬間でした。

クレヨングループさんのお二人は、絵本と歌が大好きな方々で、入浴時間前の僅かな時間に、職員の方が連れて来られていました
「紙芝居、楽しんで下さいね〜」「歌、一緒に唄いましょうね〜」と、 声をかけると、パァ〜と笑顔になられていました。

自己紹介をかねてご挨拶をさせて頂いてから、始めました


【活動の内容】
*紙芝居 『おーい、はるだよー』
*歌を唄う 「春が来た」
*紙芝居 『のはらでなわとび』
*絵本を読む 『さくら』
*見て&香って ”桜の枝”と、写真集『さとやまさん』『桜守のはなし』を持って回る
*見て&香って ”タンポポ”と、写真集『タンポポのわたげ』を持って回る
*歌を唄う 「さくら」「花」(春のうららの隅田川)「春の小川」「春が来た」
 〜事前に使用したいとお願いしていた、タンバリン・鳴子・鈴などを使いながら
*絵本を読む 『はるかぜのたいこ』『はるですよ』

季節”春”を、”楽器”を使って歌を唄うことでも、楽しんで頂きたいと思いました


【活動の様子】
〈紙芝居&絵本〉
・前回の歌の時に、いつもの厳しい表情から少し和らいだ表情になられた利用者さんが、
今回は、最初から表情が穏やかで、紙芝居や本もじっと見てくださっていました
〈見て&香って〉
・嬉しいや楽しいを、足をぴこぴこと上げて表現される、目がご不自由な利用者さんの、
お顔の近くまでお花を持って行くと、薄っすらと目を開けられて、表情を緩められたようでした。
・見開き1ページの桜の写真を、じーっと目で追って見てくださる方もおられた。
・タンポポを、目がご不自由な方のお鼻の近くに持っていくと、少し目をパチパチされた(それまでは眠っておられたようだったが)。
〈歌を唄う〉
・皆さんが、とても楽しそうに参加してくださった
活き活きとされて、ご自分から楽器を取りに行かれる方もおられました
〈その他〉
・屋外の様子が気になるようだった利用者さんに、声を掛けさせて頂くと、何度も「うん、うん」と頷いてくださった。
この利用者さんが意思表示をされるのを、私は初めて見させて頂いた


【活動の感想】
利用者さんが喜んでおられる姿を見ると、紙芝居を読むのも、歌を唄うのも心が弾みます
ボランティア活動を、良いものにしていこうという力は、利用者さんから頂いていると実感しました
・ご自分から楽器を取りに行かれる利用者さんを見て、利用者さん自身に何か行って頂くことを考えていきたいと思った。
・本の大きさや文章の量などを考えて、絵本や紙芝居を選ぶのは、難しいが、やり甲斐のある過程でもあると感じた。
・私が香ると、草っぽい感じのタンポポを、利用者さんは違うように感じられているのかもと思った。





今回、1ヶ月振りの活動となりましたが、びわこ学園は、いつものように心地の良いゆったりとした空気に包まれていました。
その空気に触れて、何か懐かしいようなホッとしたような気持ちにもなりました。

次の活動の時は、さらにお花も美しい頃となります
お天気にも恵まれて、利用者さんのご都合が合えば、お散歩に行かせて頂けたらいいなと思っています
もちろん、楽しみながら、絵本や紙芝居等の準備も整えていく予定です





レスパイトハウス〜慈善作品展

2019-04-06 |  ├レスパイトハウス

の花が見頃を迎える頃の、3月末に、レスパイトハウス慈善作品展が催されました
奈良の地元作家さん達の協力によって、二年に一度の割合で開催されているそうです。


私たち”さいわい”にとっては、もちろん初めての慈善作品展でした

最初は作品展を観覧のみさせて頂く予定でしたが、当日のお手伝いもさせて頂きました



レスパイトハウスは、いつもとは全く違う雰囲気でした。
地元作家さん達の作品が美しく並べられていて、まるで素敵なギャラリーのようでした。

私たちは、会場内をご案内したり、購入希望の方に対応したり、また販売物を包装してお渡ししたりさせて頂きました


様々な作家さんの、バラエティ豊かな作品が展示されていました

コサージュやコースターやタペストリーを出展されている作家さんと、少しお話する機会がありました。
糸から一本一本染めて、そして、ひとつひとつの作品に合う糸を選びながら、織り上げていかれるそうです

どの作家さんの作品も、素人からは想像できない、時間が尽くされているのだろうなと思いました




お部屋から見える、レスパイトハウスのお庭にも、が広がっていました

モクレンのお花の香りに誘われて、展示会場に入って来たと言われていた方もおられました



今回、1日だけのお手伝いでしたが、ゆったりとした空間で、美しい作品に囲まれて、充実した1日を過ごさせて頂きました。
こんなに沢山の作家さん達も、奈良親子レスパイトハウスを応援されているのだな〜と感じて、心が温かくなりました

”さいわい”として、レスパイトハウスに関わらせて頂かなかったら、知り得ないことでした。
この機会に恵まれて、心から感謝感謝です