あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

氷川丸 非公開個所探索ツアー

2006-08-06 22:14:41 | ヨコハマ
先週の日曜日に山下公園の氷川丸に乗船してきました。
氷川丸では日曜日の14時から「キャプテンズ・ツアー」という船内の非公開個所を案内してくれる催しを行っております。
立ち入り禁止区域に堂々と入れるっていいですね~

http://www.hmk.co.jp/emenu/capts_tour/capts_tour.html

前回行った時は15人程の参加者がいたのですが今回は私たち(安全体操さん、さまひさん)3人と家族連れ4人のみ。

夏休みに入ったのでもっといるかな、と思っていたのですが…。
でもそのぶん余裕が出来動きやすかった。

一等スモーキングルーム

日本では数少ないアールデコ様式の装飾。
ここは戦時中、病院船改装時にも手を付けられずに戦前のままだそうです。
描かれている絵ですが特に有名な画家では無いとの事。


貨客船時代は食堂として。現役を退いてからは宴会場として使われています。
天井のシャンデリアがわずかに揺れているのは船体が固定されておらず
アンカーで係留されている証拠、係留船の証。
たしか「もっとあぶない刑事」の製作発表もここだったと思う。



そして機関室に移りシャフトトンネル室へ!
この水密扉の向こうになります。


黒いシャフトがエンジンからスクリューへ動力を伝えます。


が…すぐに切れています。



奥がスクリューの部分。まさにトンネルです。



実は氷川丸にはスクリューがありません。
小学校の時に読んだ本では船として引退後の改装時に「いかなる時にも船として使う事が出来ないように」と船舶法の決まりではずされた、とありました。
同じく舵も水面下では切断されていると。

そのスクリューを外す時のパネルがありました。

その話しが長年頭にあり案内してくれる船員さん(Hさん)に尋ねてみると意外な答えが返ってきました。

「船舶法ですか?どうでしょう、それよりも氷川丸の引退時は今より金属が高かったので、その為に外されて売られたと考えられます。おそらくどこにも保管されておらず溶かされたのでは。舵ですか?いえ、切断されてはいないと思いますよ」


ちなみに「あぶない刑事」17話『不信』でこのシャフトトンネル室が出てきます。
放送を見た時に「どこだろう?」と場所が判らなかったのですが今回の探索で
確信しました。(子供が船内で殺人を目撃してしまうお話し)

下の画像は山下公園から見える船尾を内部から見たところ。
この辺りは水面下です。




ご案内&解説してくれたHさん。ありがとうございました。(実は箱スカの本物R乗り。おまけに510ブルもお持ちでしかも私と同区内に住んでいます)

皆さん、氷川丸非公開箇所ツアーはお薦めですよ!



 ☆次回予告 「一隻だけ違う救命ボートの謎とは?」

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする