原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

相対金持ち論

2007-08-07 23:14:47 | 自然科学
孤独の金持ちなし
ある田舎の村に1人の老人Aさんがいました。資産100万をもっていましたが、その村にはその人一人しか住んでいませんでした。Aさんは「自分は金持ちだ」と思っていたのです。そしてその村が世界の全てであると思い込んでいました。ある時現金500万を持った人Rさんと50万持った人PさんふたりがAさんを訪ねました。Aさんはびっくりしました。自分以外に人がいたなんて初めて知ったのです。そして自分より沢山の金を持った人もいるし、自分より少ない金を持った人もいることに気がつきました。RさんとAさんを比較するとAさんは貧乏になりPさんと比較すると金持ちになります。こうして誰が本当の金持ちなのか貧乏なのか決まらないことがわかり、出会った二人を比較してはじめて相対的に金持ちと貧乏が決まることを学んだのでした。

見る角度を変えて

2007-08-05 16:46:34 | 自然科学
見る方向を変えて
加速度系が重力場と同じと云われてもなかなか受け入れられません。それは日常生活で重力の方向が下向きであるのと
重力はあまりにも一定すぎて慣れてしまっているのでそこから頭を切り替えるのが難しいからです。普通、電車などの加速度は短く、また発進と停止など逆向きなので変化がはげしく、気が付き易いのです。そこで図をご覧下さい。空間を飛んでいるように見えるロケットがあります。加速計も作動していますので中の人はてっきり「空間を飛んでいる」と思います。注意したいのはこの調子で加速を続けるにはとてつもないエンジンが必要だということです。逆にいうと地球の重力場の加速性能はとんでもなく偉大だと言うことです。人間の技術では出来ません。話がそれました。また地上に上向きにすえられたロケットがあります。やはり加速計は作動しており、先ほどのロケットの場合と全く同じです。このような事情から先ほどのロケットは本当に加速度運動しているのかという疑問がでたのです。もしかしたら地上のロケットと同じように「見えない重力場」に捕まえられ、そこから逃れようともがいていただけではないかということです。そうではないと言い切れる理由が見つからないのです。こうして「真の加速度系は存在しない」「加速度系は全て相対的」であることしか云えなくなりました。相対論です。

相対性の例

2007-08-04 23:52:30 | 自然科学
相対的な例
あなた方が経験できる相対性について紹介いたします。図をご覧下さい。むこうからパトカ-がサイレンを鳴らしながらあなたに近づいています。そのときあなたはサイレンの音の高さがだんだん高くなるのに気が付くでしょう。貴方は一歩も動いていないのにです。次は貴方が電車に乗っている時のことです。電車は警報音を鳴らしている踏切に向かっています。この時警報音のカン、カン、カンという音がだんだん高くなるのに気が付きます。もちろん踏み切りは固定されています。このことから、どちらが動いているかに関係なく「相対的に接近すると音が高くなる」と言うことになります。双方の運動状態は関係ないのです。このことが相対論の始りです。

加速度系の認識

2007-08-02 22:25:13 | 自然科学
相対論は一騎打ち
相対論は常に相手を意識しての議論です。行司やアンパイヤのような中立の立場の人がいないのです。相手に対して加速度運動をしているか否かのみが議論されます。相手がいないことには加速しているとかしていないとかが議論できないのです。物は単独では加速度運動しているかいないか決められないからです。その理由は重力場で加速度運動が全て表現できるので、その加速度が本物かどうか決められないからです。もしかしたらそれは重力場で作られた現象かもしれないからです。そこで加速系は他の物との比較の場のみで認識できることになったのです。相対的になったのです。マラソンランナ-は応援する人が近づき、又離れていくからこそ自分が走っていることを認識できるのです。盲目のランナ-はランニングマシンの上と実際の道路上の区別はつきにくいのです。

加速度系の居場所は相対的存在

2007-08-01 23:32:07 | 自然科学
加速度系の出番半減
加速度系は全て重力場で置き換えることが出来ます。図をご覧下さい。ロケット車Aがいまから地面に対する加速度9.8m毎秒毎秒で発進します。同時に車Bの後の綱が鋏で切断されます。Bは重力場により右のほうにひかれようとします。両方とも真空中で摩擦は抵抗は0とします。するとAとBは全く同じ運動をするので区別できないのです。このことから加速しているように見えるロケットももしかしたら重力場に逆らって逃れようとしてエンジンを盛んに作動させて宙に浮いて「じっとしている」のかもしれないのです。つまり全ての加速系というものは見かけ上の加速系であることになります。もし「空間」が第3者になりそれぞれの固体ごとに運動の軌跡を記録できれば誰が動いていて、誰が停止していたなどと確認できます。しかし第3者がいないのが現実で、全て当事者のみで判断することになりました。その結果すべてが「相対的」となるのです。このことからも「重力場」こそが相対論の建設者となるのです。