8月6日(木)に西川町で月山ジオパーク構想ワークショップが開催されましたので、その模様をご報告いたします。
まずは簡単に用語の説明
・「ジオパーク」とは「大地の公園」という意味で、ウィキペディアによると「地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園。地球科学的に見て重要な特徴を複数有するだけでなく、その他の自然遺産や文化遺産を有する地域が、それらの様々な遺産を有機的に結びつけて保全や教育、ツーリズムに利用しながら地域の持続的な経済発展を目指す仕組み。」というものです。
月山ジオパーク構想の場合、月山を取り巻く5市町村(鶴岡市、庄内町、西川町、戸沢村、大蔵村)で構成され、来年のジオパーク認定を目指して活動しています
・「ジオサイト」とは「ひとつの景観、地形グループ、単独の地形、岩石の露頭、化石床あるいは化石が存在する場のことである。興味の対象となる景観は、例えば火山地形、氷河地形、沖積地形、風食地形、海岸地形、岩石露頭、鉱山などがあげられ、景観には特徴的な地形が内在すること、あるいは岩石・堆積物・化石のような地質によって特徴づけられた景観であることが重要である。」※ウィキペディアより引用。
狭義のジオサイトになると上記ウィキペディアのとおりですが、今回のワークショップでは、ジオサイトを広義でとらえ、その市町村における魅力的な場所やモノ、景観等を参加者それぞれが挙げていくことで進めていきました。
最初に月山ジオパーク推進協議会顧問の山形大学八木教授や、環境省の方等からジオパークとはなにかについて説明していただきました
専門家の説明を受け、なかなか馴染みのない「ジオ」について、参加者もおぼろげながらも掴んだ様子
その後、誰とも相談せずに自分が考える「西川町の魅力・ジオサイト」をそれぞれが付箋紙に書いていきます
地元の参加者はスラスラと書いていきますが、他市町村からの参加者はなかなか筆が進みません
それでも、外から見た「西川町・月山」について何点かの候補を挙げます。
そして、それぞれが書いた付箋を管内図に張り付けていきます。
里から山まで、関連した場所にペタペタ
午前中の作業はここで終了して、ようやくお昼休憩
昼食会場は、有名な「出羽屋」さん
いただくのは、もちろん名物の月山山菜そば
山菜やキノコ、鶏肉が入った暖かい汁でそばを食べるスタイルです
さすが名物、とってもおいしくいただきました
午後からは、午前中に挙げたジオサイトを盛り込んだツアーコースづくりを各班で行います。
それぞれの班で「あーだ、こーだ」言いながらも、ツアーコースを考えていきます。9月のワークショップではこの日に提案されたコースを参考にして、実際に現場を見て歩くことになります
班毎にテーマを決めて、魅力的な(と思われる)コースを作り上げ、それぞれが完成したツアーコースを発表
それぞれに個性が出て、見事にバラバラなツアーコース(笑)
まあ、それだけ月山には魅力がいっぱいあるってことですよね
実際に参加してみると、ワークショップって面白いですね
自分の知ってる月山と、ほかの人が知っている月山って結構違うもんですね~
これは次回のワークショップも楽しみだ
ということで、次回は8月20日(木)に、庄内町役場立川庁舎大会議室を会場に開催されます。
詳しくはこちら→庄内町HPの案内記事
今回の記事も、序盤の難しい説明を読むとついつい読むのをやめたくなってしまうくらい小難しい内容にはなっておりますが、実際に参加してみると、きっと感覚的に「ジオ」についても掴めると思います。
ワークショップに参加して、あなたの「ジオ」を見つけてみてください
【参加の申し込み・お問い合わせ】
庄内町商工観光課立川地域観光振興係
☎0234-56-2213