熱海城までの急坂を登ったら今回最後のイベント?
本来は熱海城の天守閣で景色を楽しもうとしたが
先ほどのカフェで大満足してしまいどうでもよくなった(笑
(熱海城は過去に二回訪れているので、別にいいかなと)
さて
伊豆山タクシー無き今、熱海地区最後となってしまった
キングタクシーのマークⅡを呼んで熱海駅まで帰ろう。
宿を出てすぐにキングタクシーへ電話し
担当運転手さんが出勤されている事は確認済み。
再度電話して熱海城前にいる事を配車係の方に伝える。
昼下がりの熱海城前で眼下に広がる熱海市街を見ながら
ノ~ンビリと待っていた。
今回も楽しい熱海旅行だったな。
たまには電車で来るのもいいものだ。
10分もすると坂の下からエンジン音が聞こえてきた。
滅多に上がってくる車もないのでおそらく私が呼んだタクシーだろう。
運転手の○田さんはお元気かな?
案の定キングタクシーの黄色い車体が見えた。
あれ?なんか変だ・・・?
マークⅡを指名したのにその車は日産クルーだった。
○田さんが捕まらなくて別の方が来たのかな?
と思ったが運転するのは○田さん。
私を見つけて手を挙げる。
もしや・・・と思って乗車し挨拶もそこそこ訊ねると
『いや~、マークⅡが廃車になってしまいましてね』
え、ええ~??
『やはり再生エンジンを積んでいてもピストンリングもダメになってしまうし
熱海は坂が多いから・・・』
知らぬ間にあの6号車もついに終焉の時を迎えていたのだ。
部品取りだった2台共に既に処分されたとの事だった。
あのマークⅡタクシーが熱海の名物になってくれたら
運転手の○田さんの為にもなるだろうと勝手に思っていた。
前にブログで取り上げた130Zのパトカーも
マークⅡタクシーも個人の保存と違い仕事で使うには
仕方ないのだろう。
仕方ないと割り切ろうとしても頭の中はショックでした。
無くなってしまったGS
経営が代わったホテル
そして80系マークⅡタクシー
少しの合間に時代は確実に流れているのだと実感。
『今日はお客さんが全然いなくて、熱海城から駅までなんて珍しいですよ~♪
ご指名ありがとうございます』
海岸通り沿いを通っていこうとした運転手さんに
銀座を通って福島屋旅館の前を通ってもらうようにお願いをした。
銀座の交差点を右折すると坂の上に福島屋がいつもと変わらずに
建っている。
宿の前に来ると車は減速した。
『寄っていかれますか?』
「いや・・・いいです」
車窓から流れ去る福島屋を見て
(いつか、また・・・)
心の中で呟いた。
熱海城から熱海駅までは¥1320だった。
それでも運転手さんは喜んでくれた。
マークⅡタクシーが無くなっても
熱海でタクシーに乗る機会があったら
私はまた○田さんを指名します。
【熱海旅行記 おわり】
本来は熱海城の天守閣で景色を楽しもうとしたが
先ほどのカフェで大満足してしまいどうでもよくなった(笑
(熱海城は過去に二回訪れているので、別にいいかなと)
さて
伊豆山タクシー無き今、熱海地区最後となってしまった
キングタクシーのマークⅡを呼んで熱海駅まで帰ろう。
宿を出てすぐにキングタクシーへ電話し
担当運転手さんが出勤されている事は確認済み。
再度電話して熱海城前にいる事を配車係の方に伝える。
昼下がりの熱海城前で眼下に広がる熱海市街を見ながら
ノ~ンビリと待っていた。
今回も楽しい熱海旅行だったな。
たまには電車で来るのもいいものだ。
10分もすると坂の下からエンジン音が聞こえてきた。
滅多に上がってくる車もないのでおそらく私が呼んだタクシーだろう。
運転手の○田さんはお元気かな?
案の定キングタクシーの黄色い車体が見えた。
あれ?なんか変だ・・・?
マークⅡを指名したのにその車は日産クルーだった。
○田さんが捕まらなくて別の方が来たのかな?
と思ったが運転するのは○田さん。
私を見つけて手を挙げる。
もしや・・・と思って乗車し挨拶もそこそこ訊ねると
『いや~、マークⅡが廃車になってしまいましてね』
え、ええ~??
『やはり再生エンジンを積んでいてもピストンリングもダメになってしまうし
熱海は坂が多いから・・・』
知らぬ間にあの6号車もついに終焉の時を迎えていたのだ。
部品取りだった2台共に既に処分されたとの事だった。
あのマークⅡタクシーが熱海の名物になってくれたら
運転手の○田さんの為にもなるだろうと勝手に思っていた。
前にブログで取り上げた130Zのパトカーも
マークⅡタクシーも個人の保存と違い仕事で使うには
仕方ないのだろう。
仕方ないと割り切ろうとしても頭の中はショックでした。
無くなってしまったGS
経営が代わったホテル
そして80系マークⅡタクシー
少しの合間に時代は確実に流れているのだと実感。
『今日はお客さんが全然いなくて、熱海城から駅までなんて珍しいですよ~♪
ご指名ありがとうございます』
海岸通り沿いを通っていこうとした運転手さんに
銀座を通って福島屋旅館の前を通ってもらうようにお願いをした。
銀座の交差点を右折すると坂の上に福島屋がいつもと変わらずに
建っている。
宿の前に来ると車は減速した。
『寄っていかれますか?』
「いや・・・いいです」
車窓から流れ去る福島屋を見て
(いつか、また・・・)
心の中で呟いた。
熱海城から熱海駅までは¥1320だった。
それでも運転手さんは喜んでくれた。
マークⅡタクシーが無くなっても
熱海でタクシーに乗る機会があったら
私はまた○田さんを指名します。
【熱海旅行記 おわり】