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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:2月22日の日経「鴻海、まずはEVで連携」から見える日本の社会の問題点

2025年03月29日 12時18分50秒 | 経済
台湾の鴻海が日産への支援に興味がある様で、ホンダとの協業を提案しているとの記事が先月22日にあった。近年、日本の大企業が経営不振から海外企業に買収されたり、経営者が外国人になるケースが多い。これは日本人が経営する能力が無い事を意味している。

何十年も大きく成長を続けている日本の大企業は大変少ない。日本人ではない孫さんのソフトバンク等の振興の企業以外では…。少なくとも、歴史の長い企業では見当たらない。トヨタ以外の殆どの大企業は、既に創業者の子孫以外の人達が経営に携わっていて、世間的には東大を頂点とする俗に云う超一流大学出身者が経営者になる事が殆どであろう。

一方で、台湾ではこの鴻海やTSMC、韓国でも複数の企業が日本の得意だった領域を制覇している。

この問題が意味する事は、東大を頂点とする日本の高等教育が、世の中に必要な人材を排出していないと云う事であろう。特に昨今、東大出身者が多い企業程、業績が悪くなると云う事を言っている人が複数人居る。実際、自動車業界では、日産の東大卒の割合がトヨタやホンダに比べて多い様だ。そして、霞が関の役人の所業は目に余るモノがある。

理工系の学生であれば、その道での研究を推し進める事で社会に貢献できる事が期待できる。しかし一方で、文系の学生は、クダラナイ優越感のみが醸成されているのではないだろうか?

東大生は、減点主義の日本の社会で減点が少ない学生として、東大に昇りつめた人間である。その為、減点される事、即ち批判を受ける事を極端に避けるのであろう。批判をされたくない、そして失敗を恐れる人達なのだろう。

その様な心理状態にある人間は、前例のない事はできないし、当然チャレンジはできない。その様な人間が企業のトップになったら、その会社は停滞し、場合によっては破綻に向かう事もある。

理工系の研究者であれば、失敗が何時も付き物である事を知っているが、文系の高学歴の人間は、失敗を極端に恐れるのだろう。人間は、失敗から学ぶ事が多いのだが、失敗を恐れ、批判を恐れるが余り、何もしない、そして自分達の利益のみを追及する社会のとっての癌の様な人間になってしまっている。

この様な高学歴の文系人間には、額に汗して働く事の尊さを学んでもらうしか、彼等を社会にとって役に立つ人間育てる方法ないのではないだろうか?
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