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宮崎県延岡市限定販売:延岡産芋焼酎「祥雲 亮天」の企画・黄金千貫のイモ作り・地域活動のお知らせ等

日本人のための新幸福論

2012-06-13 10:34:10 | 
田原総一朗氏・佐藤優氏・宮崎学氏、3人の対談の本を読みました。



「3.11=第3の敗戦」をどう克服するかではじまる。
東日本大震災・原発事故以降、日本の社会と国家を覆っていた「かさぶた」のようなものがはがれ、悪臭のある膿が出てきています。
その膿を、どう処置していくかを議論していくのがテーマの本でした。

「がんばろう・日本」は、戦前の「一億火の玉」「贅沢は敵」と一緒、危険である。
日本は、「老人支配国家」であり、ホリエモンも潰された。
団塊の世代の責任が重大、「資本主義打倒」からの思想転向ができなかった。
東西冷戦崩壊後、アメリカ帝国主義の配下にある、新自由主義、グローバリズム社会、日本もその影響を受けている。

人間の欲が、原発を作りだした。ドイツの脱原発は、周辺国へ押しつけている。
東京圏と同じ、「カネを払う代わりに安全を手に入れている」構図
エリートが強い国は強く、弱い国は弱い、「魚は頭から腐る」の諺のようである。

日本人は、元々、カネ儲けよりもモノを作ることの喜びを感じていた。この20年で崩れた。
働く事によって得たカネとギャンブル、Fで得たカネは、本質的に違う
それを理解できる文化、思想が復興のカギ
カネ儲けでなく働くことの大切さ、「カネ=幸福」からの脱却が必要

危機の時代ですが、危機は、危ないと感じた時、機会があると言う事でもあります。チャンスの時代なのです。
最後に「NОと言える人」になってもらいたいと言っています。

読み終わり、歯に衣着せぬ話も多かったので、面白かったですが、
私からすると、やはりお三方にも人や地域を思う「地域愛」「郷土愛」が少し欠けているように感じましたね。
政治の事は、エリートに任せ、国民は働いていればよい、政治に関心を持たなくて良いという件もあり、
だからこそ国民には「教養」「郷土愛」を育む事が必要だと確信しました。


それから最近読んだ本です。



タイトルで、思わず手に取り読みました。宮崎学氏です。

最近のトレンドになっている「プラス思考」「ポジティブ・シンキング」の自己啓発ブーム、2000年ごろから日本に広まり
スキルアップ等で、自己啓発に励む人が多い
その現状を検証した本でした。

全体的には、理解できました。
それでも、「自助論」の話が多かった。

1. 「セルフヘルプ」という病(やまい)
2.  ゆがめられた「自助論」
3.  自助と互助と共助
4. 「勤勉」と「成功」の終わり

宮崎学さんは、「自分のため」=利己と「他人のため」=利他とが
対立しあわず両立する。その関係「相互主義」「お互い様」の社会が理想と言っています。
「自利利他」の考え方に近いと思いました。

私も共感できる事が、多くありましたよ。




45歳の私ですが、読んでみました。

リーマン・ショック、そして、大震災・原発事故後に、人々の価値観、ものの考え方が変わりはじめています。

「新しい働き方」「幸せな生き方」という観点から考える本でした。
物質主義・経済成長至上主義に代わる新しい価値観
「脱・成長時代の幸福論」
競争から共感時代へ
自分や自社の利益だけでなく、社会全体の利益も大事にする
これからは、そういう生き方、働き方が大切だという本でした。

読んでみて、共感する事が多くありました。

これに付け加えると、国民一人一人に人や地域を思う「郷土愛」がベースにあれば、最幸だと感じましたね。

本物の強さ

2012-04-20 09:43:58 | 
先日、購入した本です。

以前、「日本でいちばん大切にしたい会社」という本を読みましたが

その著者が書いた本です。

久しぶりに、7~8割共感できる本を読めました。

「強く生きたいと願う君へ」 坂本光司氏 著書





世のため人のために役に立ちたいという「利他の心」こそが、「本物の強さ」

本当に強い人が最終的に手にするのは「勝利」ではなく、「幸せ」だそうです。

私もそう思います。



そして、私の生き方は

自らも潤う事を付け加えさせて頂きます。

「自利」です。

世のため人のために頑張っている人が、質素でも暮らしていけなければ

社会貢献・奉仕等をやっていく余裕は無くなります。

地域のために頑張っている人を「物心両面」で応援する事が必要だと思います。

それが自らも潤う「自利」+「利他の心」です。

「自利利他の心」が地域を「幸せ」に出来ると確信しています。

その前提に家族を愛する、地域を愛する心

それは「郷土愛」だと思います。

その心が育まれて初めて「利他の心」が自然に生まれます。

そして、「自利利他の心」が理解できます。



私も次世代のため地域と共に「自利利他」の精神で頑張ります。