原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

単独の加速度系なし

2007-08-08 23:05:41 | 自然科学
孤独の加速度系存在せず
加速度系とは、電車の発進・停止時のような状態です。速度がどんどん大きくなったり、ブレ-キを掛けたりして小さくなったりします。この加速度系は当初は相手がいなくても単独で確認できると思われていました。ところが地球などの重力場でこの加速度系と全く同じ状況が見られることがわかり、どれが本物の加速度系かが識別できなくなったのです。
それは、このようなことです。加速度系の中では全ての物が同一の運動をします。電車の発進時、重いジュ-スの瓶も、軽いビ-ルの空き缶も全く同じように転がります。一方重力場では真空にするとよくわかるのですが、重いリンゴも軽い鳥の羽毛も同時にストンと落ちます。つまり加速度系と重力場は共通するのです。こうして重力場はどれが本物の加速度系かを区別することが出来ないことを示したのです。そこでせいぜい云えるのは「電車の車体と瓶は相対的に加速度系である」ということまでです。電車単独で加速度系であるとは言い切れないのが現実です。あくまでも加速度系は「相手と照らし合わせて初めて確認できる」ことを重力場は教えてくれたのです。こうして加速度系は相対的存在になったのです。ここから一般相対性が確認されました。