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近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

『シオカラトンボのヤゴ』 トンボの塩辛

2010年09月21日 09時25分43秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水生昆虫等の紹介、今日の1匹はシオカラトンボのヤゴ。河川で採取したこのヤゴ、飛んでいるトンボの種類からシオカラトンボのヤゴではないでしょうか(曖昧な根拠)。
<データ>
名前:
シオカラトンボのヤゴ
分布:
 滋賀県の平野部全般で確認
全長:
 20~30mm程度の個体採取歴あり
棲息:
 河川、水路、溜池、水田など
特徴:
 漢字で『塩辛蜻蛉(のヤゴ)』と書くトンボの仲間ですね。体型は頭部+胸部が長方形でで、そこに扁平した紡錘型の腹部が付いまして、尾の先は尖っています。体色は褐色系でして、脚は薄い褐色をベースにして濃い褐色の横帯が入っています。成体(トンボ)の♂は体色が灰青色で目(複眼)が青色、♀は体色・目の色共に黄色ですね。
参考・引用文献
私見:
 よく見るトンボの中の1種ですね。由来はイカの塩辛色でも無く、塩辛にして食べるわけでも無く、成体♂の体色が塩をまぶした様に見えるからだとか 
捕獲:
 水草をタモで掬う。
飼育:
 飼育経験なし。
動画:

画像:
         
         
 TOP画像とは別でして、やや成長している個体ですね。
         
         
 成体の画像。上が♀単独で、下が交尾しているペアーですね。         


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『ホソミイトトンボのヤゴ』 細身~

2010年09月16日 08時07分33秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水生昆虫等の紹介、今日の1匹はホソミイトトンボのヤゴ。河川で採取したこのヤゴ、イトトンボの仲間だろうな~とは思うのですが・・・。
<データ>
名前:
ホソミイトトンボのヤゴ
分布:
 滋賀県の平野部全般で確認
全長:
 20~30mm程度の個体採取歴あり
棲息:
 河川、水路、溜池、水田など
特徴:
 漢字で『細身糸蜻蛉(のヤゴ)』と書くトンボの仲間ですね。体型は細長い体に三角頭、目は頭に対して大きく、尾(尾鰓)は。体の表面には突起が多数見られます。体色は緑褐色~緑色あたりですね。
参考・引用文献
私見:
 いわゆる普通のイトトンボではないでしょうか?河原周辺では、蜘蛛の巣に引っ掛かった個体を良く見掛けますね。 
捕獲:
 水草をタモで掬う。
飼育:
 飼育経験なし。
動画:

画像:
         
 TOPとは別の個体(下手すると別種か?)、尾は二又の様ですね。

         
         
 雄の成虫でしょうか、名前通り”糸”の様に細い印象ですね~         


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『ヌマエラビル』 寄生虫~

2010年08月30日 09時15分05秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水生昆虫等の紹介、今日の1匹はヌマエラビル。河川で採取したクサガメに何やら寄生虫が?調べてみるとヌマエラビルという生物のようですね。
<データ>
名前:
ヌマエラビル
分布:
 滋賀県南部では確認
全長:
 5mm程度の採取経験があります
棲息:
 淡水生カメの体
特徴:
 漢字で『沼鰓蛭』とでも書くのでしょうか?いわゆる寄生生物です。体型は”ずんぐり”していまして、柔らかいダンゴムシと言いますか、短いホタルの幼虫といいますか・・・。体の表面には突起が多数見られます。体色は灰色~灰褐色でして背面には淡いベージュのラインが見られますね。水生のヒルでして、おもにクサガメやニホンイシガメに吸い付いている姿を見掛けますが、ミシシッピアカミミガメでは少ないようです。皮膚の構造が違うのか?あと、普段は首回りやら脇など柔らかい皮膚に寄生していますが、産卵は硬い甲羅部分で行われていますね。
参考・引用文献
私見:
 コノブログ、モウナンデモアリデスカ・・・ 
捕獲:
 カメから引き剥がす。
飼育:
 飼育経験なし、これからも無し。
動画:

画像:
         
 クサガメの甲羅に産み付けられた卵。         


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「ナツアカネのヤゴ」 赤トンボ

2010年07月30日 08時11分06秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水生昆虫等の紹介、今日の1匹はナツアカネのヤゴ。水田で採取したこのヤゴ、羽化した成虫を見ると赤とんぼだろうなとは思うのですが、さて秋か?夏か?
<データ>
名前:
ナツアカネ
分布:
 滋賀県のほぼ全域
全長:
 ヤゴで30mm程度の採取経験があります
棲息:
 水田や水路など(ヤゴ)
特徴:
 漢字で『夏茜』と書く小型なトンボの幼虫です。体型はベタなトンボ型でして、筒状の体には半透明の羽が2対、大きな目の頭を持ちます。体色はオレンジですが、成熟したオスは赤色になるようです(いわゆるあかとんぼ)。繁殖期は秋頃で、水田の辺りで産卵しているのを良く見掛けますね。水田の水溜りなどで、メスが水面にお尻を差し込み産卵しています。卵は土中で越冬して、翌年の田植えの頃にヤゴとして姿を見せます。
参考・引用文献
私見:
 アキアカネとの違いがイマイチ分かりませんが、どちらも赤とんぼ! 
捕獲:
 水草や畔の辺りをタモで掬う。
栽培:
 飼育経験なし。
動画:

画像:
         
         

ナツアカネの成虫。あかとんぼになっている状態ですね。
         
アキアカネ。※西村さんより、このトンボはアキアカネとご指摘いただきました。          


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「ハグロトンボのヤゴ」 歯じゃ無くて羽

2010年07月02日 07時49分40秒 | 滋賀県の水生昆虫等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水生昆虫等の紹介、今日の1匹はハグロトンボのヤゴ。ヤゴ自体は良く見かけるのですが、トンボの画像が撮れていません。トンボも良く見かけるのですが、いざ撮影するとなると空中戦ですから難しいですね~

<データ>
名前:
ハグロトンボ
分布:
 滋賀県のほぼ全域
全長:
 ヤゴで40mm~50mm程度の採取経験があります
棲息:
 河川や水路の水草まわりなど(ヤゴ)
特徴:
 漢字で『羽黒蜻蜒』と書く色黒なトンボの幼虫です。体型は、細長い紐状体に更に細長い手足を持ちます。尾の辺りは3本に分かれていますね。体色は淡い黄褐色~茶褐色系で、脚には黒い帯が見られました。成虫は大きなイトトンボ様な姿で、羽根が名前通りに真っ黒です。
参考・引用文献

私見:
 お歯黒じゃなくて羽黒の方ね。でも成虫は歯も黒いかも?
ヤゴは意外と餌にならないんですよね・・・ 
捕獲:
 水草や岸辺の辺りをタモで掬う。
栽培:
 飼育経験なし。
動画:

画像:
         
       バッチリ撮影のつもりが・・・ピンボケ~   


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