机の脚はどうなった？

テーブルの足を切ってもらおうと町のシルバー人材センターの方にお願いすることにした。
職人らしい人が電ノコで切り始めて、最後の一本を切る途中で今までと違う音が・・・

　あ、斜めに走ってまった。

つぶやくおやじさん。

まさか、いやな予想があたったのか、頼むぞオッサン！
不安定な箸の転がるテーブルだけは勘弁してくれ～

　だ、だいじょうぶっすか？

　木が堅いでよー、斜めになってまったわ。
　たぶん大丈夫、かんなでけずりゃーええわ。

た、た、たぶんって・・・

　堅い木だで、なかなか削れんなぁ
　ノコでやらないかんな・・
　まぁ、ガタガタしとらんでええだろ。

とりあえずはガタツキないけど・・・
ぶつぶつ独り言をいいながら、おもむろに削る。

ちょっと心配。

　ガリッ、メキッ！

お\$#* !!
またっすか・・・（涙

　かてゃぁ木は割れるな、ボンドでくっつけたるわ。

３ｃｍほどかけた木片。

　あ、あ、ありがとうございます。
　後は自分でやっておきます。
　ご、ご無理言いました！

支払いの伝票だけ受け取って、そそくさと帰宅して
床の上におろして見るとガタツキはなく高さも満足。

割れたのはボンドでくっつけておしまい。
切った周囲は紙やすりで整えた。
見た目もラグに隠れてまぁいいや。

よしとしよう。


今回の仕事は時間給１０００円。（今回は実質１５分の仕事だけど支払いは同じ）
技能や仕事の内容によって金額は変わるらしい。

手に職のある高齢者の働き口（やる気があれば誰でも登録可能）
として機能していると思うけど、実力があるのなら
職人としてプライドのある仕事をして欲しかったのが本音。

１０００円だからそれ相応の仕事か。
それとも単に日曜大工が好きな人だったのかなぁ。