有馬在住

有馬温泉の旅館で働くスタッフのブログ。
有馬温泉・神戸・六甲山の自然や文化を紹介します。

兵庫県立人と自然の博物館

2007-06-13 08:11:53 | 有馬ナビ番外編

兵庫県立人と自然の博物館

有馬ナビの取材で、『兵庫県立人と自然の博物館』に行ってきました。

有馬温泉から車で約30分です。

今回は一人で行きましたが、博物館や美術館巡りは好きなので、全然平気です。

この博物館は初めてなのでとても楽しみです。

 

博物館の入り口は、なぜか3階からです。

いきなり猪が出迎えてくれます。

猪の剥製

他にも、山里に住む動物たちの剥製がたくさんあります。(もののけ姫の世界です。)

昆虫コレクション

江田茂氏による27万点に及ぶ昆虫コレクションの一部も展示されています。

カブトムシやクワガタムシの標本もあるので、小さなお子さんも大喜びすると思います。

大根の標本

2階には、大根の標本もありました。

大根は1200年以上前から栽培されていたそうです。日本には、300種類以上の大根があるそうです。

環境の変化で変異がおきて、少しずつ違う大根になっていったんですね。

「すごいっ!」

アメリカマストドン

「でかっ!」

1階には、日本で唯一の『アメリカマストドン』が展示してありました。

~アメリカマストドン~
アメリカマストドンは約350万年前から約1万年前まで北アメリカに生息していた原始的な長鼻類(ちょうびるい)です。その絶滅時期は最終氷期の終わりの時期であると同時に、北アメリカへ人類が侵入した直後の時期です。絶滅の原因に関して、人類が滅ぼしたという説と、気候と植生の変化が原因であるという説が対立しています。絶滅の原因を知るためには、当時の気候や人類の生態など、まだまだ調べなければならないことが残されています。

ラフレシア

世界最大の花『ラフレシア』も展示してありました。2日~3日しか花を咲かせない幻の花だそうです。また、葉っぱがないのは、寄生植物だからだそうです。

確か、ガンダムにもそんな名前のモビルアーマーがいたような・・・

~ラフレシア~
ラフレシアは東南アジア島嶼部とマレー半島に分布するラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物で、十数種を含む。多肉質の大形の花をつけるものが多く、中でもラフレシア・アーノルディ (日本でラフレシアと呼ぶ場合、たいていこの種を指す)の花は直径90cm程にも達し、世界最大の花としてよく知られている。この花の花粉を運んでいるのは死肉や獣糞で繁殖するクロバエ科のオビキンバエ属などのハエであり、死肉に似た色彩や質感のみならず、汲み取り便所の臭いに喩えられる腐臭を発し、送粉者を誘引する。

人と自然の博物館

さて、1階から外に出てみます。

「でかっ!」

この博物館こんなに大きかったんですね。しかも、総ガラス張りです。

ビオトープ

隣接する深田公園のビオトープでは、小学生が遊んでいました。

メダカとオタマジャクシがいるみたいです。

最近は、都会でもこんな自然に回帰した場所が増えていますね。

噴水

博物館の正面には、噴水がありました。

かなりアートな噴水です。ぐるぐる回っています。

ストリートダンサー

このガラス張りの建物、結構、役に立っています。ストリートダンサー達の練習場です。

みんな一生懸命、練習していました。

 

博物館とそのまわりで、人と自然が共生していて、まさに『人と自然の博物館』でした。