WIN.WIN.WIN(三方よし)

宮崎県延岡市限定販売:延岡産芋焼酎「祥雲 亮天」の企画・黄金千貫のイモ作り・地域活動のお知らせ等

活きたお金の使い方

2008-03-19 13:02:38 | 社会派
昨日の地元夕刊紙の読者ジャーナルで、延岡市内の73歳男性が「心の豊かさに感動」の題で投稿されていた。3月7日に掲載されていた記事「奨学金に使って」を読んで感動しての投稿でした。私も同じように記事を読んで感動していましたし、投稿はしていませんが、同じ気持ちを感じている市民がおられた事に大変うれしい気持ちになりました。

「奨学金に使って」の記事の内容は、高千穂町に在住の70代の男性が、病弱ながら農作業を営み、しかも認知症の母親の介護という、大変な苦労をしてきた人生なのに、町に1,000万円の大金を奨学金に使ってくださいと寄付したというのである。

男性は、両親には苦労をかけたと感謝し、生前の母親の言葉である「人間はひとりでは生きていけない。長い人生のなか、どこかで人の世話になっている。その恩を決して忘れてはいけない。」と述べ、こつこつと積み立てたお金らしい。人は得てして、自分の事しか考えず、活きたお金の使い方をしないものです。

日本人の1世帯あたりの平均貯蓄額をご存知でしょうか。約1,500~1,700万円と言われています。平均値はあくまで平均値なので、平均値でない実際の個々の貯蓄分布は、かなり偏在している気がします。 ある人は、ほとんど貯蓄が無かったり、ある人は、平均値の倍以上を保有するとか...

とは言いながら、大よそ20~40代の世帯で約300~600万円の平均貯蓄額、60~80代の世帯で約1,800万~2,000万円の平均貯蓄額のようです。私が思っているだけかも知れませんが、60~80代の世代の方は、自分の子ども、親や親族などへの援助に回し、残りは遺産へという考え方が多いと思われます。

もっと地域社会の発展、人材育成のために活きたお金の使い方をお願いできたらと思います。寄付をしてくださいと言っている訳ではありません。損得だけで消費をせずに、これから日本を背負って立つ若者が生きがいを持てる社会になるように還元してもらい。それが若者の年金保険料を心から納付する社会に繋がり、凶悪犯罪の少ない、社会保障の充実した心豊かな高齢者が安心できる明るい社会になるのではないでしょうか。

高千穂町の70代の男性は、今後も来年、再来年と合計で3,024万円を寄付される見込みらしい。素晴らしい方です。男性には、今後幸せな生活が出来る事を祈念したいと思います。私自身も大金を寄付できるような余裕はありませんが、人との関わりを大事にしながら、地域社会に貢献する活動、そして人材育成や地域に奉仕できる活きたお金の使い方が出来る人間になりたいなと感じました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿