有馬在住

有馬温泉の旅館で働くスタッフのブログ。
有馬温泉・神戸・六甲山の自然や文化を紹介します。

有馬の昔話

2008-09-16 21:32:21 | 有馬の昔話

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日本最古の湯と言われる有馬温泉には伝説や昔話がたくさん伝わっています。そこで、龍泉閣のスタッフが古い文献を参照したり、町のお年寄りにお聞きしたりして有馬の昔話をまとめてみました。有馬周辺の地名に まつわるお話を中心に、親子でお楽しみいただける昔話を集め、龍泉閣スタッフが 描いた挿絵入りでご紹介します。有馬温泉歴史探訪倶楽部でも、順次ご紹介していきますので、ぜひご覧下さい。

また、海外からお越しのお客様にも、有馬の歴史に関心をお持ちの方が大勢いらっしゃい ますので、西宮市在住の米国人、バート・A・ スミスさんのご協力を得て全16話の英訳版も作成しました。英文ページの"Folklores in Arima"を ご覧下さい。

ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。 この場を借りましてお礼申し上げます。


小さな秋見つけた!その2 ザクロ

2008-09-16 20:21:32 | 自然

ザクロ

ショウリョウバッタに引き続き、「小さな秋」のご紹介です。

「パパ、あんなところに、赤い実がなってるぅ~(*^。^*)」

今年は、龍泉閣の駐車場脇に生えている、ザクロの実が豊作です。

実がはじいたら、食べごろになります。

もう少ししたら、食べられるようになるでぇ~!!

「やったぁ~\(^o^)/」

ザクロ
ザクロ(石榴、柘榴、若榴)は被子植物のザクロ科の唯一の属であるザクロ属の小高木、もしくはその果実。原産地はイラン東部。ザクロス山脈。

果実の赤く硬い外皮を割ると赤く透明な果肉(仮種皮)の粒が無数に現れる。果肉一粒ずつの中心に種子が存在する。

花は子房下位で、蕚(がく)と花弁は6枚、雄蕊は多数ある。果実は秋に熟す(花式図参照)。

日本では庭木、盆栽など観賞用に栽培されることが多く、矮性のヒメザクロ(鉢植えにできる)や八重咲きなど多くの栽培品種があり、古典園芸植物のひとつでもある。果皮を乾燥させたものは石榴果皮(せきりゅうかひ)といい、煎じて飲むと下痢止めや虫下しになる。

グレナデンシロップはザクロのシロップである。

果実のしぼり汁で磨くと湯気でも鏡が曇らないといわれ、風呂の鏡を磨くために用いた。そこから風呂への入り口を柘榴口という。屈み入ると鏡鋳る(鏡を磨くこと)とを掛けたものともいう。


小さな秋見つけた!その1 ショウリョウバッタ

2008-09-16 20:13:32 | 自然

ショウリョウバッタ

「あ!バッタやぁ\(^o^)/」

龍泉閣の庭で、ショウリョウバッタを見つけました。

有馬温泉の気候もすっかり秋めいてきました。

露天風呂では、スズムシなどの鳴き声も聞こえます。(夜にゆっくり入っていると気持ちいいです♪)

有馬在住では、宿の周辺で見つけた「小さな秋」を、順次、ご紹介していきたいと思います。

ショウリョウバッタ
ショウリョウバッタ(精霊蝗虫) は、バッタ目・バッタ科に分類される昆虫の一種です。日本に分布するバッタの中では最大種で、斜め上に尖った頭部が特徴です。俗説では、8月の旧盆(精霊祭)の時季になると姿を見せ、精霊流しの精霊船に似ることから、この名がついたと言われています(同様の命名にショウリョウトンボがいる)。また、オスメスの性差が非常に大きく、別の名前が付くくらい違って見えるので「天と地ほども違う」という意味の「霄壤」から、ショウジョウバッタ(霄壤バッタ)とも呼ばれています。

オスは飛ぶときに「キチキチキチ……」と音を出すことから「キチキチバッタ」とも呼ばれます。特にメスは捕らえやすく、後脚を揃えて持った際に身体を縦に振る動作をすることから「コメツキバッタ」(米搗バッタ)とか「ハタオリバッタ」(機織バッタ)という別名もあります。