イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

薄い黄色の秋にメジャーな花 アキノノゲシ

2014-04-16 06:00:38 | 日記
キク科(Asteraceae)、タンポポ亜科(Cichorioideae)、タンポポ連(Cichorieae)、亜連(Lactucinae)、アキノノゲシ属(Lactuca)、アキノノゲシ(L. indica)
学名:Lactuca indica L.
和名: アキノノゲシ(秋の野芥子、秋の野罌粟)
英名: indian lettuce

 東南アジア原産で稲作と共に日本に渡ってきた自然帰化植物で、日本全土・朝鮮・中国・台湾・東南アジアに分布するという(ウィキペディア)。
 ハルノノゲシが花を咲き終えて綿毛になってしまう7月頃、アキノノゲシが成長を始める。花は8月に入ってから咲き始めるようだ。草の雰囲気はハルノノゲシに似ているが、葉にはハルノノゲシのようなギザギザの鋸歯が無く、逆向きの羽状に裂け、先が長く尖っている。花は薄い黄色で、花が終わると綿毛をつくる。ハルノノゲシの綿毛は白くてふんわりした感じだが、アキノノゲシは大分まばらで、黒い果実が透けて見える。すかすかした感じの綿毛だ。9月になると道路の脇や休耕地、アスパラガスの畑の中など至る所にアキノノゲシの群落を見つけることが出来た。その名のとおり、秋にはメジャーな植物のひとつだ。
 レタスの仲間だというが一般的には食用にはしないようだ。しかし、アク抜きをして食べられるという記事もネット上ではいくつか見られた。
 葉に切れ込みがない種類があり、それはホソバアキノノゲシ(学名: Lactuca indica f. indivisa)というらしい。朕もアキノノゲシの直ぐ近くで咲いているホソバアキノノゲシを見つけた。


7月、アキノノゲシが成長を始めた。(花巻市松どぜう庵、2013年7月16日)


8月、アキノノゲシの花が咲き始めた。(紫波町、2013年8月24日)


同上。直ぐ近くにホソバアキノノゲシも見つけた。葉に切れ込みがない他はアキノノゲシと全く同じだ。(同上)


同上。アキノノゲシの花をズームアップ。(同上)


9月になると、花が終わり、綿毛ができはじめた。至る所で群落を見つけることができた。(花巻市湯口、2013年9月11日)


同上。少しズームアップ。(同上)


同上。花をズームアップ。(同上)


同上。綿毛をズームアップ。綿毛はまばらで、黒い果実が透けて見える。(同上)


北上で見つけた大群落。よく見ると実はアスパラガスの畑の中だった。(北上市和賀川グリーンパーク近く、2031年9月12日)