前回投稿したお花の写真を撮った際に、実は月山の絶景スポットにも立ち寄ってきました。
その場所は「のぞき」と呼ばれている場所で、弥陀ヶ原湿原周辺では屈指の絶景が楽しめるところなんですが、意外と知られていないのか、めったにお客さんと会うことのない不思議なスポットです
今回はそんな「のぞき」をご紹介いたします
月山八合目駐車場からの行き方ですが、まず中ノ宮を目指して歩き、「なで兎」を左に曲がり、弥陀ヶ原湿原の周遊コースに入ります
そのまま少し歩くと橋(?)の手前に分岐点があります。ロープが張ってあるため、つい見落としがちですが、ロープをまたいで左に曲がってください
そしてまたすぐに分岐があるので、ロープをくぐって今度は右に曲がってください。
↑写真の赤矢印の通りに進んでください
この分岐さえ間違わなければ、あとは一本道ですので、迷うこともないと思います
しばらく歩くと藪が出現します。上はボーボーでも、下はまあまあ整備されているので、気にせず突き進んでください
ここから先はしばらく灌木のトンネル(藪)を進むことになります
↑こんな感じの道が続きますので、暑くても長袖推奨です。
頭を下げ腰を曲げて、枝をかき分けながら虫に負けずに歩き続けると、突如眼前が明るくなります
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ドーーーーン
「のぞき」です
左手奥に「鳥海山」、真正面に「藁田禿山」の鋭いピーク、そして右手には「御浜池」と、最高の景色が広がります
↑藁田禿山と御浜池
↑不思議な色の水を湛える御浜池にズーム
撮影の時にちょうど雲が日差しを遮ってしまいましが、本物はずっと綺麗です
中ノ宮から「のぞき」までは、道中お花の写真を撮りながらでも10分程度です
ここまでであれば、アップダウンもほとんどなく、体力に自信のない方でも余裕でたどり着けると思います
弥陀ヶ原湿原までお越しの際は、ぜひ「のぞき」まで寄り道をして、ご自身の目でこの景色をご覧になってください
その光景は一見の価値ありです
実は、この「のぞき」という場所は、修験の聖地「東普陀落」へ向かうルートの途中の地点となっており、まだまだこの先も道は続いています
ただし、お花見装備で気軽に来れるのは「のぞき」までで、ここから先は一気に難易度が跳ね上がりますので、きちんとした装備と覚悟がない方はここで引き返してください。そのまま進んでも、きっと後悔します(笑)
↑「のぞき」から少し先に進んで、弥陀ヶ原方面を振り返るとこんな感じです。
東普陀落までの道は、剣ヶ峰の急な坂を一気に降りることになります
普通の登山道と違い、基本的に登山客ではなく「修験者」が歩くための道なので、そこまで整備されていません。きっと、あえて整備していないんだと思います。
そのため、同じ月山の急坂下りでも、個人的には月光坂の方が気が楽です
↑一応、鉄梯子やロープもあるんですが、通常の登山道に比べると設置個所が少ないと思いますし、今の時期は草が繁茂しているため、あまり足元が見えません
それに普段の登山の場合は、行きに上って帰りに下るわけですが、このルートは逆です。行きよりも帰りの方が時間もかかります。
それでも、どうしても東普陀落まで行きたいという方は、秋の峰入りが終わって歩きやすくなってからか、草紅葉の頃をおすすめします。
↑最後に東普陀落のご神体にズーム
以上、「のぞき」のご紹介でした
興味のある方はぜひ、実際に足を運んでみてください
お問合せ先
≪庄内町商工観光課立川地域観光振興係≫TEL(0234)56-2213