週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
045-941-3541

合同初盆会

2012-07-30 23:58:20 | 近況報告

日曜日は合同初盆会が勤められました。


どうしても熱気が籠もってしまう本堂でしたが、ご一緒に正信偈をお勤めしてくださる方もいてくださり、実りある法要となりました。


そもそも「お盆」は、「盂蘭盆(うらぼん)」の略称です。

盂蘭盆の起源は、一説にサンスクリット語の「ウランバナ」の音写語であると言われています。
その訳を調べると、必ず「倒懸」という言葉が出てきます。

もともと「ウランバナ」には「逆さ吊り」という意味が含まれているということで、「倒れて懸かる」という「倒懸」が訳語になったようですが……分かりづらいこと、この上なしですね。(笑)

その次に出てくる説としては、古代イラン語の「ウルヴァン」を語源とするものがあります。
意味としては「精霊」「霊魂」などが当てはまるため、これがインドに伝わって盂蘭盆の起源になったとも言われています。

ただ、仏教学的にはどちらも確証がないようなので、一般的な説としてとらえるくらいがいいと、大学(仏教学科)で習ったのですが……最近はどうなのでしょうか?

(「逆さ吊り」される主体は死後の人間(霊魂)ですが、そのような記述はインドには残っていないとのことでした。)

もう15年以上も前に聞いた講義なので、果たしてどうなっていることやら…。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。