イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

1月末なのにサケはまだ遡上し続けていた!

2014-01-31 07:56:21 | 日記
1月28日甲子川を訪れたとき、サケはまだ遡上し続けていた。一体いつまで遡上するのだろう。いくら何でもそろそろ終わりかと思うんだけど、まだかなりの数のサケがいた。今回は幸運にも浅瀬に乗り上げてもがくサケを写真に納める事が出来た。


浅瀬に乗り上げてもがくサケ。(釜石市甲子川五の橋下流、2014年1月28日)


浅瀬を泳ぐサケ。(同上)


同上


同上


同上


同上。鰭を動かしてしぶきを上げている。(同上)


甲子川にオオハクチョウがいた!

2014-01-30 07:20:30 | 日記
甲子川の大渡橋の上流側にオオハクチョウがいた。釜石で見たのは初めてだ。甲子川にも白鳥が来るなんて知らなかったな。つがいの親鳥と、からだがねずみ色の子供が4羽いたので家族なんだろう。いつも仲良く固まって水の上に浮かんでいる。家族内でのコミュニケーションはバッチリなようだ。しょっちゅう長い首を水の中に突っ込んで餌を食べている。はるばるシベリアからご苦労さん!しっかり食べてまたシベリアまで無事に帰るんだぞ!


大渡橋の少し上流でオオハクチョウの家族を見つけた。2羽の夫婦と4羽の子供。仲良く一緒に行動していた。(釜石市甲子川大渡橋上流、2014年1月28日)


カモメとも仲良くしていた。(同上)


これはお父さんだろうか?(同上)

花巻にはたくさん生えてる少し変わったタチアザミ

2014-01-29 07:58:06 | 日記
  アザミは種類が多いので同定するのが難しい場合が多いという。このアザミも手持ちの図鑑(注1)をひっくり返して検討したが、なかなかすっきりしない。候補としてはナンブアザミ、ノリクラアザミ、タチアザミが上がった。しかし、ナンブアザミとは葉の切れ込み方が違うし、蕾の感じも違う。ノリクラアザミは花の感じがすごくよく似ている。しかし、花が下向きに咲く、葉の裏が白いという点が見つけた花と異なる。最後にタチアザミだが、葉に鋸歯(きょし、葉の縁のギザギザのこと)があるが、深い切れ込みは無い、花が上向きに咲くこと、蕾の感じなどから全体的に1番近いと思われた。しかし、図鑑には総苞は反り返らず、上向きか直立と記載してある。見つけた花では総苞は反り返っていて、むしろノリクラアザミに似ているのだ。しかし、花が上向きに咲くことや葉の特徴などからタチアザミとして分類するのが適切と思われた。似たような事例が「みちのくの山野草」というブログにも報告されていた。こちらの方は同じ花巻の「胡四王山」で見つけた事例だ。朕が今回見つけた花は花巻では頻度は多く、森の中や土手にごく普通に生えている。つまり、この手のタチアザミは花巻界隈では一般的な形態だということになる。


近所の公園で見つけた。植物体全体の感じがよく分かる。花は上向きに咲く。(花巻市星が丘せせらぎ公園、2013年8月12日)


同上、別な株を少しアップして撮影。蕾の総苞がめくれ上がって立ち上がり、殆ど球形に近いイガイガになっているのが特徴的だ。(同上、2013年9月6日)


別な場所で見つけた株。前掲のものよりも総苞のめくれ上がりが強い感じがする。(花巻市笹間、2013年9月9日)


花を上から拡大。(花巻市星が丘せせらぎ公園、2013年8月12日)


花を横から拡大。総苞がめくれ上がっている。これはむしろノリクラアザミの特徴。(同上、2013年8月13日)



注1:山渓ハンディ図鑑2 増補改訂版「山に咲く花」

ちっちゃな青いミカン?がぶら下がるヒメミカンソウ

2014-01-27 08:11:10 | 日記

目立たない小さな植物だ。最初に近所で見つけたときは、何という植物かが分からず、写真を撮ってそのままにしてあったが、後で宮城県を訪れたとき、畑の脇でまた同じ植物を見つけた。最初はあらかじめ図鑑で見ていたコミカンソウだと思っていたが、よくよく見ると何だか雰囲気が違う。まず、葉っぱがコミカンソウよりも細長いのだ。また、ミカンの様な実が成るが色が赤褐色ではなく青く、実の表面に皺が無い。また、果実がぶら下がっている軸がやや長い。これらの点からヒメミカンソウという植物だと分かった。また、枝だけではなく主軸にも直接葉が付くのも特徴だ。10数cmの枝にそって小さなかわいらしいミカンのような実が成っているのは見ていて楽しい。どんな味がするんだろう?残念ながら食べられるという情報は見つけられなかった。

7月末初めてであったヒメミカンソウ。写真を撮ったときは全く気づかなかったが、良く見ると小さな実が成っているのが見える。(花巻市天下田、2013年7月31日)


宮城県で見つけたヒメミカンソウ。(宮城県岩沼市、2013年9月1日)


実をクローズアップ。(同上)


写真を撮った時は気づかなかったが、実が成っている更に先の方に花が咲いていた。(同上)


占い棒に用いられたメドハギ

2014-01-26 08:19:35 | 日記
    最初見かけたときは茎の回りに直接葉が付いている様子からヤエムグラの仲間だと思った。しかし、良く見ると茎にヤエムグラにあるトゲが無く、葉は3出複葉なのでメドハギだと分かった。比較的どこでも見かける草だ。名前の由来は茎を占いの筮(めどき)に用いたことに由来するという。漢字では蓍萩と表記する。この筮も蓍も見慣れない漢字だが、両方ともめど又はめどきと読み、大辞泉によれば「占筮(せんぜい)のために用いる50本の細い棒のことであり、もとは蓍萩の茎を使ったがのちに多く竹でつくったので筮竹(ぜいちく)という」と記載されていた。あの易者が当たるも八卦当たらぬも八卦といいながらガシャガシャとやるあの棒のことだろう。どうしてメドハギを占いに使用したのかについては不明だが、細い棒状であること以外に何か理由があるんだろう。あの易者の棒があちこちに生えてるというのも面白い。薬草としても用いられ、生薬名をヤカンモン(夜関門)といい、全草を咳止め、去痰などに用いるとの情報もあった(注1)。


6月下旬近所の土手で生えてきているのを見つけた。(花巻市桜台、2013年6月25日)


8月末花が咲き始めた。(花巻市星が丘、2013年8月30日)


花をクローズアップ。(同上)


花が満開。(花巻市日居城野、2013年9月5日)


9月末実が成った。(同上、2013年9月23日)


注1: くすりの博物館 http://www.eisai.co.jp/museum/index.html