ふれるほどやさしくなる立谷沢川流域

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立川小学校の皆様と月山に行ってきました

2015年08月04日 | 月山

7月22日に、立川小学校の4、5年生と一緒に月山に登ってきましたので、その模様を報告します

 

事前にもらったスケジュールによると、登山開始の時間はかなり遅めの10時で、しかも13時15分の時点でタイムアップとなり、その時間に到達した場所で昼食休憩をとり、それ以上は登らずにそのまま下山するという予定でした。

班編成を見ると、ガイドか先生1人に対して、子どもが6人と保護者2名で班を作り、それが1~10班までありましたので、総勢80名を超えるなかなかの大所帯でした

 

月山八合目からゆっくり登っても三時間あれば楽に登頂できますが、大きな団体の場合だとどうしても先頭から最後尾までの隊列が間延びしてしまい、どこか途中の隊が遅れ始めると、そのあおりでさらに後続がどんどん遅れていってしまいます。

山頂まで行くのと途中でタイムアップになってしまうのでは、その達成感が全然違ってきます。

そのため、せっかく月山に登るんだったら、自分の引率する班は山頂まで連れて行ってやりたいと思いながら当日を迎えました

 

 

私が入った班は、5年生が4人に4年生が2人(男子3人、女子3人)と 保護者2人という編成でした。

登山経験を聞いてみると、生徒も保護者も月山山頂まで登った経験はほとんどないようでしたので、多少不安ではありましたが、目標タイムを登り2時間半の下り2時間に設定しました。

タイムアップが迫ってきてからあわててペースを上げるのは、スタミナの消耗も激しくなり下りのペースにも影響が出るので、子どもたちに疲れが見えてきたら、途中からペースダウンすることを考慮しての余裕をもたせた設定です

 

とりあえず八合目から九合目までは1時間半で登ってしまって、そこから山頂までは順調であれば1時間。子どもたちの状況次第ではタイムアップギリギリまで時間を使って1時間45分もあります。かなり余裕です

 

登り口を出て、まずは中ノ宮の「なで兎」に登山の無事を願います

歩き始めの身体が慣れるまでの間はどうしても息が上がりやすいので、これがちょうどよい小休憩になります。

その後は、15分歩いて1分程度の小休憩という一定のペースで登り続けます。

 

そして予定通りに、出発から1時間半の11時30分に九合目の佛生池小屋に到着。ここで、山歩きに自信のある男子から選抜されハイペースでずっと先頭を歩き続ける1班に追いつきます。

うちの班の子供たちもまだまだ疲れも見えず、出発しようとする1班についていきたい様子

昨年の同事業では悪天候により、ここで引き返したとのことなので、ここから先はほとんどの子供たちにとって未知の領域になります。大人はどうしても、行程の最後まで考えてペース配分してしまいますが、子供たちにはそんな先のことは興味ありません(笑)

しかし、保護者の表情をくみ取って、我々はここでしばしの休憩

 

休憩後は、疲れが出てくる前に小休憩の頻度を増やし、多少ペースを落とします。前半を予定通りで歩いてくれたので、時間にも余裕があります。しかし、班員の総意としては「山頂に早く着いて、いっぱい休みたい」という気持ちの様子。

 

難所と呼ばれる行者返しもあっさり登り、山頂到着は予定通りの12時30分。当初の予定通り、きっちり2時間半で登り切りました

月山八合目から山頂までの標準的なタイムが3時間と言われているので、小学校4、5年生でほぼ初挑戦だとすれば非常にいいタイムです

 

早く着いた分、山頂での休憩時間はたっぷりあるので、昼食後は皆それぞれ思い思いに過ごします。

クロユリはさすがにもう終わっていましたが、山頂周辺のお花畑はまさに花盛り

 

 

下りは1班の後ろについてスタート

選抜部隊の1班は下りもハイペースで飛ばしていきます

しかし、下りの岩歩きではどうしても得手不得手が出てしまうので、班の中でも早い子と遅い子に差が出始めたため、1班を先に行かせます。

それでも平坦路で徐々に追いつき、なんとか1班と一緒に九合目到着

個人で歩くときは別として、ツアーや団体の引率で九合目までノンストップだったのは、初めてのことかもしれません

 

そこから先も特に問題もなく、そのままのペースで歩き続け結局2時間弱で八合目に到着しました

最後の木道を歩いているときに、「もうすぐゴールだから、好きなペースで歩いていいよ。」と言ったところ、何人かの子供たちが走り始めたのには、思わず吹き出してしまいました(笑)

 

子どもたちや保護者の方にとっては少し早目のペースだったとは思いますが、最後まできっちりペースを守って文句も言わずについてきてくれたことに感謝します

うちの班は本当に全然手のかからない子供たちで、引率の私は本当に楽でした

「休憩したい」と言われたのも1回だけだったと思います。

 

ほかの班の引率をされた方に聞いたところ、中にはトラブル続きでかなり大変な班があったと聞き、正直メンバーに恵まれたとホッとしました(笑)

 

 

そして昨日、一緒に歩いた子供たちから丁寧なお手紙をいただきました 

 

イベント続きで日々の仕事に追われ、ささくれ立ちそうな心が少し癒されました

本当にありがとうございました

 

 

【お問い合わせ】

庄内町商工観光課立川地域観光振興係

☎0234-56-2213