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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:『詐欺広告による被害の拡大』の問題の本質

2024年05月25日 16時21分34秒 | 社会全般
著名人を悪用した、詐欺広告による被害の拡大しているとの報道が最近目立っている。オレオレ詐欺と違ってこの詐欺は、主に投資詐欺との事であるが、これは騙される方が社会人としての幼稚さを露呈していおり、二つの側面で問題点を深堀したい。

先ず一つ目は、殆どの日本人は、「うまい話には裏がある」と教わっているハズである。しかし、騙される人が後を絶たない。それで儲け話に騙される人は、騙す人よりも騙される方も悪いと言いたい。

社会人として世の中の仕組みを学べば、利益を出す事がどれ程大変で、簡単な事では無い事は分かっているハズである。うまい話など有るハズがない事は、社会人として知っておくべき常識であろう。この常識を持っていれば、騙される事はあり得ないと言いたい。

二つ目は、何故有名人が宣伝している事に影響されるのだろうか?有名人が何か宣伝めいた事をすると云う事は、TVのコマーシャルと同じである。お金をもらって宣伝しているのであって、本当に良い商品やサービスを宣伝している分けではない事も、一般常識であろう。

しかし残念ながら、日本では有名人によるコマーシャルはかなり効果が有る為、大金を払って有名人にコマーシャルに出てもらうケースが大変多い。因みに、アメリカでは有名人による商品のコマーシャルは殆ど見た事がない。それは、アメリカ人が社会常識を持っているからであろうし、自分の商品の良し悪しを判断できる人の割合が多いからであろう。残念ながら、我々日本人は、まだまだ自立していない事が、この様な詐欺被害に会う人が多いのだろう。

今回はTVコマーシャルの様に、依頼を受けての宣伝ではなく、勝手に使われたケースであるが、他人に影響されやすい日本人の欠点を突いた、詐欺であり、この欠点を治す事しか対処方法がないだろう。
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