4月28日の日経に掲載された論文「米高等教育の危機」は、大変素晴らしい内容で、是非多くの人に読んでもらいたい。今の社会、そして大学と云う高等教育機関内での問題を的確に表現している、非の打ち所がない論文である。
本日のこのBlogで紹介した論文は先に自分が書いたBlogの裏付けにもなっているので、是非とも紹介したい。この論文は解説する必要もなく、殆どがコピべになる事をご了承頂きたい。
先ずはこの論文の最初の方に、次の記載がある。「日本ではあまり知られていない米国の大学に内在する危機的な状況をを紹介し、それが社会の分断と政治の二極化を推進する要因ともなっている事を明らかにする。」とある。大変正しい分析であり、これが今の米国及び、日本も含めた先進国の問題である。そしてこの論文には次の文章が続く。
「内在する危機的な状況とは教員の思想・視点の多様性が失われつつある事だ。米国の大学教員の政治的志向については数々の調査により、世紀をまたいで左傾化が加速している事が明らかにされている。」と...。そして「左派(リベラル)と右派(保守)の比率は教授に限っても1990年には5対1だったものが、2006年には8対1にまで偏りが拡大したとのデータがある。」。そして「偏りは教授より准教授以下の若手教員、教員より大学院生で大きく、世代交代とともに一層の左傾化が進行中だ。」そして一番深刻なのが、「特に人文・社会科学の場合、今やほぼ全ての主要分野で左右の比率は10対1以上の偏りとなり、唯一例外の経済学でも4対1だといわれている」との事である。
そして極めつけが、「政治的志向の極端な偏りは大学教育や学術研究によっては危惧すべき状況をもたらす。例えば、保守派の外部講師による講演会が学生・教員の反対運動・妨害によって中止に追い込まれたり、特定の教員が辞職を求められたりするなどの自体が珍しくない」と...。
要するに、DEIなどの差別を反対している大学内で差別を行っている状況にあり、この思想を持っている学生が、社会に送り込まれている。特にマスメディア関係に...。
この論文の最後に次の様な編集者の感想が書いてある。「自分と同じような人を採用してしまう同質性への指向に注意したい。日本の大学も自戒が必要かもしれない。」...と。
残念ながら、この状況は日本でも同じである。この様な記事を日経が掲載したと云う事には敬意を表したいが、殆どの人が左傾化している状況には変わりはない。大学同様にマスメディアも自ら正す事は出来るのだろうか?
本日のこのBlogで紹介した論文は先に自分が書いたBlogの裏付けにもなっているので、是非とも紹介したい。この論文は解説する必要もなく、殆どがコピべになる事をご了承頂きたい。
先ずはこの論文の最初の方に、次の記載がある。「日本ではあまり知られていない米国の大学に内在する危機的な状況をを紹介し、それが社会の分断と政治の二極化を推進する要因ともなっている事を明らかにする。」とある。大変正しい分析であり、これが今の米国及び、日本も含めた先進国の問題である。そしてこの論文には次の文章が続く。
「内在する危機的な状況とは教員の思想・視点の多様性が失われつつある事だ。米国の大学教員の政治的志向については数々の調査により、世紀をまたいで左傾化が加速している事が明らかにされている。」と...。そして「左派(リベラル)と右派(保守)の比率は教授に限っても1990年には5対1だったものが、2006年には8対1にまで偏りが拡大したとのデータがある。」。そして「偏りは教授より准教授以下の若手教員、教員より大学院生で大きく、世代交代とともに一層の左傾化が進行中だ。」そして一番深刻なのが、「特に人文・社会科学の場合、今やほぼ全ての主要分野で左右の比率は10対1以上の偏りとなり、唯一例外の経済学でも4対1だといわれている」との事である。
そして極めつけが、「政治的志向の極端な偏りは大学教育や学術研究によっては危惧すべき状況をもたらす。例えば、保守派の外部講師による講演会が学生・教員の反対運動・妨害によって中止に追い込まれたり、特定の教員が辞職を求められたりするなどの自体が珍しくない」と...。
要するに、DEIなどの差別を反対している大学内で差別を行っている状況にあり、この思想を持っている学生が、社会に送り込まれている。特にマスメディア関係に...。
この論文の最後に次の様な編集者の感想が書いてある。「自分と同じような人を採用してしまう同質性への指向に注意したい。日本の大学も自戒が必要かもしれない。」...と。
残念ながら、この状況は日本でも同じである。この様な記事を日経が掲載したと云う事には敬意を表したいが、殆どの人が左傾化している状況には変わりはない。大学同様にマスメディアも自ら正す事は出来るのだろうか?