サーラ Notes

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自立へ向けての愛し方

2013-06-07 | 子育への提案
愛の大切さを書いてきましたが、子どもを尊重すること愛することの大切さをお伝えすると、
では私は何もしなくていいんですねという親御さんがおられます。

でも『子どもを尊重する』=(イコール)子どもの言うまま行うままにさせる、という訳ではないです!

幼い頃ほど、ミルクをあげたりオムツを替えたりと、子どもが欲することにそのまま応えることが多いと言えるでしょう。
そして、子どもが精神的にも生活的にも自分で出来ることが増えていくに連れて、
『自立』ということを意識して、心や言葉を添えていくことが必要ではないでしょうか。

では『自立』とはどんな事でしょうか~


それは、子どもが自分のことを、自分で考えたり悩んだりして決断(選択)していけること。
そして、身分の決めた事に対して真摯に向き合い力を尽くしていけることです。
その中には、自分が選択したことや関わったことに、責任を感じる力と、責任をとる力が含まれます。


自立を、仕事に就くこと、家庭を持つこと、実家を出ること等と考えるのも一つの捉え方でしょう。
大切なのは、それらに向き合う姿勢なのではないでしょうか。
この見えない部分こそが、心の自立、精神的な自立だと言えると思います。


自立を次のように言い替えることもできます。

自立とは、自分が大切にしたいと思ったコト、自分が大切だと感じたコトを、大切にする力である。


だからこそ、幼い頃から、大切なものを大切にする練習を重ねる必要があります。
幼い頃は、玩具であったり縫いぐるみであったり~
思春期は、趣味であったり、クラブであったり、将来の夢であったり、誰にも打ち明けない心であったり~
青年期は、目標に達するための勉強であったり、自分の意思であったり、自分自身であったり~


幼い時ほど、大切なモノを大切にするとはどんなことかを教える時期ですから、
すぐに結果を見ようとせずに、気長に構えて、一緒に考えてやり、一緒に行ってやることが必要です。

成長するにつれて、子ども自身が今大切にしたらいいコト、また大切にすると決めたコトを、
大切に出来ていないならば、その時はそれをしっかりと指摘し伝えることが必要だと思います。

時には強い口調で叱責したくなるようなことがあるかもしれません。
これも愛するからこその態度です!

また子どもが、はっきりとした自分の考えを持つような年齢になっても、親自身が持つ考えや思いを、
「私は~と思う」「~だから、それはおかしいと思う」等と伝えることも、子どもが大切だからこその態度です!


個性ある親(魂)が個性ある子ども(魂)を、個性ある環境で育んでいく訳ですから、他が参考にならないことも多いです。
だからこそ、育む側にも、自らの愛を育てていこうとする姿勢が必要なのではないでしょうか。

愛があれば、その愛が最善の子育てを導いてくれる!
それが、私が相談を通して実感してきたことです。





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