7月1日に月山神社の開山祭が行われました。
今年は副町長と副議長にも一緒に参加していただきましたが、ずっとガスの中で景色はほとんどありませんでした
ただ歩くだけではつまらないので、商工観光課新採職員の難波君と地域おこし協力隊員栗原君の二人の若手に対して、ひたすら高山植物を教えながら歩いてみました
私自身も経験してきましたが、興味がなければ覚えられないし、一回聞いたくらいでは全然覚えられません。
しかも、活字ではなく、「音」だけでは全然頭に入ってこないですよね。
だから、しつこくしつこく教え続けました(笑)
↑コバイケイソウ
他の花との区別は容易ですが、どうしても名前が入ってこないようでした。
今年は不作でほとんど花がついていなかったので、葉をしつこく教え続けました(笑)
↑チングルマ(上)とハクサンイチゲ(下)
どちらも代表的な高山植物ですが、教えられたからといっていきなり区別はつきませんよね(笑)
↑ウサギギク
月山に咲く高山植物の中では似ている花もなく容易に区別できる上、名前も「兎」+「菊」と簡単なので、これは二人とも覚えてくれたみたいでした
↑ミヤマウスユキソウ
この花も区別が容易な上、「日本のエーデルワイス」というのが気に入ったみたいで、下に降りるまでは覚えてくれました
↑シラネアオイ
なかなかハクサンフウロと区別がつかないみたいでしが、実際には全然違います(笑)
↑ミヤマシオガマ
同じ登山道上に咲く「ヨツバシオガマ」や「トモエシオガマ」との区別はなかなか難しかったみたいです。
↑ウズラハハクサンチドリ
鶉葉のものは分かりやすいのですが、普通のハクサンチドリは「ヨツバシオガマ」との区別に手こずっていました
↑ショウジョウバカマ
二人ともコイワカガミとよく間違えていましたね。
よく見なくても全然違うのですが、私も昔は区別つきませんでした(笑)
↑ウラジロヨウラク
これは単純に名前が覚えられないみたいでした(笑)
確かに音では入ってきません
↑クロユリ
月山では開山祭前後の時期に山頂周辺にだけ咲く、庄内町の町の花です。
町民のほとんどの人は見たことがないのではないでしょうか?(笑)
今年は天気予報がよかったためか、昨年とは違い神社内に入れないほどたくさんの参詣者が集まりました。
昨年の神事の最中はひたすらペンギンのように暴雨風と寒さに耐え続けていましたが、今年は風はあったものの、去年に比べてはるかに快適な環境の中、神事が執り行われました。
↑神事が終わり昼食後に、山頂小屋前で恒例の記念写真を撮って下山します。
帰りは登山道だけではなく弥陀ヶ原湿原の周遊コースの高山植物も見ながら降りてきました
オゼコウホネはまだ葉がでたばかりでしたが、ワタスゲやトキソウなど、登山ルート上では見られない植物も観察できました
まあ、二人とも覚えちゃいないでしょうが(笑)
今回は本当にしつこくしつこく高山植物を教えながら歩き続けましたが、降りてきた後に二人に聞いたところ案外喜んでくれていたのでよかったです
まあ、本人に直接「つまらかった」とは言いづらかっただけかもしれませんが(笑)
地域おこし協力隊員育成のためにも、今シーズンは何回か弥陀ヶ原に足を運ぶ予定です。
行く度に違う植物や、違う景色が見られるので、きっといい経験になると思います。
皆様も是非、月山にお越しください
そして、月山登山のベースキャンプにはぜひ「月の沢温泉北月山荘」をご利用ください。
【お問い合わせ】
庄内町商工観光課立川地域観光振興係
電話0234-56-2213