久しぶりの更新となってしまいましたが、標記事業が開催されましたので、そのご報告をします
8月2日(日)に庄内町観光協会主催の月山登山ツアーが開催されました。
当日は天気もよく、風の強さも程よい登山には最高のコンディションでした。
庄内町役場立川庁舎に6時半から受け付け開始。
お客様が徐々に集まり始めます。
登山開始が午前8時。青空の下、元気に歩き始めます
まずは中ノ宮のなで兎の前で記念写真
うちで開催する月山ツアーではこれが恒例になっています
絶好の登山日和で、池塘も稜線もくっきり見えます
天気もよく花もたくさん咲いているので、写真を撮ったり景色を眺めたり、お客様のペースに合わせてゆっくりゆっくり登ります
・・・しかし、いつまでたっても私はこのゆっくりなペースに慣れません
自分のペースで歩くことのできない、登山ツアーの引率は私には正直全然向いてないと思います(笑)
山頂到着は11時半。登りだけで3時間半とかなりゆっくりなペースでした。
お客様がいない時は昼休憩込みで十分往復できる時間です
月山神社前でも記念写真
月山自体は最高の天気でしたが、残念ながら期待していた鳥海山は雲の中で、最後までその姿を現してはくれませんでした
↑雲やガスがないときはこのアングルの月山山頂の左下から鳥海山山頂が見えます。
↑ハクサンシャジン
↑ミヤマウスユキソウ
↑標高の低い地点ではすでに終わってしまったコバイケイソウも山頂付近ではまだ綺麗でした
↑月山山頂付付近にある「八紘一宇」の碑
二次大戦中には「天皇のもとに道義的に世界統一をする」という意味合いで、国のスローガンとして用いられたため、この碑を見て非常にネガティブな印象を受ける方も当然いらっしゃると思います。
ただ、政治的・宗教的な思想はいったん無視して、本来の「八紘 = 八方向 = 世界」「一宇 = 一つの屋根 = 家族」としてとらえれば、決してそんな悪い意味ではないとは思うのですが・・・。
個人的には、四方八方からの登山道が集まる山の頂上にはピッタリな文言な気がしますが、同意できない方もたくさんいらっしゃるでしょうし、このブログが炎上しても困るので、「八紘一宇」についてはこの辺で
山頂ではしばらくのんびりする時間もありましたので、普段はなかなか歩く機会の無い「岩根沢・本道寺」ルートの方に少し足を延ばしてみました
見慣れた月山とはまた違い、噴石(?)だらけのごつごつした景色がそこには広がっていました
昼休憩を終えて、帰りもゆっくり歩きます
↑羽黒口ルート名物の「行者返し」もなんとかクリア
そして、最後の木道で希望者を募り、本州では尾瀬とここ月山でしか自生しないといわれるオゼコウホネを目当てに周遊コースをまわることに。
今年は例年より花が早い上に8月上旬と時期的には微妙でしたが、半数くらいの参加者を引き連れていざ池塘へ
ギリギリ咲いていました
オゼコウホネは水上で花を咲かせ、開花後は水面下に沈んでいきます。
ここ月山では7月下旬頃までが見ごろで、この日に見ることのできた花も水面に沈んでいく間近の花ばかりで、もう本当にギリギリのタイミングだったようです。
咲いてる確証もないまま一か八かで連れてきたお客様に、一応花を見ていただくことができて、私はかなりホッとしました(笑)
今シーズンはさすがにもう見ることはできないと思うので、来シーズンまでお別れです
かなりたっぷりと時間はかかりましたが、なんとか参加者全員が無事下山することができました
次回のツアーは、9月13日(日)開催の「湯殿山口~月山山頂~羽黒口」ルートです。
羽黒口ルートに比べるとかなりハードなコースで、序盤の月光坂で頑張りすぎると最後の鍛冶月光で足が上がらなくなります。ただ、達成感や景色の変化などは羽黒口ルートとはくらべものになりません。
まだ若干の募集枠はございますので、羽黒口ルートに飽きてしまったとい方は、ぜひ下記までご連絡ください
↑湯殿山口ルート名物の月光坂にある鉄梯子
お問合せ先
≪庄内町商工観光課立川地域観光振興係≫TEL(0234)56-2213